“早起きは三文の徳”という言葉があるように、朝早くに起きて活動を始めると心に余裕が持てるような気がしますよね。仕事の日もオフの日も、早起きを心掛けてみることで気分良く1日の始まりを迎えることができるかもしれません。
本記事では、最高のスタートが切れる「朝活映画」を8本ピックアップ。眠気覚ましのコーヒーを淹れて、好みの映画を鑑賞しながら優雅な1日の始まりを過ごしてみては?
映画セレクト基準は?
本記事で紹介する映画は、国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のデータに基づきセレクトされています。
まったりしたい朝に
日々の丁寧な暮らしを切り取った日常ものや、ハートフルなヒューマンドラマなど。「まったりしたい朝」にオススメの作品を、4本厳選。
『パターソン』(2016)
『ナイト・オン・ザ・プラネット』(91)『ミステリー・トレイン』(89)などの、ジム・ジャームッシュが監督と脚本を務める。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15)の、アダム・ドライバーが主演を務める。
あらすじ:ニュージャージー州パターソンに住むバス運転手のパターソン。彼の1日は朝、隣に眠る妻ローラにキスをして始まる。いつものように仕事に向かい、乗務をこなす中で、心に浮かぶ詩を秘密のノートに書きとめていく。帰宅して妻と夕食を取り、愛犬マーヴィンと夜の散歩。バーへ立ち寄り、1杯だけ飲んで帰宅しローラの隣で眠りにつく。そんな一見代わり映えのしない毎日。パターソンの日々を、ユニークな人々との交流と、思いがけない出会いと共に描く、ユーモアと優しさに溢れた7日間の物語。
『ホノカアボーイ』(2008)
ポータークラシックのチーフディレクターである吉田玲雄が、ハワイ島ホノカア村で過ごした自身の体験を綴った同名タイトルのエッセイを原作に、『いぬのえいが』(04)の、真田敦監督が映画化。『重力ピエロ』(09)の、岡田将生が主演を務める。
あらすじ:他人との距離がうまくとれないレオは、彼女に言われるままにハワイ島に旅行にくる。夜かかる月の虹がみたい。そう言ったのは彼女のほうだった。「ハワイ島とハワイってちがうんですけど。」不機嫌な彼女と無口なレオ。ギクシャクした旅。都合悪くなるとすぐ黙る。レオの悪いところ。半年後、レオはその旅の途中でであったホノカアで暮らしていた。人生なにがどうなるかわからない。ホノカアの映画館で映写技師の助手をしながら。そんなある日、レオは町で一番有名ないたずらヘンクツばあさんに出会う。ビーとの出会いはちょっとした事件だった。「明日から毎日ここで晩御飯たべていきなさい」。そのひとことがすべての始まりだった。
『かもめ食堂』(2005)
人気作家・群ようこによる同名タイトルの小説を原作に、『彼らが本気で編むときは、』(17)の、萩上直子が監督と脚本を務める。小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ主演。
あらすじ:フィンランドの首都・ヘルシンキにオープンした小さな食堂を舞台に、3人の日本人女性とフィンランドの人々の穏やかで温かい日常を描くヒューマンドラマ。フィンランドのヘルシンキに小さな食堂をオープンしたサチエ。しかし、なかなかお客さんがこない日々を送っており、日本好きの少し変わった青年・トンミが話ついでにコーヒーを飲みに来るばかり。やがて、偶然出会ったミドリとマサコがサチエの店を手伝うようになり、店には徐々に人が集まりはじめる。
『サバカン SABAKAN』(2022)
ドラマ『半沢直樹』(20)Netflixドラマ『サンクチュアリ -聖域-』(23)などの話題作のほか、舞台脚本や演出も手掛ける新鋭・金沢知樹の監督デビュー作。主演を務めた子役・番家一路は、演技初挑戦でありながらもその自然体な姿が高く評価され、第46回日本アカデミー賞にて新人俳優賞を受賞した。
あらすじ:1986年の長崎。夫婦喧嘩は多いが愛情深い両親と弟と暮らす久田は、斉藤由貴とキン消しが大好きな小学5年生。そんな久田は、家が貧しくクラスメートから避けられている竹本と、ひょんなことから“イルカを見るため”にブーメラン島を目指すことに。海で溺れかけ、ヤンキーに絡まれ、散々な目に合うが、この冒険をきっかけに二人の友情が深まる中、別れを予感させる悲しい事件が起こってしまう……。
元気がほしい朝に
問題だらけの家族と旅をする姿を描いたロードムービーや、ポジティブな主人公を描いたロマンティックコメディなど。「元気がほしい朝」に観たい作品を、4本厳選。
『魔女の宅急便』(1989)
角野栄子による同名タイトルの児童文学シリーズを、巨匠・宮崎駿監督が映画化したスタジオジブリの長編アニメーション。
あらすじ:魔女の一族に生まれた13歳の少女・キキは、「魔女のいない街に住み修行を積まなければいけない」という古いしきたりに従い、黒猫・ジジと共に家族のもとを離れる。嵐に見舞われ列車に乗り込んだキキがたどり着いたのは、海の見える港街・コリコだった。海の景色を見て喜ぶのも束の間、キキたちは街に来て早々警察に身元を確認されてしまい、行くあてもなく途方に暮れていた。そんな時、忘れ物を届けたことをきっかけで、パン屋のおソノさんに遭遇する。おソノさんに気に入られたキキは、彼女の家の2階の部屋を貸してもらうことに。無事に住む場所を見つけたキキは、パン屋の手伝いをしながら得意の飛行能力で宅急便を始めることになるのだが……。
『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』(2018)
『ワタシが私を見つけるまで』(16)『そんな彼なら捨てちゃえば?』(09)などを手掛けた脚本家コンビ、マーク・シルヴァースタインと、アビー・コーンによる長編監督デビュー作。ハリウッドで最もホットなコメディエンヌ、エイミー・シューマーが主演を務める。
あらすじ:自分の容姿にコンプレックスがあり、仕事も恋も積極的になれないレネー(エイミー・シューマー)。ある日、自分を変えようと通いはじめたジムでハプニングに見舞われ、頭を打って気を失ってしまう。そして目覚めると、絶世の美女に変身していたのだ(と思いこんでしまう)! 見た目はそのまま、超絶ポジティブな性格に生まれ変わったことでレネーは自信に満ち溢れ、仕事も恋愛もすべてが絶好調になるが……!?
『食べて、祈って、恋をして』(2010)
米作家・エリザベス・ギルバートが自身の体験を綴った回顧録「食べて、祈って、恋をして 女が直面するありとあらゆること探求の書」を原作に、人気ミュージカルドラマ「Glee」シリーズの、ライアン・マーフィー監督が映画化。『ノッティングヒルの恋人』(99)の、ジュリア・ロバーツが主演を務める。
あらすじ:ニューヨークで活躍する女性ジャーナリストが、仕事にプライベートに忙しい日々を送っていたが、心のうちにどこか満足しきれない思いを抱いていた。「昔はもっと毎日が輝いていたのに……」と。ある日、彼女はすべてを捨てて、ニューヨークからイタリア、インド、そしてバリ島へ“本当の自分”を探しへと1年間の旅に出ることを決意する。イタリアでは、体型を気にせずグルメ三昧、インドでは瞑想に耽り、最後に訪れたバリ島では、思いがけない出逢いが待っていたのだが……。
『リトル・ミス・サンシャイン』(2006)
『ルビー・スパークス』(12)の、ジョナサン・デイトンとヴァレリー・ファリス夫妻による、監督デビュー作。第79回アカデミー賞にて、作品賞を含む4部門にノミネートされるほか、助演男優賞と脚本賞の2部門を受賞。
あらすじ:全米美少女コンテストで地区代表に選ばれた9歳のオリーブは家族のミニバスで会場を目指すが、同行するのは問題だらけの家族たち。道中で起こるいざこざを描いていく。
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※2023年5月18日時点の情報です。