『さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌』、『クライ・ベイビー』など、一度は耳にしたことがあるタイトルもあれば、初めて聞くタイトルもあるかも!?
本記事では、映画好きが「これは観るべき」と絶賛する、隠れた名作映画を10本ご紹介します。
『アンダーグラウンド』（1995）
監督は『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』（18）などのエミール・クストリッツァ。出演はプレドラグ・”ミキ”・マノイロヴィッチ、ラザル・リストフスキー、ミリャナ・ヤコヴィッチほか。第48回カンヌ国際映画祭にてパルム・ドールを受賞。
あらすじ：1941年、ナチス・ドイツがユーゴスラビアを侵攻。自称レジスタンスの武器商人・マルコは、祖父の屋敷の地下に避難民たちを匿い、そこで武器の密造を行わせ生活する。やがて戦争は終結するがマルコは避難民たちにそのことを知らせず、50年もの間、人々は地下での生活を続けていた……。
『さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌』（1992）
監督は『ちびまる子ちゃん』（90）などの須田裕美子、『ドラえもん のび太のワンニャン時空伝』（04）などの芝山努。脚本は原作者のさくらももこが務める。出演はTARAKO、水谷優子、屋良有作、一龍斎貞友、富山敬、佐々木優子ほか。
あらすじ：学校の音楽の時間に習った「めんこい仔馬」という童謡を気に入ったまる子は、図工の絵のテーマにしようと決める。しかしまる子は、どのように描けばいいのか分からず悩んでいた。ある日、似顔絵描きのお姉さんに出会ったまる子は、絵の相談をする。するとそのお姉さんは、この歌は実はとても悲しい歌なのだ、と教えてくれるのだった……。
『12人の怒れる男 評決の行方』（1997）
監督は『エクソシスト』（73）などのウィリアム・フリードキン。出演はジャック・レモン、ジョージ・C・スコット、エドワード・ジェームズ・オルモス、コートニー・B・ヴァンスほか。
あらすじ：スラム街で育った1人の青年が、父親殺しの容疑で裁判にかけられた。強力な目撃証言、証拠、動機が揃っており、青年には圧倒的不利な状況で評決が始まる。12人の陪審員のうち11人は有罪としたが、1人の男性だけは無罪を訴えた。彼の主張により討論は白熱し、それぞれの人間性をも剥き出しにしていくのだった。
『クライ・ベイビー』（1990）
監督・脚本は『ピンク・フラミンゴ』（72）などのジョン・ウォーターズ。出演はジョニー・デップ、エイミー・ロケイン、スーザン・ティレル、ポリー・バーゲン、イギー・ポップほか。
あらすじ：1954年、メリーランド州ボルチモア。とある高校に通う不良グループのリーダー、クライ・ベイビーは、お嬢様のアリソンに一目惚れし、アリソンもクールな魅力を持った彼に惹かれ、2人は恋に落ちる。しかし、アリソンを取り巻く裕福で保守的な伯母や友人たちは、不良と付き合うことに猛反対し……。
『マグノリアの花たち／スティール・マグノリア』（1989）
監督は『フットルース』（84）などのハーバート・ロス。出演はサリー・フィールド、シャーリー・マクレーン、ドリー・パートン、ダリル・ハンナ、オリンピア・デュカキス、ジュリア・ロバーツほか。第47回ゴールデングローブ賞にて、ジュリア・ロバーツが助演女優賞を受賞。
あらすじ：アメリカ・ルイジアナ州の小さな町の美容室は、町の女性たちの社交場だった。イーテントン家の長女・シェルビーは結婚式の準備のため、美容室に訪れていた。ところが突然、シェルビーに発作が起こってしまう。彼女は糖尿病を患っていたのだ。結婚を控える彼女だったが、その身体は病気のため、妊娠や出産には大きなリスクが伴ってしまうが……。
『バウンド』（1996）
監督・脚本は『マトリックス』（99）などのリリー・ウォシャウスキー、ラナ・ウォシャウスキー。出演はジェニファー・ティリー、ジーナ・ガーション、ジョー・パントリアーノ、リチャード・C・サラフィアンほか。
あらすじ：盗みのプロであるコーキーは5年の刑期を終え出所し、マフィアのビアンキーニから、彼の所有するアパートの改装の仕事を任される。隣の部屋には、シーザーとその情婦・ヴァイオレットが住んでいた。コーキーとヴァイオレットは互いに惹かれ合い、恋に落ちる。ある日、組織の会計士が200万ドルを横領したことを知り、二人はその金を持ち逃げしようと計画を立てるのだった。
『異人たちとの夏』（1988）
監督は『時をかける少女』（83）などの大林宣彦。出演は風間杜夫、秋吉久美子、片岡鶴太郎、名取裕子、永島敏行ほか。原作は山田太一による同名小説。第12回日本アカデミー賞にて最優秀脚本賞を受賞。
あらすじ：40歳のシナリオ・ライター原田英雄は、妻子と別れ一人暮らしをしていた。ある夏、幼い頃に暮らしていた浅草で、12歳の時に死別した両親とそっくりな2人に出会う。子どもの頃に戻ったような懐かしい気持ちになり、たびたび彼らの元に通うようになる。時を同じくして、同じマンションに住む女性・ケイとも出会い愛し合うようになるのだが、二つの出会いによって、彼の身体は次第に衰弱していく……。
『ウォルター少年と、夏の休日』（2003）
監督・脚本は『アイアン・ジャイアント』（99）などのティム・マッキャンリーズ。出演はハーレイ・ジョエル・オスメント、ロバート・デュヴァル、マイケル・ケイン、キーラ・セジウィックほか。
あらすじ：1960年代初頭。14歳の少年・ウォルターは、夏休みの間、母の都合で大伯父・ハブとガースの元に預けられることに。頑固で無愛想な彼らにウォルターは唖然とし、全く馴染めずにいた。ある晩、ウォルターは屋根裏部屋で古い女性の写真を見つける。それには大伯父らの過去が秘められているのだった……。
『フリーダム・ライターズ』（2007）
監督・脚本は『P.S. アイラヴユー』（07）などのリチャード・ラグラヴェネーズ。出演はヒラリー・スワンク、パトリック・デンプシー、スコット・グレン、イメルダ・スタウントンほか。
あらすじ：1994年、国語教師のエリンはロサンゼルスのウィルソン高校に赴任する。高校に通う様々な人種の生徒たちは、互いを差別し憎み合っていた。そんな姿に心を痛めたエリンは、生徒たちに日記帳を配る。初めこそ、生徒たちは罵り言葉ばかりが書いていたが、次第に本音を綴るようになっていく……。
『旅立ちの時』（1988）
監督は『十二人の怒れる男』（57）などのシドニー・ルメット。出演はリヴァー・フェニックス、クリスティーン・ラーチ、マーサ・プリンプトン、ジャド・ハーシュ、アリス・ドラモンドほか。第46回ゴールデングローブ賞にて脚本賞を受賞。
あらすじ：60年代の反戦運動でテロリストとしてFBIに指名手配されたアーサーとアニー夫婦。以降彼ら家族は、名を変え各地を転々と逃亡生活を送っていた。ある時、彼らはニュージャージーの田舎にたどり着く。長男・ダニーは学校の音楽教師に才能を認められ、その娘ローナと出会い、恋に落ちるのだった……。
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※2024年4月18日時点の情報です。
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