今週末は映画を観ない? 映画館で公開中&動画配信サービスで視聴できる映画をFILMAGA編集部員がレコメンドする企画、「#週末なに観る?」。まだ予定が決まっていない方のために、作品の魅力を語ります!
今週はFILMAGA編集部・井上がレコメンド!

PROFILE:『チャーリーとチョコレート工場』(05)のお菓子で一番食べてみたいのは、おじいちゃんの回想シーンで登場する小鳥が出てくるチョコレートです!
劇場公開中『聖なるイチジクの種』(2024)
あらすじ:国家公務に従事する⼀家の主・イマンは20年間にわたる勤勉さと愛国⼼を買われ夢にまで⾒た予審判事に昇進。しかし業務は、反政府デモ逮捕者に不当な刑罰を課すための国家の下働きだった。報復の危険が付きまとうため国から家族を守る護⾝⽤の銃が⽀給される。しかしある⽇、家庭内から銃が消えた……。最初はイマンの不始末による紛失だと思われたが、次第に疑いの⽬は、妻・ナジメ、姉のレズワン、妹・サナの3⼈に向けられる。誰が? 何のために? 捜索が進むにつれ互いの疑⼼暗⻤が家庭を⽀配する。そして家族さえ知らないそれぞれの疑惑が交錯するとき、物語は予想不能に壮絶に狂いだす……。カンヌ国際映画祭<審査員特別賞>受賞の衝撃のサスペンススリラー!
井上:第97回アカデミー賞国際長編映画賞ドイツ代表に選出されている本作。舞台は政府への抗議運動が苛烈した2022年のイラン。抗議運動の背景には、ヒジャブの被り方を問題視されたマフサ・アミニさんが逮捕後、不審死した事件があります。デモの実際の映像を織り交ぜながらイランの人々のリアルな暮らしが映し出され、家⽗⻑制度や⼥性の⼈権と⾃由の問題に切り込んでいます。父・母・娘達それぞれの正義や葛藤が交錯し、銃の紛失事件をきっかけに加速していく家庭内の緊張感が凄まじく、サスペンスとしても秀逸でした。終始さまざまな不安に支配され、167分もあっという間に感じられました。監督・俳優・スタッフが命懸けで伝える真実を、多くの方に観ていただきたいです。
VOD配信中『ブルーピリオド』(2024)
あらすじ:生きてる実感が持てなかった。あの青い絵を描くまでは……。これはからっぽだった俺が、初めて挑む物語。ソツなく器用に生きてきた高校生・矢口八虎は、苦手な美術の授業の課題「私の好きな風景」に困っていた。悩んだ末に、一番好きな「明け方の青い渋谷」を描いてみた。その時、絵を通じて初めて本当の自分をさらけ出せたような気がした八虎は、美術に興味を持ちはじめ、どんどんのめりこんでいく。そして、国内最難関の美術大学への受験を決意するのだが……。立ちはだかる才能あふれるライバル達。正解のない「アート」という大きな壁。経験も才能も持ってない自分はどう戦う!? 苦悩と挫折の果てに、八虎は【自分だけの色】で描くことができるのか。
井上:大人気漫画を実写化した本作。人間関係も勉強も器用にこなし、周囲から求められる自分を生きてきた主人公・矢口八虎が、絵と出会ったことで人と自分に真剣に向き合い、生きる意味を見出していく。技術はもちろん、自己分析と表現に思い悩む美大受験生たちがの様子は、観ているだけで苦しくなってきます。そんな中、高校の美術教師・佐伯先生をはじめとする登場人物たちの台詞が刺さります……。人間として、アーティストとして成長していく八虎の姿と共に、好きなものへの向き合い方、夢中になれるものに出会えることの素晴らしさを気づかせてくれる作品でした。
VOD配信中『オオカミ狩り』(2022)
あらすじ:2022年、フィリピン マニラ。現地で逮捕された犯罪者たちを乗せた貨物船“フロンティア・タイタン号”が釜山港に向けて出航した。長年、凶悪犯罪を担当してきたベテラン刑事の約20人が護送官として乗船。釜山では、海上交通管制ンターで海洋監視システムを設置。万全な体制により、韓比共同護送計画(プロジェクト名:オオカミ狩り)が進められた。監獄化した貨物船には、13名に対する殺人および殺人教唆、強姦罪に問われ第一級殺人犯として国際手配されたジョンドゥ、特殊暴行17件で赤手配者のドイルなど極悪非道な犯罪者たちが収容されていた。その夜、密かに脱走を企てていたジョンドゥと刑事として紛れ込んでいたジョンドゥの一味により暴動が勃発。船上は武器を手にした犯罪者たちで溢れかえる。仲間以外は誰であろうと容赦なく殺める犯罪者たちと彼らに立ち向かう警察。そこに、眠っていた“怪人”が目を覚まし、熾烈な戦いが幕を開ける。地獄の航海から生き残るのは誰か……。
井上:ソ・イングク、チャン・ドンユン、チョン・ソミンなど豪華俳優陣が出演する本作。貨物船のうす暗く不穏な雰囲気の中描かれるのは、極悪犯罪者vs警察vs怪人のサバイバル・アクション。とにかく血が大量で、撮影には2.5トン以上の血糊が使われたそう。スプラッターファンには見応えたっぷり、血が苦手な方は少し心構えが必要かもしれません……。逃げ場のない激戦が繰り広げられ、様々な方法で容赦無く死んでいく登場人物たち。スピード感のある物語と意外な展開に驚かされます!
週末に観る映画は決まりましたか? 名作に出合えたらFilmarksでレビューしていただけると幸いです! それでは良い映画ライフを!
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※2025年2月13日時点の情報です。



