『舟を編む』（2013）をはじめ国内外で高く評価されてきた石井裕也が挑む、監督史上最もポップ&ハッピーなタッチで描いたヒューマンドラマ『愛にイナズマ』。
本記事では、映画『愛にイナズマ』のあらすじ&キャスト情報、見どころをまとめてご紹介します。
『愛にイナズマ』（2023）あらすじ
26 歳の折村花⼦（松岡茉優）は気合いに満ちていた。幼い頃からの夢だった映画監督デビューが⽬前に控えていたからだ。花⼦の若い感性をあからさまに⾺⿅にし、業界の常識を押しつけてくる年上の助監督には困りものだが、空気は全く読めないがやたら魅⼒的な舘正夫（窪⽥正孝）と運命的な出会いを果たし、ようやく⼈⽣が輝き出した⽮先……。卑劣で無責任なプロデューサーに騙され、花⼦は全てを失ってしまう。ギャラも貰えず、⼤切な企画も奪われた。失意のどん底に突き落とされた花⼦を励ますように正夫が問いかける。「夢をあきらめるんですか」「そんなワケないでしょ。負けませんよ、私は」静かに怒りを滾らせ闘うこと誓った花⼦が頼ったのは、10 年以上⾳信不通だった“どうしようもない⽗（佐藤浩市）と兄たち（池松壮亮・若葉⻯也）”だった。正夫と家族を巻き込んだ花⼦の思いもよらない反撃が始まる！
『愛にイナズマ』キャスト情報
折村花子／松岡茉優
舘 正夫／窪田正孝
折村誠一／池松壮亮
折村雄二／若葉竜也
折村治／佐藤浩市
その他キャスト
落合／仲野太賀（太賀）
携帯ショップの女／趣里
ホテルの社長／高良健吾
原／MEGUMI
荒川／三浦貴大
佐々木智夫（声のみ）／鶴見辰吾
配送会社の社長／北村有起哉
鬼頭三郎／中野英雄
則夫／益岡徹
スタッフ
◼︎監督・脚本：石井裕也
◼︎主題歌／挿入歌：エレファントカシマシ
◼︎音楽：渡邊 崇
◼︎プロデューサー：北島直明、永井拓郎、中島裕作
◼︎撮影：鍋島淳裕
◼︎録音：加藤大和
◼︎照明：かげつよし
◼︎美術：渡辺大智
◼︎装飾：塚根 潤
◼︎ヘアメイク：豊川京子
◼︎衣装：宮本まさ江
◼︎編集：早野 亮
◼︎装飾：塚根 潤
『愛にイナズマ』見どころ
”アフターコロナ”の“現代”を舞台に、社会の理不尽さに打ちのめされた花子と正夫が、10年ぶりに再開した家族の力を借りて反撃を試みる姿を軽快に描く本作。社会に隠蔽された心を、消えゆく尊厳を、証明できない存在や愛を、歪な家族関係を介して生き生きとスクリーンに映し出している。
石井監督オリジナル脚本は、膨大なセリフ量と喜劇要素を随所に散らしながら、“今描くべき物語”として圧倒的熱量で練り上げられ、製作陣はもちろん多くの役者陣の心を突き動かした。石井監督のもとに揃った、人気と確かな実力を伴った豪華キャストたちのハイレベルな演技合戦も見どころとなっている。
キャスト陣は、『勝手にふるえてろ』（2017）で第42回日本アカデミー賞の優秀主演女優賞を受賞し、その後も『万引き家族』（2018）で同賞の優秀助演女優賞に輝き、確かな演技力が高く評価されている松岡茉優。『ある男』（2022）で毎日映画コンクール男優助演賞、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、日本映画批評家大賞助演男優賞を受賞した窪田正孝。『64－ロクヨンー前編』（2016）で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した佐藤浩市。その他、池松壮亮、若葉竜也、仲野太賀、など豪華キャストが名を連ねる。
主題歌は、かつて監督が何度も聴き込み心を奮い立たせたという、エレファントカシマシの1998年の名曲「ココロのままに」。立ちふさがる理不尽な現実の壁に何度傷つけられても、決して戦うのをやめない花子と正夫の２人に寄り添うパワフルな歌声が、見る者の背中を力強く押してくれる。
愛と希望に満ち溢れた映画『愛にイナズマ』は、2023年10月27日（金）より劇場公開。是非、この機会にチェックしてみては？
『愛にイナズマ』作品情報
◼︎上映日：2023年10月27日（金）
◼︎配給：東京テアトル
◼︎公式HP：https://ainiinazuma.jp/
（C）2023「愛にイナズマ」製作委員会
※2023年9月22日時点の情報です。
