【監督:呉美保×主演:吉沢亮】映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』新キャスト&ティザーポスター&超特報映像が解禁!

Filmarks公式

NEWS FLASH

呉美保が監督を務める映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の公開が2024年9月に決定。併せて、ティザーポスタービジュアル、特報映像、新キャストが解禁された。

【超特報映像】『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(2024)

宮城県の小さな港町、耳のきこえない両親のもとで愛されて育った五十嵐大。幼い頃から母の“通訳”をすることも“ふつう”の楽しい日常だった。しかし次第に、周りから特別視されることに戸惑い、苛立ち、母の明るささえ疎ましくなる。心を持て余したまま20歳になり、逃げるように東京へ旅立つが……。

監督を務めるのは、『そこのみにて光輝く』(2013)の呉美保。作家・エッセイストである五十嵐大の「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」を原作に、9年ぶりの長編に挑む。脚本は、『ゴールド・ボーイ』(2023)、『正欲』(2023)などを手掛ける港岳彦が務める。

主演を務めるのは、「キングダム」シリーズや「東京リベンジャーズ」シリーズなどの話題作から、『国宝』(2025)などの作家性の強い作品まで幅広く活躍する吉沢亮。本作では、耳のきこえない両親の元で育った息子・五十嵐大の心の軌跡を体現する。

そしてこの度、WEB限定の超特報が解禁となった。駅のホームで故郷・宮城から上京するための列車を待つ五十嵐大。そして、きこえる世界の彼が見つめているのは、きこえない世界の母の後ろ姿。大を乗せた列車は、新緑のトンネルをぬけ、これから経験していくであろう“ふたつの世界”をつなぐかのように進んでいく……。母のことを思いながら、未来への思いを馳せる大の表情からも、本作の世界観が伝わってくる映像となっている。

【ティザーポスター】『ぼくが生きてる、ふたつの世界

あわせて解禁となったティザーポスタービジュアルは、主人公・五十嵐大が故郷の宮城県から東京に向かう電車の中の一幕を切り取ったもの。車窓をまっすぐに見つめる瞳には故郷への思い、そして未来への期待が込められている。撮影は、原作の表紙の撮影も手がけた、写真家・文筆家の齋藤陽道が担当した。

【新キャスト】『ぼくが生きてる、ふたつの世界

さらに、本作の新キャストが解禁された。吉沢亮演じる五十嵐大の母親・明子役に忍足亜希子(おしだりあきこ)、父・陽介役を今井彰人が演じることが決定。ろう者俳優として活躍する二人が溢れんばかりの息子への思いを見事に表現する。さらに、ユースケ・サンタマリア烏丸せつこでんでんら個性豊かな俳優陣が脇を固める。

【コメント】『ぼくが生きてる、ふたつの世界

五十嵐明子 役:忍足亜希子

「きこえない親から生まれ育ったコーダの五十嵐大さんの人生、撮影を通して私も親の気持ちで成長させていただきました。私は五十嵐大さんの家庭とは逆の境遇で、私は生まれつきこえない子供で、きこえる親から生まれ、きこえる世界で育ちました。自分は何者なのか孤独感や苦悩と葛藤しながらもきこえる世界ときこえない世界を行き来するという、同じ立場だからこそ、とても共感しました。コーダの世界をひとりでも多く知ってもらえる良い機会になれば見方も変わると思います。呉美保監督をはじめ吉沢亮さんと共に五十嵐大さんの人生を歩みながら、沢山のことを学ばせていただきました。」

原作者:五十嵐大

「ふたつの世界に挟まれ、まるで揺蕩たゆたうように生きるコーダについて説明するのは、いつだって難しい。だからこそ、理解してもらうことを諦めていた時期もありました。でも、社会は少しずつ前進していて、ようやく、コーダが抱える葛藤にも目が向けられるようになりました。子どもの頃の自分がいまの状況を目にしたら、「世の中は捨てたもんじゃないな」と思うかもしれません。完成した映画は、想像を遥かに超えるものでした。コーダの苦しみが描かれつつも、そこにあるのは普遍的な親子の愛情です。きこえない母ときこえる息子がどんな愛情を紡いでいくのか、ひとりでも多くの方に観ていただけることを願っています。」

『ぼくが生きてる、ふたつの世界』は、2024年9月新宿ピカデリー他全国ロードショー。

ぼくが生きてる、ふたつの世界』概要

原作:五十嵐大「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」(幻冬舎刊)
監督:呉美保
主演:吉沢亮
配給:ギャガ
公式:https://gaga.ne.jp/FutatsunoSekai/

(C)五十嵐大/幻冬舎(C)2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会

※2024年4⽉23⽇時点の情報です。

記事をシェア

公式アカウントをフォロー

  • RSS