【9月開催】秋風と楽しむ、新たな才能の発掘、全国で盛り上がる注目の映画祭

人との出会いに日々感謝(ライター・編集)

大久保渉

三浦半島最南端・城ヶ島が2夜限りの野外映画館に

星降るメイン

神奈川県三浦半島の最南端・城ヶ島にあるのどなか公園を会場に、2日に渡って野外フェスを開催する星降る町の映画祭 with CINEMA CARAVAN

昨年は1日限定で来場者数が2,000人以上にのぼり、今年も映画の野外上映、各種企画・飲食ブースが会場を盛り上げます。目の前に広がる大海原と、夜空の星々に囲まれた映画体験をぜひ堪能ください。

星降る会場2

星降る会場3

星降る会場4

本映画祭のためにつくられたオリジナル作品3本

『青い、森』

圧倒的な映像美と心理描写が胸に迫る、『青い、森』。新人監督の登竜門、第2回「未完成映画予告編大賞」平川雄一朗賞受賞作の映画化。『渇き。』、「ちはやふる」シリーズの清水尋也ほか、注目の若手俳優が出演。

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『さかな』

この夏、“熱く”作り上げた、全編三浦市ロケ作品『さかな』。監督は『ピーチガール』、『honey』を手がける神徳幸治。キャストは、ドラマや映画で幅広く活躍する若手俳優の笠松将、羽瀬川なぎ、小川紗良ほか。

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『Play with the Earth』

旅を重ねて成⻑していくフィルムとライブ演奏の作品『Play with the Earth。今回は、城ヶ島の非日常と日常の両面を切り取り、あるがままの自然と寄り添い生きる人たちの様子を描く。

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星降る町の映画祭 with CINEMA CARAVAN
■日程:2018年9月29日(土)、30日(日)11:00〜22:00(予定)
※荒天時はプログラムが変更となる場合があります。
■入場料:無料
■会場:神奈川県三浦市三崎町城ケ島 神奈川県立城ヶ島公園
■詳細は(公式HP)より

星空、波音、潮風に誘われる漁師町の映画祭

キシュー

今年で第6回を迎えるKisssh-Kisssssh映画祭は、和歌山県和歌山市、南海電気鉄道加太線の終着駅「加太」にある漁師町を舞台に、海辺・街中の5つの特設会場で映画を上映する映画祭です。

開催期間は3日間。ノスタルジックな街並みと美しい加太の海を眺め歩きながら、星空や波音、潮風の安らぎに癒される映画体験を満喫できます。遅い夏休みの小旅行に、ぜひ加太へ足をお運びください。

屋が

屋内

くじら

注目の上映作品

9月22日(土)『カメラを止めるな!』<野外上映>

カメ止め(C)ENBUゼミナール

9月23日(日)『勝手にふるえてろ』<野外上映>

震えてろ(C)2017映画「勝手にふるえてろ」製作委員会

そのほか、インディペンデントコンペティション(『あの群青の向こうへ』ほか10作品)、特別招待作品(『赤色彗星倶楽部』ほか4作品)や、特別展示、ライブなど町ぐるみで盛り上がるイベントも開催されます。

■ Kisssh-Kissssssh映画祭2018​
■日程:2018年9月21日(金)~23日(日)
■会場: 
和歌山県和歌山市 南海電気鉄道加太線終着駅「加太(かだ)」周辺
■詳細情報は(公式HP)より

“映画の新しい才能の発見と育成”をテーマに40周年

バナー

プロとして活躍する映画監督たちが120人を越え、若く新しい才能が集う場所として広く認知されている第40回ぴあフィルムフェスティバル

今年も新時代の才能が集うコンペティション部門が上映されるほか、招待作品部門では「女も男もカッコいい!今こそアルドリッチ」「追悼たむらまさきを語り尽くす」など、選りすぐりのプログラムが来場者の映画熱に火をつけます。

注目の上映作品

コンペティション部門PFFアワード2018

529本の応募のうち18本の入選作品を上映。『山河の子』(胡旭彤監督)、『最期の星』(小川紗良監督)ほか。観客賞の投票あり。

アワード

生誕100年のロバート・アルドリッチ特集「女も男もカッコいい!今こそアルドリッチ」

キッスで殺せ!』、『枯葉』、『クワイヤボーイズ』、『悪徳』ほか10作品を上映。

キッスで『キッスで殺せ』(C)Images courtesy of Park Circus/MGM Studios

枯葉『枯葉』(C)1956 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

クワイヤ『クワイヤボーイズ』

悪徳『悪徳』(C)Images courtesy of Park Circus/MGM Studios

第40回ぴあフィルムフェスティバル
■日程:2018年9月8日(土)~22日(土) 月曜休館・13日間
■会場:東京都中央区京橋 3−7−6  国立映画アーカイブ
■詳細情報は(公式HP)より

日本初上映、貴重な再演、ベトナム映画を一挙上映

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日越外交関係樹立45 周年記念事業として開催されるベトナム映画祭2018が、9月1日(土)より横浜シネマ・ジャック&ベティでの公開を皮切りに、全国の劇場で上映されます。

ベトナム国内で記録的な興行成績を樹立した超大作、国際映画祭で賞を授与した秀作など、日本初上映、貴重な再演、今見るべき注目のベトナム映画12作品がプログラムされています。

注目の上映作品

フェアリー・オブ・キングダム

大ヒットロングランで国内興行収入過去最高記録を樹立! 総出演者数8,000人、ハリウッド並のVFX技術を駆使した超スペクタクル巨編。ファンタジーあり、アクションあり、SFありのジャンルを股にかけた超豪華詰め合わせ。

フェアリー(C)2016 VAA PRODUCTIONS AND BHD Co Ltd,. , LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

『漂うがごとく』

第66回ヴェネツィア国際映画祭国際批評家連盟賞受賞。湿度の高い艶やかな映像と、女性のたゆたう心情の美しさがトラン・アン・ユン監督の世界を思わせる一作。知り合って3カ月で結婚。式で酔いつぶれる男の姿に未来への暗雲が立ち込める。

只今

The Rebel 反逆者

ベトナムのアクション映画の歴史を変えたと言われる、ベトナム初の本格的なカンフー映画。1922年の仏領インドシナを舞台に、フランス側の手先として働く男とレジスタンスの女が出会い、執拗な追跡者に追われる逃避行が始まる。

れ(C)Chanh Phuong Films

サイゴン・ボディガード

日本人監督落合賢がベトナム国内で歴史的大ヒットを記録。生真面目でプロフェッショナルに任務をこなすイケメンと、どこか抜けている冴えない男の凸凹コンビが、誘拐されたある御曹司の救出に挑む超級エンターテインメント。

サイゴン(C)2016 CJ E&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED

ベトナム映画祭2018
■<神奈川>横浜シネマ・ジャック&ベティ/9月1日(土)~9日(日)
■<大阪>大阪シネ・ヌーヴォ/10月6日(土)~19日(金)
■<東京>新宿ケイズシネマ/11月10日(土)~23日(金)
■<愛知>名古屋シネマスコーレ/11月24日(土)~12月7日(金)
■詳細は(公式ページ)より

まだまだあります!おすすめの映画イベント

博物館で野外シネマ2018

博物館でシネマチラシ

毎年大好評を博している東京国立博物館と移動映画館キノ・イグルーの共催イベント博物館で野外シネマ。上映作『サマーウォーズ』が本館前に設置されたスクリーンに投影されます。

芝生にレジャーシートを敷いて鑑賞するもよし。1,000席ほど用意された椅子に座るもよし。フードやドリンクの各種屋台も立ち並びますので、映画と一緒にお楽しみいただけます。

博物館でシネマ会場「博物館で野外シネマ」風景

博物館で野外シネマ​
■日程:2018年9月21日(金)~22日(土)19:00~上映(約120分)
■会場:東京都台東区上野公園13−9 東京国立博物館
※雨天中止
■料金:無料(ただし、当日の入館料が必要です)
■注意事項、詳細情報は(
公式HP)より

あいち国際女性映画祭2018

あいちメイン

あいち国際女性映画祭2018は、世界各国・地域の女性監督による作品、女性に注目した作品を集めた、国内唯一の国際女性映画祭です。「海外招待作品」「国内招待作品」「コンペティション作品」「名古屋難民支援室&AIWFF共同企画」など、5日間で全32作品が上映されます。

妻の愛、娘の時

妻の愛(C)2017 Beijing Hairun Pictures Co.,Ltd.

毎日がアルツハイマー ザ・ファイナル 〜最期に死ぬ時。

舞ある(C)2018 NY GALS FILMS

名古屋難民支援室&AIWFF共同企画『マイ・カントリー マイ・ホーム

マイカン(C)2018 Myanmar National Television,Japan International Broadcasting Inc.

そのほか、「特別企画」の『妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII』では、出演の橋爪功さんが上映後に登壇予定。『天国と地獄』には仲代達矢さん、『ポッピー ハリウッドに行く Redux』にははるな愛さんが登壇するなど、必見のトークイベントも開催されます。

あいち国際女性映画祭2018
■日程:2018年9月5日(水)~10日(日)
■会場:名古屋市東区上竪杉町1番地 愛知県女性総合センター ウィルあいち
詳細情報は(公式HP)より

なら国際映画祭2018

ない

2年に1回開催し、世界各国から集まった日本未公開映画を上映するインターナショナルコンペティションや、学生映画のコンペティションを実施するNARA-wave(ナラウェイブ)など、次世代を彩る映画・映像作家とその作品たちとの出会いの場を生み出すなら国際映画祭2018

ならなら

初日のオープニングセレモニーはレッドカーペットに彩られ華やかに開幕。映画制作プロジェクトNARAtive(ナラティブ)第5弾として、奈良県天理市を舞台にイラン人のアイダ・パナハンデ監督が創り上げた『二階堂家物語』がプレミア上映されます。

そのほか、今は無き名画座『尾花座』の復活上映会や、縁日・食のブース出展など、盛りだくさんの企画が行われます。詳細は公式HP にて順次アップ予定です。

なら国際映画祭​2018
■日程:2018年9月20日(木)~9月24日(月)
■会場:奈良県奈良市登大路町6−2 奈良県文化会館
詳細情報は(公式HP)より

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