80年代のアメリカで起きた衝撃的な事件をもとに、コカインを大量摂取したクマが巻き起こす大騒動を描いた奇想天外なワイルド・パニック・アドベンチャー『コカイン・ベア』。本国アメリカではSNSを中心に話題を呼び、日本では公開が決定すると、X（旧Twitter）ですぐさまトレンド入りを果たすなど、何かと注目の問題作である。
本記事では、映画『コカイン・ベア』の、あらすじ&キャスト情報・見どころをまとめてご紹介します。
『コカイン・ベア』（2023）あらすじ
舞台は1985年アメリカ。ジョージア州上空を通過するセスナ機には、大量のコカインが積まれていた。麻薬王・シドに雇われた運び屋は、命令通りに森にコカインの入ったバックを投下するが、自身も誤って落下。ブツの場所をシドに伝える前に死んでしまう……。その頃、絵を描くことが大好きな少女・ディーディーは、友人・ヘンリーと学校をサボって森に足を踏み入れるが、そこで大量のコカインを発見。その直後、コカインを食べて凶暴化した母グマに遭遇してしまう……。麻薬王一味、子どもたちとその母親、警察、レンジャー、不良少年たち……。それまで接点のなかった人々の思惑が交錯し、事態は思わぬ方向へ。しかも、相変わらずコカインを大量摂取してハイで超危険なクマ。果たして、最後まで生き残るのは……!?
『コカイン・ベア』キャスト情報一覧
コカインベア／（モーションキャプチャ：アラン・ヘンリー）
落ちていた大量のコカインを食べてしまい、ハイになった母グマ。そのせいで、人間を襲ったり急に寝たりと、行動は予測不可能。
子どもたち
ディーディー／ブルックリン・プリンス
サリの娘で、絵を描くことが大好きな13歳の少女。アートキャンプに参加して滝の絵を描くために、友達のヘンリーと一緒に学校をサボり森に足を踏み入れる。コカインを食べて凶暴になったクマに追われて、行方不明になってしまう。
ヘンリー／クリスチャン・コンベリー
ディーディーに夢中な少年。クマに襲われ咄嗟に木に登るが、そのことがきっかけとなりディーディーとはぐれてしまう。
母
サリ／ケリー・ラッセル
ディーディーの母親で、看護師。ディーディーが滝に行ったことを知り、森林警備隊のリズと、野生動物管理官のピーターの助けを借りて、娘の捜索を開始する。
森林公園のレンジャー
リズ／マーゴ・マーティンデイル
森林警備隊員。同僚のピーターに好意を抱いている。高い香水をつけて、彼の気を引こうとするが……。
ピーター／ジェシー・タイラー・ファーガソン
野生動物管理官。森の動物たちを“友達”と、呼んでいる。リズの好意には、全く気づいていない。
救急隊員
ベス／カヒョン・キム
負傷したリズの連絡を受け、森林警備隊のオフィスに駆けつけるも、クマに襲われてしまう。
トム／スコット・ザイス
ベスと共にクマに強襲され、すんでのところで救急車に乗って逃げ出すが……。
警察
引退間近のベテラン刑事。麻薬王・シドとは、因縁あり。愛犬は、マルチーズのロゼット。
リーバ巡査／エイヨーラ・スマート
ボブが信頼する、新人警官。ボブがコカインを探しに森へ向かう中、愛犬・ロゼットを預かる。
ギャング
シド／レイ・リオッタ
冷酷無比な麻薬王。コカインの回収に血眼になる。傷心の息子・エディに変わって、孫を育てている。
ダヴィード／オシェア・ジャクソン・Jr
シドが最も信頼するフィクサーで、エディの親友。コカインの回収をシドに命じられる。
エディ／オールデン・エアエンライク
シドの息子だが、裏社会から足を洗った。妻をガンで亡くした悲しみから、立ち直れずにいる。
ザ・デュシャンズ
キッド（口ひげ）／アーロン・ホリデイ
森で大量のコカインを発見、“東屋”に隠す。
ポニーテール／レオ・ハンナ
自分たちのことを“混乱をもたらす者”と考えているが、実際はただのチンピラ。3人でニューヨークの移住を計画している。
ベスト／J・B・ムーア
トラブルメーカーな悪ガキ3人組の1人。
スタッフ
◾︎監督：エリザベス・バンクス
◾︎脚本：ジミー・ウォーデン
『コカイン・ベア』見どころ
1985年9月11日。FBIに追われていた麻薬密売人のアンドリュー・カーター・ソーントン2世が、麻薬輸送機からコカインが入ったバッグを投げ捨てたことで、体重80kgの超巨大なクマが、空から落ちてきたコカインを食べてしまうという衝撃の事件が発生。本作は、そんなウソのような実話から着想を得ていながらも、大胆なアレンジが施されている。
注目ポイントは、凶暴なクマに出会ってしまった個性豊かな登場人物たちのユーモアたっぷりなリアクションだ。コカインを探すギャングと刑事、学校をサボって森にやってきた子どもたち、子どもたちを捜索する森林警備隊と母親、地元の不良少年たち。“頂点捕食者”との遭遇にハラハラドキドキが止まらない展開の連続。彼らの行く末はどうなってしまうのだろう……。大量のコカインを摂取したことにより、予測不可能な行動をとるクマの様子から目が離せない。
監督・製作は、エリザベス・バンクス。「スパイダーマン」シリーズや「ハンガー・ゲーム」シリーズなどに俳優としても出演する傍ら、『ピッチ・パーフェクト2』（15）『チャーリーズ・エンジェル』（19）などで、製作・監督・脚本・出演を兼任した人物だ。また、第91回アカデミー賞・長編アニメーション賞を第1作目で受賞した「スパイダーマン：スパイダーバース」シリーズのプロデューサーを務めた名コンビ、フィル・ロード&クリストファー・ミラーが今作の製作を務める。
キャスト陣にはクセ強な俳優たちが集結。『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』（17）のブルックリン・プリンスが、行方不明になった少女・ディーディーを演じるほか、ドラマ「スイート・トゥース：鹿の角を持つ少年」シリーズのクリスチャン・コンべリーが、少年ヘンリーを演じる。その他、『奇跡のシンフォニー』（07）のケリー・ラッセル、ドラマ「モダンファミリー」シリーズのジェシー・タイラー・ファーガソン、『ストレイト・アウタ・コンプトン』（15）のオシェア・ジャクソン・Jr、『ハン・ソロ／スター・ウォーズ・ストーリー』（18）のオールデン・エアエンライク、2022年に急遽した俳優レイ・リオッタらが熱演する。
前代未聞のワイル・ドパニック・アドベンチャーが、この秋、遂に日本へ！
映画『コカイン・ベア』は、2023年9月29日（金）より劇場公開。
『コカイン・ベア』作品情報
◾︎原題：Cocaine Bear
◾︎上映日：2023年9月29日（金）
◾︎上映時間：95分
◾︎製作国：アメリカ
◾︎ジャンル：コメディ、スリラー
◾︎配給：パルコ
◾︎公式HP：https://cocainebear.jp/
（C）2022 Universal Studios.
※2023年9月22日時点の情報です。
