映画「スパイダーマン」シリーズは、マーベル・コミックの大人気ヒーロー・スパイダーマンを描くシリーズ。今回は、現在配信中の2002年版『スパイダーマン』から、「アメイジング」シリーズ、MCU版、「スパイダーバース」まで全作品を紹介。
サム・ライミ監督×トビー・マグワイア主演「スパイダーマン」登場!
映画『スパイダーマン』(2002)
主人公は幼くして両親を失ったピーター・パーカー(トビー・マグワイア)。大学進学を目前に控えながらも、同級生に恋にする普通の高校生。だがある日、遺伝子を組み替えた特殊なクモに偶然噛まれたことから、超人的な能力を手にいれる。ベン叔父さんの死をきっかけに「スパイダーマン」として正義の活動を開始。その頃、ピーターの親友・ハリー(ジェームズ・フランコ)の父である天才科学者は……。
スタン・リー原作の大人気アメリカン・コミックを実写化した第一弾。監督はサム・ライミが務め、スパイダーマンことピーターを演じたのはトビー・マグワイア。冴えないティーンエイジャー、ピーターの成長とヒーロー誕生が描かれる。
映画『スパイダーマン2』(2004)
前作でピーターの前に立ちふさがったグリーン・ゴブリンとの死闘から2年。スパイダーマンであることで同級生・MJ(キルスティン・ダンスト)との恋や親友ハリーとの友情に悩みながらも宿命を受け入れるピーター。そんな彼の前に新たな敵“ドクター・オクトパス”が現れる。
サム・ライミ監督、トビー・マグワイア主演シリーズ第二作。スパイダーマンのヒーローとしての宿命や葛藤が描かれる。ヴィランであるドクター・オクトパスをアルフレッド・モリナが演じた。第77回アカデミー賞では視覚効果賞を受賞。
映画『スパイダーマン3』(2007)
MJ(キルスティン・ダンスト)との交際も順調だったが、ある出来事をきっかけにブラック・スパイダーマンになってしまったピーター。その黒いスーツがもたらす新たなパワーに酔いしれ、怒りを制御することができない。彼に何が起こったのか。慕っていた叔父を殺した犯人への復讐。スパイダーマンを父の仇と信じ込む親友ハリー(ジェームズ・フランコ)との決闘。未来を誓い合った恋人MJとの心のすれ違い。そこに現れるグウェンとの微妙な恋愛関係。悲しき運命の連鎖が、彼を究極の戦いへと導く。さらに新たな脅威ヴェノムがスパイダーマンに襲いかかる。戦いは、ニュー・ゴブリン、サンドマンを巻き込み、熾烈さを増していく……。
サム・ライミ監督、トビー・マグワイア主演シリーズ第三作。ヴィランとして、ヴェノムをトファー・グレイス、サンドマンをトーマス・ヘイデン・チャーチ、ニュー・ゴブリンをジェームズ・フランコが演じる。凝らされた視覚効果と主人公の心情に合わせた物語展開は、シリーズ屈指の完成度となっている。
マーク・ウェブ監督×アンドリュー・ガーフィールド主演「アメイジング」シリーズ!
映画『アメイジング・スパイダーマン』(2012)
ピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)は、ちょっと冴えない高校生。正義感は強いが、女子にはモテない。両親は彼が幼いときに謎の失踪をとげ、以来ベンとメイの伯父夫婦に育てられてきた。ある日ピーターは父の消息を探るため、オズコープ社で遺伝子を研究するコナーズ博士を訪ね、実験中の蜘蛛にかまれてしまう。翌日、ピーターの人生は激変する。蜘蛛のように自由自在に動き回れるパワーとスピード、超感覚で危険を感知する“スパイダーセンス”を身につけたのだ。ピーターはその能力で悪と闘い、“スパイダーマン”と呼ばれるスーパーヒーローとなる。
マーク・ウェブ監督、アンドリュー・ガーフィールド主演の「スパイダーマン」リブート第一作。ピーター・パーカーの成長物語とヒーロー誕生譚が再び描かれる。
映画『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)
ピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)はスパイダーマンとしてNYの人々を守り、1人の男性として恋人グウェン(エマ・ストーン)を愛する人生を満喫していた。しかし旧友であるハリー・オズボーン(デイン・デハーン)がNYに戻り、少しずつその生活に変化が……。オズコープ社の電気技師マックス・ディラン(ジェイミー・フォックス)が事故で電撃魔人・エレクトロに変貌。他にも、強力なサイ型アーマーで全てを粉砕する怪力鉄人ライノ、そして高速グライダーで全てを切り裂く空中怪人グリーン・ゴブリンが、“スパイダーマンのいない世界”を創ろうと、次々と彼の前に立ちはだかる。そしてついに、世界の終わりが近づこうとしていた……。
マーク・ウェブ監督、アンドリュー・ガーフィールド主演の「スパイダーマン」リブート第二作。ヴィランとなるエレクトロをジェイミー・フォックスが演じる。平凡な青年であることと、スパイダーマンとしての責任の間で葛藤してきたピーターに、更なる試練が襲い掛かる。
トム・ホランドが演じるのは「MCU」版スパイダーマン!
映画『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)
ニューヨーク。15歳のピーター・パーカー(トム・ホランド)はスパイダーマンだ。部活のノリで街を救う、ヒーロー気取りの高校生。そんなピーターの能力を見出し、真のヒーローとしての“道”へと導こうとするのがアイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)。スタークに新しいスーツまで作ってもらい興奮するピーターは、自分の力を認めてもらおうと街に飛び出す日々。そんなある日、巨大な翼で飛行する怪物が街に突如現れる。ピーターはここぞとばかり、ニューヨークの平和のために怪物退治に乗り出そうとするが、スタークに「アベンジャーズに任せておけ」と止められてしまう。「ガキ扱いは、ゴメンだ!」とピーターはその忠告を聞かずに戦いに挑むが……。
「MCU」(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズに組み込まれ、新たな広がりとなるシリーズ第一弾。ピーターとトニー・スタークの子弟関係や悪役バルチャーを演じるマイケル・キートンの魅力が描かれる。監督はジョン・ワッツが担当。ピーター・パーカーはトム・ホランドが演じる。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)
“ホーム”であるニューヨークを離れ、舞台はヨーロッパへ。ピーター(トム・ホランド)は親友のネッド(ジェイコブ・バタロン)やMJ(ゼンデイヤ)たちと2週間の夏休み旅行へ出かける。そこでピーターの前に突如現れるのは、S.H.I.E.L.D.の長官、ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)だ。「出番だぞ。私と共に戦う覚悟はあるか?」とピーターに告げるが……。
「MCU」版スパイダーマン第二弾。『アイアンマン』(2008)から始まる「MCU」シリーズ第23弾にして、フェーズ1からフェーズ3まで展開されてきた「インフィニティ・サーガ」のラストとなる。『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)後の世界が描かれる。監督は前作に続きジョン・ワッツが担当。トム・ホランドと本作のヴィラン・ミステリオ(ジェイク・ギレンホール)とのやり取りは必見。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)
前作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)で、ミステリオ(ジェイク・ギレンホール)を倒したスパイダーマン。しかしミステリオは死の間際に「スパイダーマンの正体はピーター・パーカーだ」という告白をビデオに残し、それをデイリー・ビューグルがスクープ映像として世界中に公開してしまう。騒動を受けて受験したMITも不合格となり、困り果てたピーターはドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)に助けを求めるが……。
「MCU」版スパイダーマン第三弾。MCUとしてはフェーズ4「マルチバースサーガ」の中の一作として描かれる。監督は前作に続きジョン・ワッツが担当。自分の正体が、スパイダーマンだと暴かれてしまったピーター・パーカー。時空を超えて集結した過去シリーズの最凶ヴィランたちが、オリジナルキャストでスパイダーマンに襲いかかる。
個性豊かなスパイダーマン集合!「スパイダーバース」シリーズ
映画『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)
ニューヨーク、ブルックリン。マイルス・モラレスは、頭脳明晰で名門私立校に通う中学生。彼はスパイダーマンだ。しかし、その力を未だ上手くコントロール出来ずにいた。そんなある日、何者かにより時空が歪められる大事故が起こる。その天地を揺るがす激しい衝撃により、歪められた時空から集められたのは、全く異なる次元=ユニバースで活躍する様々なスパイダーマンたちだった。
ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマンの3人が共同で監督を務め、『くもりときどきミートボール』(2009)や『LEGO ムービー』(2014)のフィル・ロード&クリストファー・ミラーが製作を担当した、アニメーション映画。アメコミの中に入り込んだかのような、斬新なグラフィック感覚で「3DCGアニメーション」と「手描きアニメーション」を共存させた。
『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(2023)
ピーター・パーカー亡きあと、スパイダーマンを継承した⾼校⽣マイルス。共に戦ったグウェンと再会した彼は、様々なバースから選び抜かれたスパイダーマンたちが集う、マルチバースの中⼼へと辿り着く。そこでマイルスが⽬にした未来。それは、愛する⼈と世界を同時には救えないという、かつてのスパイダーマンたちが受け⼊れてきた「哀しき定め」だった。それでも両⽅を守り抜くと固く誓ったマイルスだが、その⼤きな決断が、やがてマルチバース全体を揺るがす最⼤の危機を引き起こす……。
監督はアニメ「ヴォルトロン」シリーズなどのホアキン・ドス・サントス、『あの夜、マイアミで』(2020)などのケンプ・パワーズ、ジャスティン・トンプソンらが務めている。「アクロス・ザ・スパイダーバース」は二部作となっており、前編にあたる作品。後編の『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』は2024年公開予定。
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※2023年11月1日時点の情報です。
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