カオス理論のひとつである「バタフライ効果」に基づいたサスペンス・スリラー「バタフライ・エフェクト」シリーズ。過去を書き換える特殊能力を持つ青年が運命に翻弄される姿が描かれる。シリーズ全3作でキャストが変わり、それぞれに愛のドラマがある。1度観たことがある人も「結末どうなるんだっけ？」とたまに見直したくなるやみつき映画シリーズを今回はまとめて紹介。
『バタフライ・エフェクト』（2004）
幼い頃から記憶喪失に悩んでいたエヴァン（アシュトン・カッチャー）は、大学で心理学を学んでいる。治療の一環として毎日の出来事を日記に書き留めていたが、久しぶりに読み返してみると日記に書かれた過去に戻れる能力があることに気がつく。そこで過去のある時点を訪れ、記憶を書き換えようとするのだが……。
初期状態における些細なことが原因となって大きな現象を引き起こすというカオス理論のひとつである「バタフライ効果」に基づいたサスペンス・スリラー「バタフライ・エフェクト」シリーズ第1弾。監督は脚本家のエリック・ブレスが担当し、主演は人気実力派俳優アシュトン・カッチャー。サスペンスフルな物語展開と次々繰り出されるサプライズは衝撃の結末へと観客を導く。
『バタフライ・エフェクト2』（2007）
恋人のジュリー（エリカ・デュランス）の誕生日を祝うため友人達とドライブに出かけたニックウ（エリック・ライヴリー）。しかし途中で事故に遭い、ジュリーと友人たちを失ってしまう。悲しみにくれるニックであったが、ある日思い出の写真をみていると激しい頭痛に襲われ、気がつくとドライブの時点にタイムスリップしていたのだった。
過去を書き換える能力を持つ青年が運命に翻弄されるノンストップサスペンス「バタフライ・エフェクト」シリーズ第2弾となる本作では、新しく『マスク』（1994）などの作品で撮影監督を務めたジョン・R・レオネッティが監督を担当し、エリック・ライヴリーが主演を務める。前作同様、過去と現在を往還する青年が辿り着く衝撃的結末に心が揺り動かされる。
『バタフライ・エフェクト3／最後の選択』（2009）
過去と現在を往還する特殊能力を持ったサム（クリス・カーマック）は多くの事件を見事解決してきた。ある日、サムの元恋人レベッカ（ミア・セラフィノ）の姉リズ（サラ・ハーベル）がサムを訪ねてきて、レベッカを殺した犯人を捕まえてほしいと頼むのだが……。
過去へタイムスリップして過去を書き換えられる特殊能力を持つ青年が運命に翻弄されるノンストップサスペンス「バタフライ・エフェクト」シリーズ第3弾。監督は新たにセス・グロスマンが担当。予測不能のスリリングな展開とともに、切ない愛の物語が重ねられる。
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※2020年4月21日時点の情報です。
