【2023年】見逃してない?今年公開の隠れた高評価映画10選!

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A24配給や映画祭受賞作品など、2023年に公開された隠れた高評価映画を10本ご紹介!

毎年数多くの映画が公開されていますが、全てを網羅するのは難しいもの。しかし、新進気鋭の監督による注目作や、社会のリアルを映し出す問題作など、高評価を得ている作品を見逃すのはもったいない! そこで本記事では、2023年に日本で公開された隠れた高評価映画を厳選してご紹介します!

映画セレクト基準は?

本記事で紹介する映画は、国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のデータに基づきセレクトされています。

茶飲友達』(2022)

『ソワレ』(20)などの外山文治監督作。出演は、岡本玲、アサヌマ理紗、池波玄八、石川佳代、磯西真喜、伊藤慶徳ほか。

佐々木マナをリーダーとする若者たちは、時代を先読みした高齢者専門のコールガール「茶飲友達(ティー・フレンド)」を設立。 新聞の三行広告に「茶飲友達、募集。」と掲載し、集まってきた男達のもとへ高齢女性を派遣し利益を得ていた。マナはともに働くティー・ガールズや若者たちを“ファミリー”と呼び、孤独や寂しさを抱えて生きる彼らにとって大事な存在となっていた。

2013年に摘発された衝撃的な事件を基に映画化。集まる高齢者と運営している若者たちが抱える孤独な裏事情に迫る社会派群像劇。

ウィ、シェフ!』(2022)

『社会の片隅で』(18)などのルイ=ジュリアン・プティ監督作。出演は、オドレイ・ラミー、フランソワ・クリュゼ、シャンタル・ヌーヴィル、ファトゥ・カバ、ヤニック・カロンボほか。

一流レストランでスーシェフとして働くカティの夢は、自分のレストランを開くこと。しかしある日、シェフと大喧嘩してレストランを飛び出してしまう。ようやく見つけた次の職場は、移民の少年たちが暮らす自立支援施設だった。その出会いは、少年たちの将来だけでなく、カティの世界も変えてゆく……。

実在の移民支援プロジェクトで活動するシェフ、カトリーヌ・グロージャンをモデルに映画化。シェフと移民少年たちの交流をドラマチックに描いたキッチン・コメディ。

ガール・ピクチャー』(2022)

アッリ・ハーパサロ監督作。出演は、アーム・ミロノフ、エレオノーラ・カウハネン、リンネア・レイノほか。

最初の金曜日。クールでシニカルなミンミと、素直でキュートなロンコは同じ学校に通う親友。放課後はスムージースタンドでアルバイトしながら、恋愛やセックス、将来についての不安と期待にまつわるおしゃべりを楽しんでいた。そんな中「男の人と一緒にいても何も感じない自分はみんなと違うのでは? 」と悩み続けていたロンコは、理想の相手との出会いを求め、果敢にパーティーへと繰り出す。一方、ロンコの付き添いでパーティーにやってきたミンミは、大事な試合を前にプレッシャーに押しつぶされそうなフィギュアスケーターのエマと急接近する。

自身のセクシュアリティーや恋愛志向に悩む3人のティーンエイジャーを描いた青春映画。第95回アカデミー賞国際長編映画賞部門のフィンランド代表に選出。

ジュリア(s)』(2022)

『ピアノ調律師』(10)などのオリバー・トレイナー監督作。出演は、ルー・ドゥ・ラージュ、ラファエル・ペルソナ、イザベル・カレ、グレゴリー・ガドゥボワほか。

2052年パリ。80歳の誕⽣⽇を迎えたジュリアはこれまでの充実した⼈⽣に満⾜しつつも、過去を振り返り⾃分が過ごしていたかもしれない別の⼈⽣に想いを馳せていた。ピアニストを⽬指していた17歳の秋。ベルリンの壁崩壊を知り友⼈たちとベルリンへ向かった⽇、もしバスに乗り遅れなかったら? 本屋で彼に出会ってなかったら? シューマン・コンクールの結果が違ったら? 私が運転していたら? ジュリアが頭に描いたのは、そんな何気ない瞬間から枝分かれしていった4つの⼈⽣。そのどれもが決して楽ではないけれど、愛しい⼈たちとのかけがえのない⽇々で満たされている。果たして、ジュリアが選び取った幸せな“今”につながるたった⼀つの⼈⽣とは?

パリ、アムステルダム、ベルリン、N.Y.を舞台にしたヒューマンドラマ。ひとつの選択や些細なきっかけで枝分かれしていく4つの人生を描いた感動作。

マルセル 靴をはいた小さな貝』(2021)

ディーン・フライシャー・キャンプ監督作。出演は、ジェニー・スレイト、イザベラ・ロッセリーニ、ディーン・フライシャー・キャンプ、トーマス・マンほか。

体長2.5センチ。名前はマルセル。おしゃべりで好奇心あふれる貝。祖母のコニーと一軒家でふたり暮らし。ある日家に越してきた映像作家のディーンと出会ったマルセルは、初めて人間の世界を知ることに。離れ離れの家族を見つける為YouTubeに動画をアップしたところ、一躍全米の人気者になるのだが……。

貝のマルセルが現代を生き抜く姿をコミカルに、エモーショナルに描いたモキュメンタリー。A24が北米配給を担当し、第95回アカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネートされた。

To Leslie トゥ・レスリー』(2022)

『ロック&キー シーズン1』(20)などのマイケル・モリス監督作。出演は、アンドレア・ライズボロー、マーク・マロン、オーウェン・ティーグ、アリソン・ジャネイほか。

テキサス州西部、シングルマザーのレスリーは宝くじに高額当選するも、数年後には酒に使い果たしてしまい、失意のどん底に陥る。6年後、行き場を失ったレスリーは、かつての友人ナンシーとダッチのもとへ向かうが、やはり酒に溺れ、呆れられてしまう。そんな中、スウィーニーというモーテル従業員との出会いをきっかけに、後悔だらけの過去を見つめ直し、母親に失望した息子のためにも、人生を立て直すセカンドチャンスに手を伸ばしはじめる……。

人生の再起を図る姿に心打たれる感動作。主演アンドレア・ライズボローのリアリティあふれる演技が話題を呼び、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。

あしたの少女』(2022)

『私の少女』(14)などのチョン・ジュリ監督作。出演は、ペ・ドゥナ、キム・シウンほか。

高校生のソヒは、担任教師の紹介で、大手通信会社の下請けのコールセンター運営会社で実習生として働き始める。しかし、会社は顧客の解約を阻止するために従業員同士の競争をあおり、契約書で保証された成果給も支払おうとしなかった。そんなある日、指導役の若い男性チーム長が自殺したことにショックを受けたソヒは、自らも孤立して神経をすり減らしていく。やがて真冬の貯水池でソヒの遺体が発見され、事件の担当刑事ユジンはいくつもの根深い問題をはらんだ真実に迫っていく……。

2017年に韓国で実際に起きた事件を基にしている。競争が厳しい韓国の社会システムを告発した本作は、多数の国際映画祭で受賞を果たした。

幻滅』(2021)

『偉大なるマルグリット』(15)などのグザヴィエ・ジャノリ監督作。出演は、バンジャマン・ヴォワザン、セシル・ドゥ・フランス、ヴァンサン・ラコスト、グザヴィエ・ドランほか。

19世紀前半。恐怖政治の時代が終わったランスは宮廷貴族が復活し、自由と享楽的な生活を謳歌していた。文学を愛し、詩人として成功を夢見る田舎の純朴な青年リュシアンは、憧れのパリに、彼を熱烈に愛する貴族の人妻のルイーズと駆け落ち同然に上京する。だが、世間知らずで無作法な彼は、社交界で笑い者にされる。生活のためになんとか手にした新聞記者の仕事において、恥も外聞もなく金のために魂を売る同僚たちに感化され、当初の目的を忘れ欲と虚飾と快楽にまみれた世界に身を投じていくが……。

19世紀フランスの文壇を代表する文豪、オノレ・ド・バルザックの作品を原作としている。フェイクニュースやステルスマーケティングなど、メディアの状況を鋭利に描いた社会派ドラマ。

遠いところ』(2022)

『アイムクレイジー』(19)などの工藤将亮監督作。出演は、花瀬琴音、石田夢実、佐久間祥朗、長谷川月起、松岡依都美、髙橋雄祐ほか。

沖縄県・コザ。17歳のアオイは、夫のマサヤと幼い息子の健吾と3人暮らし。おばあに健吾を預け、生活のため友達の海音とキャバクラで働くアオイだったが、夫のマサヤは仕事を辞め、生活は益々苦しくなっていく。マサヤは新たな仕事を探そうともせず、アオイへ暴力を振るうようになっていた。そんな時、キャバクラにガサ入れが入り、アオイは店で働けなくなる。悪いことは重なり、マサヤが僅かな貯金を持ち出し、姿を消してしまう。仕方なく義母の家で暮らし始め、昼間の仕事を探すアオイだったがうまくいかない。さらにマサヤが暴力事件を起こし逮捕されたと連絡が入り、多額の被害者への示談金が必要になる。切羽詰まったアオイは、キャバクラの店長からある仕事の誘いを受ける。

連鎖する貧困や家庭内暴力など、実際の社会問題を描いた衝撃の人間ドラマ。沖縄のリアルと社会の理不尽さをまざまざと映し出し、国内外の映画祭で高い評価を得た。

帰れない山』(2022)

『ビューティフル・ボーイ』(18)などのフェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン監督と『ロフト.』(08)などのシャルロッテ・ファンデルメールシュ監督作。出演は、ルカ・マリネッリ、アレッサンドロ・ボルギ、フィリッポ・ティーミ、エレナ・リエッティほか。

都会育ちで繊細な少年ピエトロは、両親と山麓の小さな村で休暇を過ごしていた。そこで、牛飼いをする野性味たっぷりの同い年の少年ブルーノに出会う。対照的な二人だったが、大自然の中を駆け回り、濃密な時間を過ごし、たちまち親交を深めてゆく。やがて思春期のピエトロは父親に反抗し、家族や山からも距離を置いてしまう。時は流れ、父の悲報を受けて村に戻ったピエトロは、ブルーノと再会を果たし……。

イタリア文学最高峰・ストレーガー賞に輝いたパオロ・コニェッティのベストセラー小説を原作に、友情と成長を描いた人生の物語。第75回カンヌ国際映画祭で審査員賞受賞した。

※2023年12⽉25⽇時点の情報です。
※最新の配信状況は、各動画配信事業者の公式サイトにてご確認ください。

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