【ネタバレ】『劇場版 呪術廻戦 0』徹底解説!乙骨はどうなる?五条悟の最後の言葉は?知っておきたい10のこと

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ネジムラ89

映画『劇場版 呪術廻戦 0』をネタバレありで徹底解説!乙骨憂太は最後どうなる?五条悟と夏油の関係は?本作を楽しむポイントを10つまとめてご紹介。

2021年12月24日、作中の百鬼夜行が行われたのと同じクリスマスイブに劇場版 呪術廻戦 0が華々しいスタートを切って上映をスタートしました。記録的な集客を見せ、今この記事を読んでいる人の中にも、早々に劇場に足を運んだという人も多いのではないでしょうか。

ただ、実はこの劇場版 呪術廻戦 0は、原作やTVアニメシリーズ、制作の背景なども踏まえておくとより深みや理解が増す要素も多い映画となっています。そこで今回、知っているとより映画が楽しめるポイントを10ポイントにまとめて、振り返っていきます。映画をみて気になったことや、気にしていなかった意外な見どころに気づけるかもしれませんよ。

※以下、『劇場版 呪術廻戦 0』のネタバレを含みます。

 

1.『劇場版 呪術廻戦 0』はいつの物語なのか?

TVアニメシリーズを追っていた人は戸惑いを感じるかもしれませんが、本作ではこれまで主人公として活躍していた虎杖悠仁はもちろんのこと、伏黒恵や釘崎野薔薇といったレギュラーメンバーは登場しません。それもそのはず、この『劇場版 呪術廻戦 0』は、TVアニメシリーズで描かれる出来事の1年前が舞台。TVアニメでは2年生だった面々が1年生だった頃の出来事が描かれる、いわゆる前日譚となっています。

ただし主人公はTVアニメでは存在しか語られていなかった乙骨憂太となっており、TVアニメシリーズを観ていなかったという人も、今作を『呪術廻戦』の最初の体験としても観られる仕組みになっているのは嬉しいポイント。先にこの劇場版 呪術廻戦 0を観て、その後にTVアニメシリーズを追って時系列順に楽しむのも全然ありでしょう。

2.乙骨憂太役はいかにして緒方恵美に決まったのか?

乙骨憂太役を演じるのは声優の緒方恵美氏です。『幽☆遊☆白書』の蔵馬役や、『カードキャプターさくら』の月城雪兎役などで知られていますが、やはりなんといっても乙骨の冒頭での陰鬱な雰囲気や、そこから熱い戦士へと成長を遂げていく様は『新世紀エヴァンゲリオン』で演じた主人公の碇シンジ役を思い起こさせられます。

実はこのキャスティングについては、オーディションではなくオファーという形で、しかも原作者の芥見下々氏が乙骨のキャラクターの振れ幅を鑑みて、最初に名前を挙げたことで実現したことが、劇場版 呪術廻戦 0のパンフレット内でも明かされています。

もともと「呪術廻戦」は、原作漫画においても作中で既存の映画や漫画、アニメなど様々な創作物へのオマージュが隠されている作品なのですが、その中の一つに『新世紀エヴァンゲリオン』も引用されていたり、実際に「呪術廻戦公式ファンブック」(集英社)でも、原作者の芥見下々氏が『新世紀エヴァンゲリオン』の監督である庵野秀明氏のことを強く尊敬している旨が語られています。どこか乙骨がシンジと重なるのは、偶然ではなく、なんらかの狙いがあったと見ても良いのかもしれません。

3.五条と夏油にはどんな因縁があるのか?

劇場版 呪術廻戦 0は、乙骨の物語でもありながら、その裏側で五条と夏油という親友の因縁が描かれる作品でもありました。かつては親友であった五条と夏油がなんらかの理由で過去に決裂し、敵同士になってしまった。その片鱗が、今回の映画の中でも随所の描写で、描かれていました。ただし、具体的に何があったのかは映画の中でははっきりとは描かれません。

実は、そのディテールについては、原作でより丁寧に描かれるシリーズが存在しており、もしかすると、今後アニメシリーズの続編などが展開されるとしたら、その内容も描かれるかもしれません。後述のポストクレジットシーンに関する予想も含めて、今回僅かながらに描かれた二人の過去の描写は、今後披露されるかもしれないアニメシリーズの今後を予期させるサービスカットとして受け取っても良いかもしれませんね。

4.五条を食い止める役目を担ったミゲルとは何者か?

百鬼夜行シーンの目玉の一つが、夏油の仲間である謎の外国人ミゲルです。圧倒的な力を持っているはずの五条をしても、警戒せざるを得ない素ぶりを見せたミゲルの実力は、実は原作でもその具体的な強さは僅かしか描かれておらず、謎に包まれたキャラクターの一人でした。

劇場版 呪術廻戦 0では、そんな謎となっていた五条とミゲルの戦いがどういった展開を見せていたのかがより詳しく描かれていました。果たして、どうやってミゲルは五条と戦ったのか。決して、互角とは言えないほどミゲルは劣勢に持ち込まれていたのですが、大型の呪霊を盾にするなど、ヒットアンドアウェイに徹する作戦に持ち込み、時間稼ぎ役を全うしていたことが判明しました。

とはいえ、あの最強といっても過言ではない五条に対して時間稼ぎができるだけでも大したもの。その実力を買われてか、ポストクレジットシーンでも明らかになりますが、夏油の一派であったミゲルは、物語の最後には乙骨と行動を共にしていました。どうやら、五条によって乙骨を“押し付けられる”ことになったことが「呪術廻戦公式ファンブック」(集英社)で明らかになっています。

5.実は原作では存在しなかったシーンたち

かなり原作に忠実なシーンが多い劇場版 呪術廻戦 0ですが、ミゲルの戦闘シーンだけでなく、クライマックスにかけては実は今回の映画化に伴うオリジナルのシーンも多数盛り込まれています。

中でも、百鬼夜行で呪術高専の関係者の活躍は、この映画がTVアニメの放送以降に作られたからこそ、原作ではまだ未登場だったキャラクターたちが多数参戦している姿が描かれます。京都校の面々や、冥冥や七海、さらにはTVアニメシリーズではまだ未登場だった日下部といったキャラクターが登場したのは、原作を読んでいた人にはサプライズとなりました。

また、夏油vsパンダの戦いも、原作ではまだ未登場だったゴリラモードの描写が追加。夏油との激しい肉弾戦を披露してくれました。

6.七海健人の登場シーンは“あの”シーンだった

そんな劇場版 呪術廻戦 0の原作にないオリジナルのシーンで特に注目して欲しいのが、やはり七海建人の戦闘シーンです。人気キャラクターの活躍シーンであることはもちろんのこと、実はTVアニメシリーズでも言及されていたあるシーンが描かれています。

TVアニメシリーズ20話「規格外」の虎杖が花御に黒閃を5回連続で叩き込むシーンで、それまでの黒閃連続記録回数のトップが七海の4回であることが語られるシーンがありました。この4回連続で黒閃を決めたのは、「呪術廻戦公式ファンブック」(集英社)にて京都での百鬼夜行で1級呪霊数体相手に放ったことのみが語られているのみで、具体的な描写は原作にもありませんでした。そんな七海による黒閃4連発がついにこの『劇場版 呪術廻戦 0』でお披露目となったわけです。一見軽々と呪霊を倒しているように見えましたが、実は記録的なアクションシーンだったわけですね。

7.4人の特級術師とは誰なのか?

クライマックスとなる乙骨と夏油の戦いの中で、特級術師は四人居ることが語られています。その四人とは誰なのでしょうか。一人はもちろん、作中でも言及されている通り、乙骨憂太です。そして、同じ特級同士と作中で語られている通り、夏油傑もまた特級の一人です。そして、もう一人忘れてはいけないのが、五条悟。もちろん彼も特級に分類される呪術師です。

では残り一人は誰なのか。残念ながら劇場版 呪術廻戦 0』では、活躍していない九十九由基という女性の呪術師が残りの一人にあたります。TVアニメ20話「規格外」にて登場しているので、その正体が気になる人はぜひTVアニメシリーズも追ってみてください。

8.里香が居なくなって乙骨の呪力はどうなってしまったのか?

劇場版 呪術廻戦 0では、最後に里香の呪いが解けるという結末を迎えました。めでたし、めでたしと言いたいところですが、一点気になるのが、里香が居なくなって乙骨の呪力はどうなってしまったのかという点です。一見里香が居なくなったので、力を失ったように思えますが、実は呪いをかけたのが乙骨側ということで元々、乙骨の呪術師としてのポテンシャルは高かったようで、引き続き呪術高専の生徒として同級生の面々に迎え入れられている姿が描かれていました。

実は「呪術廻戦公式ファンブック」(集英社)にて、映画の出来事の後に、一度特級術師から4級に降格していたことが原作者の芥見下々氏より語られています。そして、なんらかの理由で再び特級へと返り咲いているそうで、その証拠なのか、呪いが解けたはずの里香は、実は原作でも再登場済みであり、TVアニメシリーズでも語られている京都校との以前の交流戦で参戦した乙骨は、すでに里香を出していたということも明らかになっています。詳しい真相こそ明らかになっていませんが、乙骨と里香のタッグはまだまだ今後も観ることができそうです。

9.夏油は死んでしまったはずではないのか?

TVアニメシリーズを追っていた人にとって、疑問となる結末の一つに夏油は死んでしまったかのように描かれていたはずが、時系列的にはその後の話であるTVアニメシリーズで、夏油が再登場している点です。夏油は死んだのではないでしょうか。

実は乙骨との戦いの後に五条と対面した夏油は、そこで確かに五条によってトドメを刺されています。しかし、なんらかの理由で復活し、暗躍する様子がTVアニメシリーズで描かれています。よく見ると、TVアニメシリーズの夏油は額に縫い傷のようなものがあるのですが、復活の真相はまだTVアニメシリーズでは描かれていない後のエピソードで明らかになっていきます。

ちなみに、夏油にトドメを刺す前に五条が語った一言はなんだったのでしょうか。

「最期くらい呪いの言葉を吐けよ」と夏油が切なげに語るその一言は、実は原作でも隠されており、想像するしかありません。ただ、劇場版 呪術廻戦 0で序盤に、五条が乙骨に持論として「愛ほど歪んだの呪いはないよ」と語っています。劇場版 呪術廻戦 0は愛の物語。実はここで五条なりの呪いの言葉として、愛ある言葉を告げていたのでは、と想像させられてしまいます。

10.ポストクレジットシーンの意味は?

そして最後に、どうしても気になるのがポストクレジットシーンです。エンドロールが終わった後には、明らかに日本ではないであろう地で乙骨が、敵として登場したはずのミゲルと食事をしているシーンが登場しました。

TVアニメシリーズでも乙骨は海外出張中であることが語られていることからも、実はあの最後のシーンだけが、TVアニメシリーズで描かれていた時期の物語であることが予想されます。原作にもない五条と乙骨の再会のシーンを意味もなく描写することはないと考えると、実は今後もアニメシリーズが続くことを暗に伝えているように想像せざるを得ないのが、ファンとしての思いです。

ましてや、実は五条と乙骨がここで再会していること自体が、実はまだTVアニメシリーズで描かれていない原作の後のエピソードで活きてくるので、かなり先の展開に至るまでアニメーションで描いてくれることを期待したくなります。なんてことのない会話しかなかったあのポストクレジットシーンですが、あれこそ今後の展開にも期待して欲しいというメッセージであったと思いながら、以降の「呪術廻戦」の世界がどう広がっていくのかを期待していきましょう。

(C)2021「劇場版 呪術廻戦0」製作委員会 (C)芥見下々/集英社

※2021年12月27日時点の情報です。

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