第34回柴田錬三郎賞を受賞した朝井リョウによる長編小説を、稲垣吾郎と新垣結衣を迎えて実写映画化。
本記事では、映画『正欲』のあらすじ&キャスト情報、見どころをまとめてご紹介します。
『正欲』(2023)あらすじ
歩き慣れたこの世界は、どう見えるのかな。不登校の息子が世間から断絶されることを恐れる検事の啓喜。ひとつの秘密を抱え、自ら世間との断絶を望む寝具販売員の夏月。夏月の中学の同級生で、夏月と秘密を共有する佳道。心を誰にも開かずに日々を過ごす大学生・大也。自分の気持ちに戸惑いながらも心に従おうと邁進する、大也と同じ大学に通う八重子。 無関係に見えたそれぞれの人生が、ある事件をきっかけに交差する。
『正欲』キャスト情報
寺井啓喜/稲垣吾郎
桐生夏月/新垣結衣
佐々木佳道/磯村勇斗
諸橋大也/佐藤寛太
神戸八重子/東野絢香
その他キャスト
寺井由美/山田真歩
越川秀己/宇野祥平
西山修/渡辺大知
那須沙保里/徳永えり
矢田部陽平/岩瀬亮
高見優芽/坂東希
夏月と佳道の中学時代の担任教師/山本浩司
スタッフ
◼︎監督:岸善幸
◼︎脚本:港岳彦
◼︎原作:朝井リョウ「正欲」(新潮社)
◼︎主題歌/挿入歌:Vaundy
『正欲』見どころ
息子が不登校になり、教育方針を巡って妻と度々衝突している主人公、寺井啓喜(稲垣吾郎)を中心に、容姿、家庭環境、性的指向などが全く異なる5人との関わり合いを丹念に描く本作。
つながり合うことを希求する彼らのストーリーは、息苦しい時代を生き延びるためにこそ、大切なことを明らかにし、観る者の心を激しく揺り動かす。壮大な原作世界を映像に置き換え、懸命に生きる人々を鮮烈に、美しく描いている。
監督は、『二重生活』(2016)で劇映画デビューし、第14回ウラジオストク国際映画祭最優秀監督賞、第16回ニューヨーク・アジアン映画祭審査員特別賞を受賞し、前作『前科者』では希望と再生の物語を感動的に描いた、岸善幸。
主人公の啓喜を演じるのは、『十三人の刺客』(2010)で第23回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞助演男優賞、第65回毎日映画コンクール男優助演賞を受賞し、唯一無二の存在感を放つ稲垣吾郎。夏月を、『恋空』(2007)が大ヒットとなり、第31回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した新垣結衣。夏月と感情を共有していく佳道を、『ヤクザと家族 The Family』(2022)、劇場版『きのう何食べた?』(2021)で第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した磯村勇斗。ダンスサークルに所属する容姿淡麗な大学生の諸橋大也を佐藤寛太、大也と同じ大学に通う八重子を本作が映画初出演の東野絢香が演じる。
主題歌「呼吸のように」を手掛けたのは、類まれなる音楽センスで絶大な人気を誇るVaundy。映画世界を端的に凝縮し、深い余韻を本作の最後に響かせる。
心を激しく揺り動かす痛烈な衝撃作『正欲』は、2023年11月10日(金)より劇場公開。是非、この機会にチェックしてみては?
『正欲』作品情報
◼︎上映日:2023年11月10日(金)
◼︎配給:ビターズ・エンド
◼︎公式HP:https://bitters.co.jp/seiyoku/#modal
(C)2023「正欲」製作委員会
(C)2021 朝井リョウ/新潮社
※2023年9月28日時点の情報です。