週末なに観る?編集部がおすすめする劇場公開中の映画3選!『告白 コンフェッション』『関心領域』etc.【2024年5月31日版】

週末に劇場公開中の映画の中から、FILMAGA編集部員がおすすめする3作品を紹介します。(2024年5月31日版)

今度の週末は映画を観ない?  映画館で公開中&動画配信サービスで視聴できる映画をFILMAGA編集部員がレコメンドする企画、「#週末なに観る?」。まだ予定が決まっていない方のために、 作品の魅力を語ります!

今週はFILMAGA編集部・小川がレコメンド!

PROFILE:ミステリーで頭を使い、アクション作品でスカッとしたあと、ヒューマンドラマでジーンとする。ジメッとする季節は元気になる映画で乗り切りましょう〜。

5月31日 劇場公開『告白 コンフェッション』(2024)

あらすじ:大学山岳部OBで親友の浅井(生田斗真)とジヨン(ヤン・イクチュン)は、16年前、大学の卒業登山中に行方不明となって事故死とされている同級生の西田さゆり(奈緒)への17回忌となる慰霊登山中、猛吹雪により遭難してしまう。脚に大怪我を負ってしまい、死を確信したジヨンは、さゆりは自分が殺害したのだと浅井に告白する。そうして死を受け入れたジヨンだったが、その直後、眼前に山小屋が出現し、二人は一命を取り留めることに。明け方まで救助隊が来るのを待つ二人だったが、浅井はジヨンの態度がどこかおかしいことに気づく。「ジヨンは明らかに告白したことを後悔しているに違いない……」。この上なく異様で気まずい空気が流れる山小屋内で、ジヨンの行動は常軌を逸し始め、狂気をはらんでいく。やがて一線を越えた二人の攻防は、ある真実を浮かび上がらせ、想像の上をいく、衝撃の朝を迎えることに。

小川:「雪山・遭難・コテージ」という鉄板な設定ながら、スリルが加速していくジェットコースターのような映画でした。最初は気まずい2人が、次第に疑心暗鬼になっていく臨場感にドキドキ。やがて浅井とジヨンの命を賭けた攻防が繰り広げられるのですが、ジヨンの気迫にとにかく圧倒されます……。途中から、「これスリラーじゃなくてホラーかも……」と思いながら観ていました(笑)。コテージは部屋がいくつかあるタイプの二階建てになっていて、その構造をうまく使っていたのも印象的。相手から隠れられる安心感と、どこからやってくるか分からない不安を見事に使いこなしていました。限られた空間での演出は工夫が多くて大好きです。さあ、救助隊が来るまで浅井は生き残ることができるのか、そして「ある真実」とは何なのか、ぜひネタバレなしでご覧ください!

劇場公開中『関心領域』(2023)

あらすじ:空は青く、誰もが笑顔で、子供たちの楽しげな声が聴こえてくる。そして、窓から見える壁の向こうでは大きな建物から黒い煙があがっている。時は1945年、アウシュビッツ収容所の所長ルドルフ・ヘス(クリスティアン・フリーデル)とその妻ヘドウィグ(ザンドラ・ヒュラー)ら家族は、収容所の隣で幸せに暮らしていた。スクリーンに映し出されるのは、どこにでもある穏やかな日常。しかし、壁ひとつ隔てたアウシュビッツ収容所の存在が、音、建物からあがる煙、家族の交わす何気ない会話や視線、そして気配から着実に伝わってくる。壁を隔てたふたつの世界にどんな違いがあるのか? 平和に暮らす家族と彼らにはどんな違いがあるのか? そして、あなたと彼らとの違いは?

小川:第96回アカデミー賞にて国際長編映画賞および音響賞、第76回カンヌ国際映画祭でグランプリを獲得した本作。ホロコーストを題材とした作品ですが、暴力的な描写は一切なく、映されるのは穏やかで幸せなドイツ人の日常。ですが、終始不穏な“音”が響いている。その意味を理解した上で鑑賞すれば、一家の異常さがありありと浮かび上がります。作品を最後まで観た時、何を感じるのか、すでにFilmarksに様々なレビューが寄せられていて興味深いです。決して楽しい映画ではないのですが、本当に“音”が重要な作品なので、劇場で観ることをおすすめします。映像の中には不可解なシーンがいくつか登場します。ルドルフの視線の意味や、リンゴをもつ少女の映像については、FILMAGAで解説記事も作っていますので映画をご覧になった方はぜひ読んでみてくださいね。

劇場公開中『劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ』(2024)

あらすじ:時は80年代、函館。ある中学校で、給食マニアの教師と生徒が、静かな「闘い」を続けていた……。それは、どちらが給食を「おいしく食べるか」。給食をこよなく愛する中学教師、甘利田幸男(市原隼人)。自由奔放な発想で独自の給食道を歩む生徒、粒來ケン(田澤泰粋)。ある日、忍川町町長(石黒賢)によって忍川中学が給食完食のモデル校に選定される。忍川町の町長選挙を前に、忍川中学の給食が政治利用に使われようとしていたのだった。不穏な空気を察知した甘利田は、おいしい給食を守るために立ち上がる。

小川:大好きなシリーズの最新作がついに公開になりました! 作品の見どころはカタブツな教師・甘利田先生のオーバーリアクションな給食シーン。甘利田先生演じる市原隼人さんの熱がとにかくすごい! 給食に対する演技であんなに青筋を立てられる俳優さんを見たことありません。ついに登場した北海道の郷土料理「イカメシ」を前に、甘利田先生と粒來くんがどのようにおいしく食べるのか、ぜひ注目してください! そして劇場版ですから、描かれるのは給食時間だけではありません。今回は町長と給食の食べ方について対立することになります。劇場版は過去2作あり、毎回壁にぶつかっては甘利田先生は転勤の憂き目にあっていました。今作はどうなるのか、結末を見届けてください。甘利田先生と比留川先生(大原優乃さん)との関係もとてもよかったです(涙)。ドラマから繋がっているものの、この作品からでも十分楽しめるので、まだ見たことのない方は入門にもおすすめです。

週末に観る映画は決まりましたか? 名作に出合えたらFilmarksでレビューしてね。それでは良い映画ライフを!
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※2024年5月31日時点の情報です。

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