映画「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズはヘレン・フィールディングのベストセラー小説を映画化したロマンチック・コメディです。
レネー・ゼルヴィガー演じるヒロイン、ブリジット・ジョーンズが恋に仕事に悪戦苦闘しながらもポジティブに等身大に生きる様子に共感が得られ、人気シリーズとなりました。
今回は「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズを公開順に紹介いたします。
『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001)
ロンドンの出版社に勤める32歳独身女性のブリジットは、実家に帰った時にバツイチのマーク(コリン・ファース)を紹介される。しかしお互いの印象は悪いまま終わってしまう。ロンドンに帰ったブリジットは、自分を変えるため日記をつけ始める。その後、憧れの上司・ダニエル(ヒュー・グラント)と急接近するも、ダニエルには同じ会社に婚約者がいた。傷心のブリジットの前に、マークが再び現れ、ブリジット、マーク、ダニエルの関係がもつれ始める。
ブリジット役のレネー・ゼルヴィガーは、役作りのため6キロ太り、親近感もあるヒロイン像を作り上げ、多くの女性が共感できるラブストーリーが完成した。リアリティがあるありながらも、コリン・ファースとヒュー・グラントに囲まれる姿は夢がある。
『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』(2014)
マークと順風満帆な恋人関係を送るブリジットだったが、弁護士であるマークの秘書の女性に嫉妬してしまい、喧嘩し別れてしまう。そんな中、ダニエルとテレビの取材のためタイへ向かうが、薬物所持で一人誤認逮捕されてしまう。一人でピンチに陥るブリジットだったが、そこに助けに来てくれたのはマークだった。
つまらない嫉妬で恋人との関係を壊してしまうブリジットは、1作目に引き続き、等身大の独身女性を好演している。ダメダメなのに憎めないヒロインと、マークのかっこよさが際立つ続編となった。
『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』(2016)
アラフォーになったブリジットはまだ独身のままだった。マークとは別れ、彼は別の女性と結婚していた。そんなブリジットの前にIT企業のイケメン社長のジャック(パトリック・デンプシー)が現れ、恋へ発展していく。しかしそんな中マークとも再会し、ブリジットはまたしても2人の男性の間で揺れ動くこととなる。ブリジットは最後に誰と結ばれるのか。
てっきりマークと結婚しているかと思われたが、マークとは別れダニエルは他界しているという驚きのスタート。さらには妊娠が発覚し父親が二人のどちらかわからないという展開に。それでも等身大の自分を大切に、力強い人生を送るブリジットに、恋愛だけではなく、仕事や人生のヒントをもらえる。
【文・タナカリオ】
(C)Universal Studios.
※2020年3月19日時点の情報です。