透明感のあるみずみずしい演技が魅力的な永野芽郁。そんな彼女が出演したおすすめ映画をまとめてご紹介。
永野芽郁 プロフィール
永野芽郁は、1999年9月24日生まれ、東京都出身。スカウトをきっかけに芸能界入りを果たす。
ティーン向けファッション誌のモデルとして活躍するかたわら、『私の優しくない先輩』(10)、NHK大河ドラマ『八重の桜』(13)などに出演し、女優としての活動の幅を広げていく。
2015年、オーディションでヒロイン役を勝ち取った『俺物語!!』(15)で一躍注目を集め、『ひるなかの流星』(16)で映画初主演。『帝一の國』(17)、『ピーチガール』(17)など話題作への出演を重ねていく。
NHK連続テレビ小説『半分、青い。』(18)の主演でお茶の間の知名度を高め、以降も多数の映画やTVドラマに出演。
ヒロインを務める『仮面病棟』が2020年3月6日に公開を控えるほか、2020年12月公開予定の山田洋次監督作品『キネマの神様』にも出演が決定している。
『俺物語!!』(2015)
TVアニメ化もされ人気を博した、河原和音原作・アルコ作画の同名少女漫画を実写映画化。『映画 鈴木先生』『チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話』などの河合勇人が監督を務め、TVドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』『アンナチュラル』などを手掛けるヒットメーカー・野木亜紀子が脚本を担当。高校生離れした外見の男子とイケメンの親友、可愛らしい女子高生の恋愛模様を描く。
いかつい外見と巨体だが、優しく純粋で正義感にあふれる高校1年生の剛田猛男(鈴木亮平)は、しつこいナンパに困っていた女子高生の大和凛子(永野芽郁)を助け、彼女に一目ぼれしてしまう。しかし、凛子はイケメンの親友・砂川誠(坂口健太郎)のことが好きだと感じた猛男は、二人の仲を取り持とうとするのだが……。
永野芽郁が演じたのは、ヒロインの女子高生・大和凛子。天然でおっとりとした可愛らしさを魅力たっぷりに演じ、原作ファンからも高い評価を得ている。
『ひるなかの流星』(2016)
やまもり三香による人気同名コミックを、『僕の初恋をキミに捧ぐ』『パラダイス・キス』などラブストーリーを多数手掛ける新城毅彦監督が実写映画化。田舎育ちの女子高生が、初恋相手の担任教師と同級生の間で揺れる様子を描いた青春ラブストーリー。
田舎から東京に転校してきた女子高生・与謝野すずめ(永野芽郁)は、担任教師の獅子尾五月(三浦翔平)に初めての恋をする。獅子尾もすずめへの気持ちを抱きつつ、教師という立場上素直になれずにいた。そんな中、すずめは、女子が大の苦手なはずのクラスメイトの馬村大輝(白濱亜嵐)から告白される。
本作で映画初主演を務めた永野芽郁が演じたのは、主人公の与謝野すずめ。初恋に心をときめかせるピュアな女子高生を熱演し、女子中高生を中心に大きな共感を得た。
『PARKS パークス』(2016)
井の頭恩賜公園の開園100周年記念として製作された青春音楽ドラマ。『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』などの瀬田なつきが監督・脚本を手掛けた。
吉祥寺で1人暮らしをしている女子大生・吉永純(橋本愛)のもとに、女子高生の木下ハル(永野芽郁)が訪ねてくる。ハルは、亡き父の元恋人・山口佐和子(石橋静河)を探しているという。二人は佐和子の孫・小田倉トキオ(染谷将太)に出会うが、佐和子は既に他界していた。3人は父たちの遺品であるラブソングを発見し、曲の続きを作ろうと奮闘する。
永野芽郁が演じたのは、亡き父の身辺を探す女子高生・木下ハル。どこか謎めいた雰囲気を持ち、物語の展開の鍵を握る役どころを演じている。
『帝一の國』(2017)
古屋兎丸による同名コミックを、『世界から猫が消えたなら』『恋は雨上がりのように』などの永井聡監督が実写映画化。超名門高校を舞台に、生徒会長の座を巡って繰り広げられる激しいバトルをユーモアたっぷりに描いた学園コメディ。
全国のエリートたちが集まる超名門・海帝高校に首席入学を果たした赤場帝一(菅田将暉)は、将来の入閣を見据え、2年後の生徒会長の座を狙って動き始める。それは想像を絶する権力闘争の始まりであった……。
永野芽郁が演じたのは、帝一の幼なじみで恋人の白鳥美美子。生徒会長選挙に命をかける帝一とすれ違いが生じてしまうが、おてんばな性格からとある行動に出る。永野芽郁の魅力が存分に詰まったエンドロールも必見。
『ピーチガール』(2017)
TVアニメ化もされた上田美和の同名人気コミックを、『honey』の神徳幸治監督が実写映画化。見た目はギャル風だが、中身は真面目な女子高生を取り巻く男女の恋模様を描いた青春ラブストーリー。
女子高生の安達もも(山本美月)は、ピュアで真面目な性格だが、ギャル風な外見のせいで遊び人だと誤解され悩んでいた。さらに校内イチのモテ男・岡安浬(伊野尾慧)から一方的にキスをされ噂になってしまう。人のものを欲しがる友人・柏木沙絵(永野芽郁)は、ももが東寺ヶ森一矢(新田真剣佑)に片思いをしていることを知り、横取りしようと画策する。
永野芽郁が演じたのは、もものクラスメイトの柏木沙絵。清楚で可愛らしい外見とは裏腹に、ももが欲しいものは何でも横取りしたくなる、小悪魔的な“ワルイ女”を好演している。
『ミックス。』(2017)
『エイプリルフールズ』の石川淳一監督と脚本家の古沢良太が再タッグを組んで送るオリジナル作品。卓球をテーマに、人生の再起をかける女性の姿と彼女を取り巻く人間模様、恋愛の行方を描いたロマンティックコメディ。
かつて天才卓球少女として名を馳せていたが、現在は普通のアラサーOL・富田多満子(新垣結衣)。失恋を機に仕事を辞めて地元に逃げ帰った多満子は、亡き母が経営していた卓球クラブの赤字に直面する。クラブ再建と元彼を見返すため、多満子は元プロボクサー選手の萩原久(瑛太)とコンビを組み、卓球クラブの仲間とともに全日本卓球選手権への出場を目指す。
永野芽郁が演じたのは、卓球界のアイドル的存在である小笠原愛莉。多満子の彼氏・江島晃彦(瀬戸康史)を奪い、彼とペアを組んで多満子との試合に挑む。濃い目のメイクやぶりっ子な発言など、『ピーチガール』とは一味違った小悪魔的な女性を演じている。
『君は月夜に光り輝く』(2019)
佐野徹夜の同名小説を、『君の膵臓をたべたい』などの月川翔が監督・脚本を手掛け、実写映画化。不治の病に冒された女子高生と、彼女と不思議な縁でつながる男子高校生が織り成すラブストーリー。
高校生の渡良瀬まみず(永野芽郁)は、“発光病”という難病を患い、入院生活を余儀なくされていた。同級生の岡田卓也(北村匠海)は、外に出られないまみずのの代わりに願いを実行して感想を伝えるという “代行体験”を行うことに。代行体験を通して2人は距離を縮めていくが、逃れられない運命が待ち受けていた。
主演を務めた永野芽郁は、病に冒され、宣告された余命を既に過ぎた“余命ゼロの”女子高生・渡良瀬まみずを演じた。残り僅かの命で必死に輝こうとする、儚く切ない姿に注目したい。
『二ノ国』(2019)
レベルファイブのRPG「二ノ国」をアニメ映画化。レベルファイブ代表の日野晃博が製作総指揮・原案・脚本を手掛け、スタジオジブリの作品を多数支えた百瀬義行が監督を務めた。現実世界と魔法の世界を行き来する少年たちの冒険や葛藤を描いた青春ファンタジー。
車いすの高校生ユウ(声:山崎賢人)と親友のハル(声:新田真剣佑)は、事件に巻き込まれた幼なじみのコトナ(声:永野芽郁)を助けようとして、魔法の世界“二ノ国”に引き込まれてしまう。ユウは魔法の世界で出会ったアーシャに心を惹かれるが、コトナを助けるためにはアーシャの命を奪わなければならないことを知る。
永野芽郁は、現実世界のコトナと、魔法世界のアーシャの声を担当。一人二役の難役に挑み、好評を博した。
『仮面病棟』(2020)
知念実希人の同名ミステリー小説を、『屍人荘の殺人』などの木村ひさし監督が実写映画化。凶悪犯に占拠された病院を舞台に、閉じ込められた医師たちの決死の脱出劇を描く。
元精神科病院であった田所病院に、1日だけの当直医としてやって来た速水秀悟(坂口健太郎)は、ピエロの仮面を被った凶悪犯の立てこもり事件に巻き込まれ、監禁されてしまう。犯人に銃で撃たれた女子大生・川崎瞳(永野芽郁)と共に脱出を試みるが、病院が抱える不可解な事態に直面する。
永野芽郁が演じたのは、ヒロインの女子大生・川崎瞳。映画では初のミステリー作品出演となった本作で、緊張と恐怖にさらされた迫真の演技をみせ、新境地を開拓している。2020年3月6日公開予定。
『キネマの神様』(2020)
原田マハの同名小説を、「男はつらいよ」シリーズなど多数のヒット作を生み出している山田洋次監督が実写映画化。松竹映画100周年記念作品として製作され、志村けん・菅田将暉がダブル主演を務める。時代を超えた愛と友情、家族を描いた物語。
ギャンブル好きで家族から見放されたダメ親父・ゴウ(志村けん)は、かつては映画の撮影所で働き、映画をこよなく愛する青年だった。若き頃のゴウ(菅田将暉)と、名画座の館主・テラシンが、ともに食堂の娘(永野芽郁)に恋をしてしまったことから、運命が狂い始めていく……。
山田洋次作品に初出演を果たした永野芽郁が、どのようなヒロインを演じるのか、注目が集まる。2020年12月公開予定。
【文・ココネコ】
(C)アルコ・河原和音/集英社(C)2015映画「俺物語!!」製作委員会(C)2017 フジテレビジョン 東宝 集英社(C)やまもり三香/集英社(C)2017本田プロモーションBAUS(C)2017 フジテレビジョン 集英社 東宝(C)古屋兎丸/集英社(C)2017「ピーチガール」製作委員会(C)2019「君は月夜に光り輝く」製作委員会(C)2020 映画「仮面病棟」製作委員会