芥川賞作家・川上未映子の短編集「愛の夢とか」（講談社刊）に収録された短編小説「アイスクリーム熱」を原案に、世代の異なる4人の女性の想いが交錯する様子を爽やかに綴った新感覚のラブストーリー『アイスクリームフィーバー』。
本記事では、映画『アイスクリームフィーバー』の、あらすじ&キャスト情報・見どころをまとめてご紹介します。
『アイスクリームフィーバー』（2023）あらすじ
美大を卒業してデザイン会社に就職するもうまくいかず、いまはアイスクリーム店「SHIBUYA MILLION ICE CREAM」のバイト長として日々を送る常田菜摘（吉岡里帆）。ある日、店にやってきた作家・橋本佐保（モトーラ世理奈）に運命的なものを感じ、佐保の存在が頭から離れなくなっていく。一方、バイト仲間で後輩の桑島貴子（詩羽）は、変わりゆく菜摘をどこか複雑な想いで見つめていて……。アイスクリーム店のご近所さんの高嶋優（松本まりか）は、疎遠になっていた姉・高嶋愛（安達祐実）の娘・美和（南琴奈）が、何年も前に出ていった父親を捜すため、突然訪問してきて戸惑っていた。いきなり始まった共同生活。優の内心を占める不安は、それだけではなかった……。熱（フィーバー）に似た、心を捉えて離さない衝動。それぞれの色を纏った4人の想いは交錯し、切なくも確かに疾走していく……。
『アイスクリームフィーバー』キャスト情報一覧
常田菜摘／吉岡里帆
20代後半、夢を諦めかけている。美大を卒業した後、デザイン会社に就職するもうまくいかず、アイスクリーム店「SHIBUYA MILLION ICE CREAM」のバイト長として日々を過ごしている。
橋本佐保／モトーラ世理奈
20代前半、人生に怯えて一歩踏み出せずにいる。アイスクリーム店「SHIBUYA MILLION ICE CREAM」の常連客。
桑島貴子／詩羽（水曜日のカンパネラ）
10代後半、まだ恋が何かも知らない。アイスクリーム店「SHIBUYA MILLION ICE CREAM」で働く、菜摘のバイト仲間。
高嶋優／松本まりか
30代後半、人生のわだかまりに蓋をしている。アイスクリーム店「SHIBUYA MILLION ICE CREAM」の、ご近所さん。
その他キャスト
高嶋愛／安達祐実
高嶋美和／南琴奈
古川イズミ／後藤淳平（ジャルジャル）
中谷清也／はっとり（マカロニえんぴつ）
薫／コムアイ
荒川直子／MEGUMI
片桐はいり
スタッフ
■監督：千原徹也
■脚本：清水匡
■主題歌／挿入歌：吉澤嘉代子「氷菓子」
■原案：川上未映子「アイスクリーム熱」（「愛の夢とか」講談社文庫）
■エグゼクティブプロデューサー：千原徹也、山本正典、木滝和幸
■プロデューサー：勝俣円、塚原元彦
■撮影：今城純
■音楽：田中知之
『アイスクリームフィーバー』見どころ
本作は、国内外から注目を集める作家・川上未映子の小説を、初めて映画化した意欲作。20代後半で、半ば夢を諦めかけている主人公・常田菜摘（吉岡里帆）を始めとする10代から30代までの4人の女性を主軸に、彼女たちの“想い”と“人生”が交錯する姿を描いた異色のラブストーリー。相手のことで頭がいっぱいになるけど、その気持ちが恋かも分からない。それぞれの︎“好きのような想い”がすれ違い、心情が複雑に絡み合っていく様を、口当たりが良いアイスクリームのように爽やかな余韻を残して展開される。
監督は、広告、ファッション、TVドラマといった幅広いフィールドで活躍する気鋭のアートディレクター・千原徹也が、初めてメガホンをとる。
キャスト陣では、『ハケンアニメ！』（22）、ドラマ『ガンニバル』（22）などの話題作に続々と出演する、吉岡里帆が主演を務める。主な共演者には、『少女邂逅』（17）の、モトーラ世理奈、本作が映画初出演となる音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」のボーカル・詩羽、『夜、鳥たちが啼く』（22）の、松本まりか。様々な舞台で日本のエンターテイメントを牽引する、唯一無二の俳優陣と次世代を担うアーティストが豪華コラボレーションを果たした。
あの夏の、たった一瞬の夕立のような、忘れてしまうような小さな恋物語を、エモーショナルな映像美で映し出す映画『アイスクリームフィーバー』は、2023年7月14日（金）より劇場公開予定。
『アイスクリームフィーバー』作品情報
■上映日：2023年7月14日（金）TOHOシネマズ、日比谷ほかにて
■上映時間：104分
■ジャンル：恋愛
■配給：パルコ
■公式HP：https://icecreamfever-movie.com/
（C）2023「アイスクリームフィーバー」製作委員会
※2023年6月20日時点の情報です。
