『オデッセイ』公開記念!心に響く演技派マット・デイモン出演の感動作品7選

邦画・洋画、ジャンルを問わない映画好き

いと

アンディ・ウィアーの小説『火星の人』をマット・デイモン主演で映画化した作品『オデッセイ』がついに2月5日、日本で公開されます!

オデッセイ

(C)2015 Twentieth Century Fox Film

本国では既に高い評価を受け、今年のアカデミー賞では作品賞、主演男優賞を含む7部門でのノミネートを果たしています。

もう一度家族に会うために、ひとりぼっちの火星で全知全能を尽くして生きるマット・デイモン演じるワトニーの姿に胸を打たれる人も多いのだとか。

そんなわけで今回は『オデッセイ』への期待を込めて胸を打たれるマット・デイモン出演映画を7作紹介していこうと思います

『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』

MITの数学教授ランボー(ステラン・スカルスガルド)は素行の悪いアルバイトの清掃員ウィル(マット・デイモン)の非凡な頭脳に気がつく。

ウィルを更生させ才能を開花させるためランボーは様々なカウンセラーと彼を引き合わせるものの屈折したウィルにあしらわれてばかりだった。そんなある日、ランボーは旧友の心理学者ショーン(ロビン・ウィリアムズ)にウィルを紹介する……。

グッド・ウィル・ハンティング

マット・デイモンが大学在籍中に盟友ベン・アフレックと共に完成させた脚本をガス・ヴァン・サントが監督を勤め映画化した作品。

俳優としては駆け出しで、ほぼ無名だったにも関わらずこの作品で第70回アカデミー賞脚本賞をベン・アフレックと共同で受賞し、更に主演男優賞にもノミネートするなど映画に対する非凡な才能を感じさせます。

深いトラウマを抱え人との関係に臆病なウィルが、妻を亡くし旧友との確執にも胸を痛めるショーンと出会い本当の自分に気がついていく。凡夫ではあるがウィルの事を親友だと考えるベン・アフレック演じるチャッキーの思いにも注目して欲しい作品です。

『レインメーカー』

弁護士を目指すルーディ(マット・デイモン)は悪名高い弁護士ブルーザー(ミッキー・ローク)の事務所に雇われる。

初の案件として白血病に苦しむ患者に対して保険金の支払を拒否する保険会社への訴訟を請け負う事になるが、やがてこの訴訟がルーディの価値観を変えていく……。

(C)1997 by Paramount Pictures. All Rights

ゴッド・ファーザー』や『地獄の黙示録』などの代表作を持つフランシス・フォード・コッポラがマット・デイモンを主役に抜擢し製作された法廷闘争映画。

保険料を支払わせておきながら難癖をつけて必要な時に保険金を給付しないという問題は『ジョンQ-最後の決断-』などたびたび映画の題材に取り上げられるほどアメリカではメジャーな問題。

法律の正義と力を信じる新米弁護士が病気に苦しむ人を食い物にする巨大企業に立ち向かう内に、自分の信じていた法律の価値観が揺らいでいく。「法律」のあるべき姿を問うコッポラらしい作品と言えます。

『プライベート・ライアン』

第2次世界大戦時、オマハ・ビーチでの熾烈な戦闘を生き残ったミラー大尉(トム・ハンクス)に兄弟が全て戦死したライアン一等兵(マット・デイモン)を戦地から救出せよとの命令が下される。

いつ敵に襲撃されるかも分からない地で部下8人を引き連れ、所在もしれないライアン一等兵をミラーたちは探し回る……。

プライベート・ライアン

映画冒頭のオマハ・ビーチ上陸作戦での四肢が吹き飛び、内臓が露出する悲惨な映像に映画館で実際の戦争経験者が卒倒する騒ぎを起こした事でも話題を呼んだ『プライベート・ライアン』。

今回、マット・デイモン特集を書かせていただいている訳ですが、実はこの作品マット・デイモンの出演シーンはほんの僅か。しかし、そのほんの僅かのシーンが非常に重要なのです!

たかだか一兵卒を助けるために幾度と無く襲い来る敵達との戦闘と仲間の死を越えるミラーたち、その先に待っているライアンという人物が一体どのような人物なのか、命をかけてまで救うべき価値のある人物なのか、僅かのシーンでその答えを示すマット・デイモンの演技を是非是非観ていただきたいです。

『リプリー』

貧しい出自のトム・リプリー(マット・デイモン)はパーティの最中に大富豪のハーバード(ジェームズ・レブホーン)に息子ディッキー(ジュード・ロウ)の友人だと勘違いをされる。とっさにディッキーの友人を演じたトムはハーバードにディッキーを連れ戻して欲しいと頼まれる。

その頼みを受け地中海でディッキーと出会い意気投合するトムだったが、些細な言い合いからディッキーを殺害してしまう……。

リプリー

今も昔も様々な「デキる男」を演じてきたマット・デイモンが田舎臭い不気味な青年を演じた『リプリー』。

富豪の息子を殺害した事で舞い降りた大金を手に入れ、憧れの暮らしが出来るチャンス。底辺の暮らしをしていたトムはそのチャンスを逃さないために次々と罪を重ねていきます。

彼の元来の性格ゆえなのか、大金という魔力のせいなのか。闇に魅入られ壊れていくトムの姿は野暮ったい田舎者から犯罪者へとどんどん変貌。マット・デイモンとジュード・ロウの刺激的な演技がこの映画の何とも言えなさを深めている怪作です。

『インビクタス/負けざる者たち』

1994年、南アフリカ。反体制活動家として27年間投獄されていたネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)が釈放される。黒人層からの圧倒的な支持を集めるマンデラは同年、南アフリカ初の黒人大統領に就任した。

白人と黒人の対立が激化し、国富の上昇も期待できない現状を打破するべくマンデラが目をつけたのはフランソワ・ピナール(マット・デイモン)が主将を勤めるラグビーの南アフリカ代表チーム「スプリングボクス」だった。

インビクタス

実在するネルソン・マンデラが自分を演じて欲しい俳優としてモーガン・フリーマンを指名し映画化されたクリント・イーストウッド監督作品。

ネルソン・マンデラがいかに南アフリカを良い方向に導いていったかをメインに描き、その1つの方針としてスポーツを使った国民の団結促進をピックアップ。映画そのものとしてもマンデラと言う人物の偉大さやスポーツが人に与える奇跡が感動的に表現され間違いなく名作なのですが、やはりここで注目したいのがマット・デイモン。

ラガーマンらしい筋肉質な体づくりと「あくまで主役はネルソン・マンデラ」と言わんばかりの控えめな演技。マンデラとラグビーの力を信じ、ただ優勝を目指す「スプリングボクス」を終盤はただただ画面の前で応援してしまうこと間違いなしです。

『ヒア アフター』

フランス、津波に巻き込まれ不思議な臨死体験をしたマリー(セシル・ドゥ・フランス)は自身の体験を徹底的に調べる事を決意する。

イギリス、交通事故で双子の兄を失ってしまったマーカス(フランキー・マクラレン)はその死を受け入れる事が出来ず、心に深い傷を受けていた。

アメリカ、かつて霊能者として名を馳せたジョージ(マット・デイモン)は今はその能力を使用せず静かに暮らしていた。

国も境遇も違う3人の道が「死」という概念から1つに繋がり始める……。

ヒア・アフター

誰にでも訪れる「死」という概念により繋がる3人の道を「死後の世界」を題材に描いたクリント・イーストウッド監督作

「死後の世界」や霊能力などを取り上げながらファンタジーな内容にせず、いつも直ぐ側にあるようで手の届かない場所という描き方が個人的に好きな作品です。

日本ではこの映画の公開直後に東日本大震災が発生し、公開が中止されました。それを受けワーナー・ブラザーズは米国でのDVDの売上を被災者への義援金として寄付。日本にとっても重要な意味を持った映画になったと言えます。

『プロミスト・ランド』

大手エネルギー会社から派遣され天然ガスの採掘権を求め田舎町にやってきたスティーヴ(マット・デイモン)はいつも通りの巧みな話術で次々と町の住民から契約を取り付けていく。

しかし、ある時住民の1人フランク(ハル・ホルブルック)が採掘の際に使用する水圧破砕法の危険を町民の前で指摘し始め町民たちに動揺が広まり始める……。

プロミストランド

(c) 2012 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

マット・デイモンが『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のガス・ヴァン・サント監督と再び手を組み製作した環境問題をテーマにした作品。

水圧破砕法は実際にもその危険性を指摘され、専門家たちの間では「次のアスベスト」とも言われる採掘法。しかし、一方で採掘権を売る事で財政状況が破綻しかけた田舎町が復活する資金を得られる。

環境へ与える被害を顧みずお金の魅力を使って採掘権を買い進めるスティーヴと町を守るため疑問を投げかけるフランク。元々田舎町に住み財政の破綻に苦しんだスティーヴなりの正義と死後も町を守りたいフランクの正義、美しい風景を舞台にエネルギー問題について考えさせられる映画です。

まとめ

マット・デイモンといえば、リアルかつスタイリッシュな戦闘シーンが印象的なボーンシリーズが有名ですが、あえて今回は彼の卓越した演技に心を打たれる映画を選別させていただきました。

上記の作品の他にもマット・デイモン出演の感動作は盛りだくさんなので気になった方は是非是非お近くのレンタルショップへと足を運んでみてください。

親友ベン・アフレックも監督や主演として成功した『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』から止まることを知らない快進撃に今年もワクワクが止まりませんが、取り敢えず早く『オデッセイ』が見たくてたまりませんね!

記事をシェア

公式アカウントをフォロー

  • RSS
  • 新参者
    5
    2021.10.26 感動した‼︎ ここ数年泣いた記憶がない人間だけど、ちょっと泣きそうになった! ロビンウィリアムズみたいになりてぇ! サイコー‼︎
  • 総督
    3.8
    自分自身も含めて、人に向き合うって大変なことだけどその先に真の喜びがあるんだと思った
  • LTLEL
    4.1
    138-2021
  • bluesmoke
    4.5
    生と死が描く漸近線の地平にしか 人の心は存在しえない1/2 ガス・ヴァン・サント 涙が流れたからといってそれがほんとうの気持ちとは限りませんし、むしろ深い感情からは涙は出てこないと僕は思っています。ですから泣くことができたら半分は救われているという考えは正しいはずです。つまり涙にはたぶん半分くらい嘘が入っていますし、嘘によって人は救われもする。 僕がこの作品に接したのは2000年に結婚する前年の25歳のときだったのですが、ハーバード卒の若きインテリ俳優が自ら脚本も書いて主演と知り、どこか軽い気持ちで観はじめたことを覚えています。 そして号泣しました。 ウィル(マット・デイモン)がショーン(ロビン・ウィリアムズ)に向かって声にならない声をあげながら嗚咽するシーンそのままに、僕も声にならない声をあげて。映画を観て泣くことはときどきありますが、あんなに全身が震えるように涙が出てきたのは後にも先にもこの作品だけで、そういう状態になった自分に驚きながらも震えをとめることができませんでした。 25歳でこの映画に出会うまで、僕は平凡な家庭に育ったごく平凡な幸せを享受している人間だと思っていたのですが、自分でも知らないうちに深い傷を負いながら必死でそれをかばっていたことに気づくことになりました。 この作品に直接的に描かれているのは、確かに虐待による心の傷やそれによって抱えることになる軛(くびき)のようなものかもしれない。けれど外側から見れば平凡な幸福のなかに育ったように見えて、実はこうした呪いによって自縄自縛(じじょうじばく)へ至ってしまう心は驚くほど多いように思います。僕もまたそうしたうちの1人だったことを、その後20年をかけて少しずつ確認していくことになりました。 ガス・ヴァン・サントの映画監督としての生理には、『エレファント』(2003年)や『パリ、ジュテーム』(2006年,ショート作品)などに表れているような耽美主義(たんびしゅぎ)の要素が色濃くあるはずですが、いずれもエロス(生)とタナトス(死)の狭間に宿る一回性が描かれているように思います。その生理がマット・デイモンの描いたストーリーと切実に触れ合った。今振り返ってみるとそんなふうに感じられます。 * 話の筋としては、親友や恋人そして若き日のみずみずしさなどで爽やかな旅立ちへと帰結してはいるものの、同時にそうした呪いからの解放がいかに難しいことであるかを描き出してもいます。それはタイトルにもよく表れており、「Good」Will Hunting(善き人ウィル・ハンティング)が「Good Will」Hunting(善意を得る)のはなかなか起こらないというニュアンスも含んでいる。 若き日のマット・デイモンとベン・アフレックは、そうしたサイレント・マジョリティの声なき痛みを(もちろん野心も秘めながら)ある意味で背負おうとしたのだろうと思います。功成り名遂げた(こうなりなをとげた)今の彼らがどうであるかを僕は知りませんが、この作品に接する限りにおいては青年期の真っ直ぐなまなざしを感じます。 知らない間に隠していた傷を僕が認識できたのも、その痛みにはじめて泣くことができたのも、彼らの生み出した物語という虚構(つまりは嘘)によるものです。真摯に生み出された嘘によってこそ人は救われる。物語がもつ力とはそういうもののはずです。 25歳の頃はウィルと等身大だった僕も、47歳となった今はむしろショーンに近い感覚があります。そして若い人と触れ合うたびに、彼らに向かってIt's not your fault と語りかけてあげられるだろうかと思うことが多くなりました。物語が持つ嘘の力と言葉の持つほんとうの力とは、同じ場所に源泉があります。僕の手はその場所に触れているだろうか。 * SEAN: Hey, Will? I don't know a lot. But you see this? All this shit. It's not your fault. なぁ、ウィル。お前のことをそんなに知っているわけじゃないが、でもそうだろ?そんなもん全部、クソだ。お前のせいじゃない WILL: Yeah, I know that. あぁ、わかってるよ SEAN: Look at me, son. It's not your fault. なぁ、こっちを見るんだ。お前のせいじゃない WILL: I know. 分かってる SEAN: It's not your fault. お前のせいじゃない WILL: I know. 分かってるって SEAN: No, no, you don't. It's not your fault. いやいや、お前は分かってない。お前のせいじゃないんだ WILL: I know. 分かってる SEAN: It's not your fault. お前のせいじゃない WILL: All right. 分かったって SEAN: It's not your fault. It's not your fault. お前のせいじゃない。お前のせいじゃない WILL: Don't fuck with me. なんだってんだよ SEAN: It's not your fault. お前のせいじゃない WILL: Don't fuck with me all right? Don't fuck with me, Sean, not you. だから、なんだってんだよ。なんだって…ショーン、やめろよ SEAN: It's not your fault...It's not your fault... お前のせいじゃない…お前のせいじゃない… WILL:(嗚咽しながら) Oh God....Oh God, I'm so sorry... くそっ…なんだって…俺が(悪い子だったから)… SEAN: Fuck them, okay? 忘れるんだ、いいな?
  • こいちゃん
    4.6
    能力があるのにそれを無駄遣いしてると周りから言われるが、あるがままに生きたい主人公がある「問題」をきっかけに… マッドデイモンとベンアフレックのコンビによるが2人が売れる前から脚本を作った作品(SMAPが料理作る番組でゲスト出演した際の発言から)
グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
のレビュー(93212件)