『アルゴ』(12)『ゴーン・ガール』(14)のベン・アフレックと、『シン・シティ』(05)『アリータ:バトル・エンジェル』(18)を手がけるロバート・ロドリゲス監督がタッグを組んだ最新作・映画『ドミノ』。構想に20年を費やしたという多重構造のストーリーが大迫力な映像とともに描かれる。
本記事では、映画『ドミノ』のあらすじ&キャスト情報、見どころをまとめてご紹介します。
映画『ドミノ』(2023)あらすじ
オースティン警察の刑事ダニー・ローク(ベン・アフレック)は、最愛のひとり娘ミニーが行方不明となり悲しみに暮れていた。誘拐を企んだ容疑者は逮捕されたが、彼は何も思い出せないというのだ。そんなある日、ロークは貸金庫を狙った強盗が計画されているという匿名の通報を受け、相棒のニックス(JD・パルド)とともに銀行に向かう。隠れて監視するロークが目を付けたのは、銀行の外にいたひとりの怪しげな男(ウィリアム・フィクナー)。その男が話しかけた女性が突然、奇怪な行動を取り始めたのだ。ロークはふたりの警官を引き連れて男を追い詰めるも、警官は突然暗示をかけられたようにお互いを撃ち殺し、男は屋上から飛び降りてしまう。すぐに見下ろしたが、地面に人の姿はない。この出来事がミニーの失踪に関係していると察したロークは、男の正体を知る占い師・ダイアナ・クルス(アリシー・ブラガ)と協力関係を結ぶ。男を追っているうちにロークは、現実と見紛う〈世界〉に踏み込み、やがて追いつめられていく……。
映画『ドミノ』キャスト情報
ダニー・ローク/ベン・アフレック
娘・ミニーを探すオースティン警察の刑事。
デルレーン/ウィリアム・フィクナー
別名・〈絶対に捕まらない男〉。特殊な能力を持ち、ロークの前に現れる。
ダイアナ・クルス/アリシー・ブラガ
占い師。デルレーンと同じく、特殊な力を持つ。
その他キャスト
ミニー/ハラ・フィンリー
行方不明となったロークの娘。
ニックス/J・D ・パルド
ロークの相棒。
リバー /ダイオ・オケニイ
エレミア/ジャッキー・アール・ヘイリー
スタッフ
◼︎監督:ロバート・ロドリゲス
◼︎脚本:ロバート・ロドリゲス、マックス・ボレンスタイン
映画『ドミノ』見どころ
娘を失い心神喪失状態の刑事・ロークが、捜査で出会った謎の男と娘の事件の関係に気付き、真相を追っていく物語。
大きな見どころの一つは、構想に20年もの歳月を費やしたストーリーだ。「冒頭5秒、すでに騙されている。」と銘打たれるように、伏線は幾重にも重なっている。謎が謎を呼ぶ展開や、原題「HYPNOTIC」(催眠術)についてロバート・ロドリゲス監督は、アルフレッド・ヒッチコック監督の傑作『めまい』に影響を受けていると言及。多くの仕掛けを物語の中に仕込み「一体何が現実なの?」と思わせる世界を作り上げた。言葉の意味やあらゆるシーン、登場人物の全てがラストにどう繋がっていくのか、目を凝らして楽しみたい。
また、謎の男・デルレーンにも注目したい。予測不能な行動や、能力によって世界が反転させられる映像は思わず息をのむ迫力。「絶対捕まらない男」といわれる通り、彼を追うロークは翻弄されていく。その力は一体何なのか、男の目的は、なぜ娘のことを知っているのか、疑問は深まるばかり。
主人公・ダニー・ローク役は『アルゴ』(12)、『ゴーン・ガール』(14)のベン・アフレックが務める。謎の男・デルレーン役には『アルマゲドン』(98)、「プリズン・ブレイク」シリーズのウィリアム・フィクナー、占い師・ダイアナ役にアリシー・ブラガ、その他、ハラ・フィンリー、J・D ・パルド、ジャッキー・アール・ヘイリーらが共演する。
映画『ドミノ』は、2023年10月27日(金)より劇場公開。
『ドミノ』作品情報
◼︎上映日:2023年10月27日(金 )
◼︎原題:HYPNOTIC
◼︎配給:ギャガ、ワーナー・ブラザース映画
◼︎公式HP:https://gaga.ne.jp/domino_movie/
(c)2023 Hypnotic Film Holdings LLC. All Rights Reserved.
※最新の配信状況は各動画配信事業者の公式サイトにてご確認ください。
※2023年10月12日時点の情報です。