おい、お前ら「クリスマスは女の子とデートする日」じゃないんだぞ!イエス・キリストをテーマにした映画8本

映画狂の唄を大いに謳おう

ロックス

クリスマスって本来は何する日か知っている?クリスマスを本格的に祝うなら観たいイエス・キリストをテーマにした映画8本。

「いつくしみふかき、友なるイエスは 罪とが憂いを取り去りたもう~♪」

皆さん! メリー・クリスマス♪クリスマスって楽しくていいですよね。ケーキやチキンを食べてクリスマスツリーを飾って三角帽子被って、プレゼントを交換して。クリスマスって「やることが統一されている」という多様性のなさこそクリスマスの魅力だと思うんですよね俺。

え? なに? 恋人がいねえからボッチだって? まあまあいいじゃないですか。クリスマスは街も賑やかで、三角帽子でも被ってうかれ野郎になりましょうよ、はっはっは。

とはいいつつも、クリスマスというのは当たり前ですけれど、イエス・キリストの生誕を祝う日。それならば、うかれるのもいいですけれどたまには「キリスト教/イエス・キリストの映画でも観る」そんなクリスマスもなかなか乙なものでもございましょう。(ちなみに昨年は『メリー・デスリマス!』というとんでも記事を執筆しました)

というわけで、本日はキリスト教/イエス・キリストをテーマとした映画作品をご紹介します。

パッション』(2004)

だ

かのイエス・キリストが処刑されるまでの12時間を描いたこちらの作品、監督はあのメル・ギブソンである。とにかくこちらの作品は、容赦のない「いたたたたたた!!!」の連続。イエスへの拷問場面はあまりにも凄惨、米国内ではこの映画を鑑賞していた女性が心臓発作を発症し死亡してしまう事故も起きるなど、大きな物議を巻き起こしました。

最後の誘惑

10人

マーティン・スコセッシ監督作品。イエス・キリストを神の子や神の預言者としてではなく、悩める一人の人間として表現し、ユダの裏切りを神の使命として描いたこちらの作品は、やはり大きな物議を呼んだ。公開当時は、上映中止になった劇場も続出したよう。本作は、のちに制作される『沈黙-サイレンス-』への布石となります。

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沈黙-サイレンス-』(2015)

だだ

マーティン・スコセッシ監督が『最後の誘惑』を発表し、大きなバッシングを浴びたことにより、数十年の歳月をかけて制作されたこちらの作品。「神は弱き我々をなぜ救ってくれないのか」、江戸時代の日本を舞台に隠れキリシタンをめぐる「神の沈黙」がテーマとなった作品となっております。神に救いを求める信奉者たちが次々に処刑される現状を目の当たりにした若きイエズス会の宣教師たちの絶対に動かないと思われていた信仰心に究極の選択が迫られます。

いきなり余談ですけど、スパイダー・マン(アンドリュー・ガーフィールド)、カイロ・レン(アダム・ドライバー)、クワイ・ガンジン(リーアム・ニーソン)が共演していたのは個人的にグッときました。

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ジーザス・クライスト=スーパースター』(2000)

43番地

ブロードウェイミュージカルから制作された大ヒット作品となります。聖書を基にイエス・キリストが十字架にかけられるまでの最後の7日間を題材とし、新たな解釈で作られたこちらの作品は、敬虔なクリスチャン、キリスト教原理主義者から大きなバッシングを受けたそう。やはり信仰を芸術作品で表現をするとどうしてもこういった軋轢がでてくるというのは当然の話。それを承知の上で制作をする、制作側の強い想いを感じる一作となっています。

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ダ・ヴィンチ・コード』(2006)

②

日本でも大きなムーブメントを起こしたダン・ブラウン原作の同名小説の映画版となります。監督はロン・ハワード、主演はトム・ハンクス。レオナルド・ダ・ヴィンチの「ウィトルウィウス的人体図」「モナ・リザ」「最後の晩餐」の謎に迫り、キリスト教へのつながりを表現されています。やはりこちらの作品も「イエス・キリストへの冒涜」としローマ教会はボイコットを呼びかける事態に発生しています。やはり物議を醸しますな〜。

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サン・オブ・ゴッド』(2014)

30分

サン・オブ・ゴッド』というだけあり、そうです。「神の子」こちらもイエス・キリストのストーリーとなります。イエス・キリストの誕生、そして復活までを描いた作品となります。イエス・キリストを演じたのはモデル出身の俳優ディオゴ・モルガド。ご覧ください、このイケメンっぷり。イケメンなだけあり大きな物議を醸した、という情報が見受けられません。やはり世の中はイケメンなのか。そうなのか。

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モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン』(1979)

1

さて、こちらはかのイギリスのコメディグループ、モンティ・パイソンが制作した作品となります。世の中を風刺し笑いに変える作品を多く発表しているモンティ・パイソンが注目したのは「聖書」、これだけ聞いただけでもやばそうな感じがします。グレアム・チャップマンが演じるブライアンが偶然イエス・キリストと同じ時代を生きたという設定は、当然のごとくその内容から多くの団体から批判を受け、上映禁止の事態にまで陥ります。やはりこれもか。

聖☆おにいさん』(2013)

だ

さて、やはり信仰がテーマとなる作品は、少し重めとなりますが、こちらはキリスト教映画、仏教映画……ですよね。ご存知、人気漫画『聖☆おにいさん』の劇場版となります。バカンスとしてイエスとブッダが下界で共同生活をしているとう斬新な設定は大きな話題を呼びました。イエスとブッダの共同生活、各業界からいろいろ大丈夫だったのかしら、なんて勝手な心配をしてしまいましたが、特にそのようなことはなかった模様です。

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キリスト教映画、めっちゃ批判される

そうなんです。どの作品もやはり信仰をテーマとすると物議を呼んでしまうというもの。こうして私が今、書いているこの記事ももしかしたらキリスト教原理主義の団体さんから大きなバッシングを受け、映画ライター業界から私が干されてしまうのではないか、と身の危険を感じながらこの記事を書きました。もしかしたらロックス最後の記事になるかもしれません。「汝、隣人を愛せよ」アーメン。そしてメリークリスマス。

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