シリーズ累計2700万部を発行する野田サトルによる漫画「ゴールデンカムイ」が実写化。アイヌから奪われた莫大な金塊をめぐり、熾烈な戦いが繰り広げられる本作。主演に山﨑賢人を迎え、敵対する鶴見中尉役に玉木宏、土方歳三役に舘ひろしを抜擢し話題となった。
すでにドラマシリーズ版第1弾が決定している『ゴールデンカムイ』ですが、本記事では実写映画のあらすじを辿りながら、
・物語がどこまで描かれるのか
・続編とエンディングに出てきた登場人物
・刺青人皮の状況
を解説します。
映画『ゴールデンカムイ』あらすじ
あらすじ:舞台は明治後期。日露戦争の二〇三高地から帰ってきた杉元佐一(山﨑賢人)は、北海道で砂金採りに明け暮れていた。そこで杉元は、アイヌ民族から強奪された莫大な金塊の存在を知る。金塊を奪った男「のっぺら坊」は監獄に囚われるが、そのありかを記した刺青を24人の囚人の身体に彫り、彼らを脱獄させたという。山で出会ったアイヌの少女・アシㇼパ(山田杏奈)とともに金塊を追う旅が始まる。
※以下、ネタバレを含みます。
物語は原作の何巻までを描く? ストーリーとともに解説
人気作の実写化ということで、「どこまで描かれるのか」は注目ポイントのひとつ。「24人の囚人を追う」だけでも大ボリュームなため、「どこかのシナリオや囚人が省略されてしまうんじゃ……」と心配するファンも多かったと思います。しかし、いざ本作を鑑賞してみると、丁寧すぎるほどの忠実さ。原作との違いは笠原と白石がまとまって出てきたことや、アシㇼパの幼名が登場しなかった、などでしょうか。杉元とアシㇼパとの出会いから、囚人たちとの攻防、第七師団との戦い、土方歳三の暗躍などが描かれ、最後は杉元が第七師団の兵舎から脱出して幕を閉じました。原作漫画では1巻から3巻(一部4巻)の内容となります。
Filmarksに寄せられるレビューも抜粋してご紹介します。
杉元もアシㇼパもちゃんと居た。原作ファンから見て、違和感は一切なかった。原作ファンもそれ以外の人にも見て欲しい。
良いところはたくさんあるのですが、中でもアクションが素晴らしいです。203高地の集団戦は特に見応えありました。もっさり感皆無です。
原作にリスペクトかつアクションもすごくて見応えあった。アイヌの暮らしなども映像で見るととても味わいがある。丁寧で、厚みがある映画になってました。
原作のファンなのでやや緊張しながらだったけど、すごく面白くてエーーこれがみたかったの! とのめり込んであっという間の2時間でした。原作ありの実写化の中ではこれがベスト!
原作全く知らず。なので期待値すら自分でもわからなかったが、とても面白かった。内容は誰が見てもわかりやすいし。
迫力あるバトルシーンの他にも、原作から飛び出てきたような登場人物たち、アシㇼパの狩猟&料理、クスッと笑えるオソマのやりとりなどなど、見応えある内容となっていました。ストーリーを大きく3つに分けて振り返ります。
金塊を巡る旅の始まりと、アシㇼパとの出会い

冒頭、日露戦争二〇三高地での杉元の激戦の様子が映り、その2年後、杉元が北海道の川で砂金を掘るところか物語は始まる。そばにいた酔っぱらいの男・後藤竹千代(マキタスポーツ)から、アイヌの金塊が強奪され、そのありかを記した「刺青」の入った囚人たちが脱獄したという話を聞く。酔っぱらいの与太話だと信じなかった杉元だったが、うたた寝から目を覚ますと、素面になった竹千代から命を狙われる。杉元を仕留め損ねた竹千代は森に逃げるが、熊によって殺されてしまう。杉元は、内臓を食われ土に埋められた竹千代の体に件の刺青が彫られているのを発見し、金塊の話が真実だと知る。

その後、熊に襲われるが、アイヌの少女・アシㇼパに助けられ一命を取り留める。竹千代を襲った熊は別の熊だと判明し、アシㇼパは竹千代を持ち帰るのを諦めるように伝えるが、竹千代の体を持ち帰りたい杉元は、アシㇼパに金塊の話を打ち明ける。すると、アシㇼパは自身の父親(井浦新(ARATA))は殺されたアイヌのひとりだったと語り、2人は金塊を探すため手を組むことになる。
雪山での囚人と第七師団・尾形との攻防

刺青人皮の手がかりを探すため、杉元とアシㇼパは小樽に繰り出し「奇妙な刺青」について聞き込みをする。森に帰る際、2人の噂を聞いた刺青の囚人・笠原勘次郎(島津健太郎)と白石由竹(矢本悠馬)に後をつけられるが、アシㇼパのリスを獲る罠によって捕獲に成功。
捉えた囚人の刺青を紙に写している最中、第七師団・尾形(眞栄田郷敦)のライフル射撃により笠原が撃たれ死亡。杉元は尾形と対峙し、結果、尾形を負傷させ川岸に転落させることで撃退に成功する。

一息つくのも束の間、木に縛っていた白石が、口の中に隠し持っていたカミソリによって拘束を解き逃亡。杉元が追うが、揉み合いになり2人同時に極寒の川に落ちてしまう。命を奪うほどの寒さに直面した2人だったが、杉元は白石に持ちかけられた「協力する代わりに見逃す」という取引を承諾。白石が持っていた銃弾で火を起こし一命を取り留める。その後、白石はアシㇼパに刺青を写させ、囚人を脱獄させた首謀者「土方歳三」の話をしたのち姿を消す。
その後も、尾形を負傷させた犯人を追って、谷垣(大谷亮平)をはじめとした第七師団の軍人4人が杉元の前に現れるが、谷垣以外の3名を熊の巣穴におびき寄せ撃退。杉元とアシㇼパはコタン(村)に帰る。杉元はコタンで暮らすアシㇼパの祖母や大叔父と話し、眠るアシㇼパを置いて街へ去る。
他の勢力の登場

杉元たち以外にも金塊を追うものが現れる。1人は箱館戦争で死亡したと思われていた新撰組の「鬼の副長」であり、刺青の囚人・土方歳三(舘ひろし)。土方は牛山辰馬(勝矢)を味方に引き入れ、銀行へ襲撃しかつての愛刀・和泉守兼定を取り戻す。金塊を探す理由は“蝦夷共和国”の復活のためであり、のっぺらぼうと目的が一致しているという。
もうひとりは第七師団の鶴見中尉(玉木宏)。師団に救出された尾形から伝えられた「ふじみ」というキーワードをもとに、杉元が刺青人皮を持っていると確信。杉元を兵舎にとらえ、自身の目的は「軍事政権を作る」ことだと話し協力を仰ぐが交渉は決裂。その晩、杉元は鶴見中尉の部下である二階堂浩平・洋平(栁俊太郎)に殺害されかけるも、アシㇼパと、白石の助けのもと兵舎から脱出することに成功する。


アシㇼパは自身のもとを去った杉元を探す途中で白石と再開しており、白石は金塊の分け前を貰う代わりに、杉元・アシㇼパと協力することに決めていた。
最後に、杉元は何故金が必要なのかをアシㇼパに語る。それは二〇三高地で戦死した親友・寅次(泉澤祐希)の遺言でもあり、幼馴染で寅次の妻・梅子(高畑充希)の目を治すためだった。杉元は梅子のため、アシㇼパは父が殺された事件の真相を知るため、共に金塊を見つけると決意するのだった。

エンディングの最後に出てきたのは誰?キャストは?続編の情報と一緒に紹介
実写映画『ゴールデンカムイ』は2024年秋にドラマシリーズ版第1弾がWOWOWにて放送・配信されることが決定しています。
ドラマシリーズでは金塊の在りかを示す暗号が刻まれた刺青を背負った囚人狩りが本格化。次々に登場するあくの強いキャラクター達と、杉元勢、鶴見中尉ら第七師団、土方一派との三つ巴の刺青争奪戦も苛烈するなか、それぞれの過去や信念が解き明かされてゆくストーリー。
本作のエンディングにも、本編に登場しなかった人物が映されたましたが、ドラマシリーズ版から参加となる新キャストも解禁された。以下、発表されたキャストを紹介します。
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永倉新八(木場勝己)
元・新選組二番隊隊長。最強剣士と謳われていた。脱獄した土方歳三と合流し、力を貸す。原作3巻で登場。
二瓶鉄造(小澤征悦)
「熊撃ち」の名手として名を轟かせる猟師。狩猟を「勝負」と呼び、ある“獲物”を狙っている。原作3巻で登場。
家永カノ(桜井ユキ)
「札幌世界ホテル」の女将。美しい女性のように見えるが……。原作6巻で登場。
辺見和雄(萩原聖人)
北海道の日本海沿岸でニシン漁をする男性。礼儀正しく、人当たりも良い。原作4巻で登場。
キロランケ(池内博之)
アイヌの衣装を身に纏う男性。アシㇼパの父の友人で、アシㇼパとは別のコタンで暮らしている。原作5巻で登場。
インカラマッ(高橋メアリージュン)(※「ラ」は小文字)
狐の頭骨を使って占いをする女性。様々なアイヌのコタンを巡っている。杉元たちの前に現れるが……。原作7巻で登場。
奥山夏太郎(塩野瑛久)
元はヤクザの一味だったが、土方と出会い、魅了される。
のっぺらぼう
本作の最後に差し込まれたシーンに登場。アイヌの金塊を奪い、刺青人皮を仕込んだ張本人とされている。アシㇼパの名を知っているようだが……。
囚人は何人登場した?刺青人皮の状況は?
続編が決まり、今後も苛烈になっていくバトル。第一弾となる実写映画の段階での刺青人皮所持情報を整理し、新たなストーリーに備えましょう!
杉元一味の所持人皮
後藤竹千代
笠原勘次郎
白石由竹の写し
土方一味の所持人皮
土方歳三の写し
牛山辰馬の写し
第七師団の所持人皮
鶴見中尉が着用する不明の人皮(どの囚人の人皮であるかは、現段階では不明)
さらに『ゴールデンカムイ』一大実写化プロジェクトは、再びの映画版を構想中だという。今後明かされていく詳しいストーリーや、未解禁キャラクターたちにも要注目です。
すでに続きが待ち遠しい『ゴールデンカムイ』、続報を待ちましょう!
『ゴールデンカムイ』作品情報
◼︎上映日:2024年1月19日(金)
◼︎配給:東宝
◼︎公式HP:https://kamuy-movie.com/
(c)野田サトル/集英社 (c)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
※2024年7月8日現在の情報です。

