『カーズ クロスロード』松岡茉優、「誰にも見られない努力が自信になる」【インタビュー】

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ディズニー/ピクサー映画、そして「カーズ」シリーズの最新作『カーズ クロスロード』が、7月15日(土)に日本公開になります。今作では天才レーサー“マックィーン”の前に新たな世代のマシンがことごとく現れ、勝つために無謀な走りを続けたマックィーンが、人生を揺るがす衝撃的な大クラッシュをしてしまうという、シリアスな展開も見ものです。

“人生の岐路”(=クロスロード)に立った彼の“人生の決断”に泣け、リアルなドラマ&レースシーンにも感動するアクションアドベンチャーとなっている『カーズ クロスロード』に、女優の松岡茉優がボイスキャストとして出演! マックィーンの相棒となるテクノロジーの知識豊富なトレーナー、クルーズ・ラミレス役で、マックィーンの大ファンであり、再びレースに戻ってもらいたいと思っている女の子だ。自身もマックィーンの大ファンという松岡に、『カーズ クロスロード』の魅力など、さまざまな話を語ってもらった。

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――ご家族みなさんディズニー映画の大ファンだそうですが、今回日本語吹替えキャストとして参加することが決まった時、反応はいかがでしたか?

両親はびっくりしていました。あのディズニー/ピクサー作品で、新しい相棒ということで、「ちょっとだけ出る感じじゃなくて?」と(笑)。「違います!」と説明しました。わたしにできるのかなって心配していたようですが、親孝行、親戚孝行にもなったなと思いました。親戚の子はまだ小さい子も多いので、観てもらうのが楽しみです。

――『カーズ クロスロード』の感想は、いかがでしたか?

本当に一分一秒、観ていて何か感じたものがあると思うし、すごく繊細な映画なので、二回目以降の鑑賞では、印象がまた全然変わって来ると思うんですよ。わたし自身も絶対違う感想を抱くと思うし、ちょっとでも自分の中に変化があると確実に受け止め方が変わってくると思う今日の自分がどう感じるのかを大事にして、一回目をご覧いただきたいと思います。

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――クルーズ・ラミレスは、マックィーンにあこがれてレーサーになる夢を抱いている女の子でしたね。

クルーズは周囲に元気を与えて前を向いている子ですが、実際は自分に自信がない子だと思うんですよね。彼女を観ていて「もっと自信を持てばいいのに!」と思う瞬間もありましたが、わたしも同じなのでブーメランで返ってきて(笑)。でも、なかなか自信は持てないと思いますが、日々のことを頑張っていればいいと思います。そして自信が持てるように、日々努力をしたいなとクルーズを演じて思いました。

――自信を得るためには、どうすればいいと思いますか?

どうすればいいのか、わたしにも全然わからないのですが、でも自分を認めてあげられるのって自分だけだったりするので、誰にも見られない努力もあるわけじゃないですか。そういうことを自分が、自分自身に認めてあげることが大事だと思います。周りがいくら言ってくれたところで、根本的なところはなかなか変わらない気がするんですよね。

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――邦題のクロスロードにあるように、人生の岐路が本作のテーマですが、その点について何か思うことはありますか?

一作目でとてもカッコいいマックィーンを観て、二作目で友情に泣いて、今回のクロスロード、まさかのクラッシュからのスタートなんですよね。「もうダメだ!」って、冒頭に思うっていう。でも、新しい相棒であるクルーズに出会ったり、最強の敵に出会ったり、一方でいつもの仲間たちは変わらずに温かい存在。いままでのカーズのファンの方々も、初めてカーズを知る方々も人生をもう一度考える作品になっていると思います。

――クルーズにとってマックィーンの存在は大きいわけですが、ご自身の人生で似たような関係の方はいましたか?

父との話ですが、高校を卒業する時までに、ほかの同世代の子たちと同じように、今の俳優の仕事で経済的に自立していなければ、そこから就職も視野に入れて大学に行くようにと言われたんですね。もちろん4年で上手くいく自信などなかったので不安になりましたが、母に相談したら「約束だけしちゃえばいい」と(笑)。もしもどうにもならなくても、今の仕事を続ければいいと。好きな仕事だから、何があっても続けなさいと。自由に育ててくれた母の言葉は、大きかったですね。

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――さて、予告編などではシリアスなイメージが強いですが、“この展開”は予想していましたか?

そこまでは(笑)。でも、もしもみなさんがシリアスなイメージを抱かれているのであれば、ポスターなどは衝撃的ですが、今までのカーズのテンポやいつもの仲間たちのおふざけ感などが健在で、まさに笑って泣けて、という言葉がすごく合っていると思うので、子どもたちも怖がらずに映画館へ行って、「人生とは何か?」ということを最初に考えるきっかけにしていただけたらと思います。(取材・文:鴇田崇)

カーズ クロスロード』は7月15日(土)全国ロードショー。

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  • Ren
    3.5
    『カーズ』とは表裏一体の作品なので、一作目を観た人は全員観るべき。『ベスト・キッド』風味を出しつつも『グラン・トリノ』であり『トップガン マーヴェリック』だ。ピクサーが3作以上作ったシリーズ『トイ・ストーリー』と『カーズ』がとても似た幕引きを迎えたのは偶然ではないように思える。 語り口は非常に渋い。シリーズどころか全ディズニー映画の中でも大人向けなほうだと思う。メーターとの友情の話は『カーズ2』で全部やりましたと言わんばかりに、今作ではマックウィーンの現役人生にフォーカスを絞った点が、大人のスポ根ムービー完結編として真っ当だと思う。 一本のエンタメとしてはそこまでスカッとできるものではない気はする。間延びしているシーンがとても多いし、終盤までは登場人物の行動原理がほぼ苦悩・葛藤に割かれているからだ。 その点00年代ピクサー作品とはまた毛色が違うけど、だからこその秀作とも言える。 世代の話として、詰まっている要素の数が凄い。①スモーキー②ドック③マックウィーン④クルーズの4名が、①→②、①→③、①→④、②→③、③→④、④→③などあらゆるレイヤーで作用し合う。 「引き際は若者が教えてくれる」。現役の自分が何を突き詰め何を残していくべきかを問うた青春セカンドライフ映画。 だからと言って、引退を控えたスポーツ選手しか共感できない映画ではない。職場、学校、部活、習い事などであらゆる引退や卒業を経験してきた全ての人が自分事として消化できる可能性を秘めている。 戦友が次々と引退し、時代の流れの中で取り残されていくかつてのスターが返り咲きたい一心で踠き続ける姿は誰の目にも悲痛に映る。冒頭の、新人レーサーの背中にどうしても追いつけない描写が陸上競技をやっていた身として辛かった。 最新トレーニングには馴染めない(馴染まない)、従来トレーニングでは追いつかない苦悩。引退のレースをかけた直前のマックウィーンの表情に全てが詰まっている。全てを受け入れた者の絶望半分決意半分の顔。 今作では、「育成」も去ることながら「未来のある者に席を明け渡す」点に重きが置かれている。その新しい才能がどのような結果を出すかは分からないが、まずは身を削ってでもチャンスを与える。プロフェッショナルの行き着く先は「新しい世代の味方をすること」なのかもしれない。 その他、 ○ 相変わらずレースシーンのカメラワークはかっこいい。水と泥の表現、ポスターにもなっているマックウィーンの大クラッシュシーンの火花や煙の表現が素晴らしい。 ○ 日本語版エンディング曲は奥田民生。人選が渋い。 ○ マックウィーンをピクサー創設者の一人であるジョン・ラセターに置き換えて見ても良いよね....? 《⚠️以下、ネタバレ有り⚠️》 だとしたら、ラストの展開への伏線は張っておくべきだったとは思う。自分はレースのルールをよく知らない人間だったので、初見時に選手交代ってアリなの?と困惑してしまった。例えばシリーズ一作目で、チックとかがあの方法を使ってチートしてたら良かったかも。 結末も気持ち良すぎ・上手くいきすぎで、この辺りにはラセターイズムが強めに出てしまっている。クルーズが1位になったことに「気持ちいい」以上の理由はさして無い。優勝しなくても、最後に抜かさなくても、ちゃんと脚光を浴びてこれからのキャリアへの足掛かりは掴んでいたと思うよ。 そもそも「ジャクソン・ストームが “最新式の” 実力者」で、それ故に自分の立場を思い知ったことがマックウィーンの行動原理としてあったはずだが、最後のレースでは「ジャクソンがイヤな奴」であることの比重のほうが高くなる。世代間の話が消え、新世代のイヤな奴に新世代のそこまでイヤじゃない奴が勝つレースの話に変貌する。 なので、ジャクソン優勝クルーズ準優勝でさらなる新世代への注目が高まる&旧世代の指導者へのリスペクトも高まる、という方向でも多分作れた。ジャクソンをイヤな奴にしたことが微妙に雑味になっていた気がするが、その辺りもラセター的勧善懲悪構造のエッセンスだろうか。
  • Katsuya
    -
    どの世界も世代交代がある
  • 山桃
    3.5
    意外な展開でした
  • マナヲ
    4
    2で何でドックについて全然触れないんだろうって思ったら、、、なるほどね 普通に感動した。誰にでも師匠はいるもんね 3作どれも面白かったし、ずっと音楽がよかった(調べたら大好きなランディニューマンだったからだ笑) スターリングの声絶対MUのジョニー
  • MarieKataoka
    4.2
    ライトニング大好きすぎるので切ない、、、
カーズ/クロスロード
のレビュー(20208件)