受験、部活動、友情、恋……。青春の葛藤やきらめきがギュッとつまった国内学園ドラマには、新旧を問わず名作がたくさん! 今や主役級の俳優たちが、生徒役で出演している若かりし姿を見返してみる楽しみもあります。今回は、そんな国内学園ドラマの中から、Filmarksで人気の10本をご紹介します。
『GTO』(1998)
藤沢とおるの同名漫画をドラマ化。『過保護のカホコ』などの遊川和彦と、TVアニメを数多く手掛ける菅良幸が脚本を担当。反町隆史、松嶋菜々子、希良梨、池内博之、近藤芳正、窪塚洋介、中尾彬出演。
元暴走族のリーダー・鬼塚英吉は、様々な問題を抱える私立高校の非常勤として赴任。結託した生徒たちから嫌がらせを受けるが、体当たりで生徒たちと向き合い、やがて絆を深めていく……。破天荒な教師と問題児たちの熱い人間模様を描く。
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『ごくせん』(2002)
森本梢子の同名漫画をTVドラマ化。「花咲舞が黙ってない」シリーズなどの江頭美智留が脚本を担当。仲間由紀恵、松本潤、小栗旬、伊東美咲、生瀬勝久、金子賢出演。
問題児ばかりがそろう男子校に、新米教師の山口久美子・通称“ヤンクミ”が赴任してくる。初日、早々生徒たちからさまざまな仕打ちを受けるが、久美子はびくともしない。実は彼女は、任侠集団・大江戸一家の跡取り娘だったのだ。幼い頃からの夢であった教師を続けるため、素性を必死で隠して教師の職にあたるが、あふれ出る正義感と腕っぷしの強さで、学校の問題を解決していく。
08年にシーズン3が放送されたほか、スペシャルドラマやスピンオフも製作され、大ヒット学園ドラマの一つとしてあげられる。
『ウォーターボーイズ』(2003)
01年の大ヒット映画『ウォーターボーイズ』をTVドラマ化。映画版で監督・脚本を手掛けた矢口史靖が原作を、『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』などの橋本裕志、『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』などの中谷まゆみが脚本を担当。山田孝之、森山未來、永山瑛太(瑛太)、石垣佑磨、石井智也、宮地真緒出演。
学園祭で見たシンクロに魅了されて水泳部に入部した進藤勘九郎は、高校最後の学園祭で念願のシンクロチームのリーダーに任命され、今年こそはと張り切っていた。ところが、水泳部員の進学率が低いことから、部活動の中止を言い渡されてしまう……。映画版から2年後の同じシンクロ同好会を舞台に、男子高校生たちの奮闘を描いた、瑞々しい青春ドラマ。映画版に続き玉木宏、眞鍋かをりらが出演。今や主役級の星野源や田中圭ら豪華メンバーも名を連ねている。
『野ブタ。をプロデュース』(2005)
白岩玄の同名小説をTVドラマ化。『Q10(キュート)』などの木皿泉が脚本を担当。亀梨和也、山下智久、堀北真希、戸田恵梨香、岡田義徳出演。
桐谷修二と草野彰のクラスに、陰気な転校生・小谷信子がやって来る。暗い性格が災いしていじめの対象となった信子を見た修二と彰は、信子を人気者にすべくプロデュースを開始する……。それぞれの心情の変化を細やかに描き、学園ドラマの枠に留まらない名作として話題に。登場人物名から名付けられたユニット「修二と彰」の主題歌も大ヒットを記録した。
『ライフ』(2007)
いじめをリアルに描いて話題を呼んだすえのぶけいこの同名漫画をTVドラマ化。『絶対彼氏~完全無欠の恋人ロボット~』などの根津理香が脚本を担当。北乃きい、福田沙紀、細田善彦(細田よしひこ)、大沢あかね、星井七瀬出演。
椎葉歩は、中学時代の親友との出来事がきっかけで、他人と話さなくなっていた。高校でも他人と距離を置いて孤立する歩に、安西愛海が声をかける。友人をつくることに前向きになる歩だったが、歩が愛海の彼氏を奪おうとしていると誤解され、壮絶ないじめを受けてしまう。
リアルで過酷ないじめの描写が大きな反響を呼んだ一方で、思春期ならではの繊細な心情や人間関係も描写し、若い世代からは共感の声も多く寄せられた異色作。
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『ROOKIES』(2008)
森田まさのりによる同名漫画をTVドラマ化。『トドメの接吻』などのいずみ吉紘が脚本を担当。佐藤隆太、市原隼人、小出恵介、城田優、中尾明慶出演。
かつて野球の名門であった二子玉川学園高校野球部は、試合中の乱闘事件で活動停止状態になり、今や不良部員たちのたまり場となっていた。そこへ赴任してきた新米の熱血教師・川藤幸一は、野球部の顧問となり部の再建を目指す……。川藤と対立する不良部員たちが徐々に心を通わせ、夢の甲子園に向かって奮闘するさまを描いた、涙を誘う熱い学園青春ストーリー。09年には劇場版も公開された。
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『太陽と海の教室』(2008)
『カルテット』などの坂元裕二が脚本を担当。織田裕二、北川景子、岡田将生、北乃きい、濱田岳、吉高由里子出演。
湘南の超有名進学校に、異色の経歴を持つ教師・櫻井朔太郎が赴任してくる。櫻井の破天荒で型破りな授業手法や時代遅れの熱血ぶりに、生徒たちは戸惑うが、櫻井は正面から生徒たちと向き合い、問題を解決していく……。高校生活の悩みや葛藤を、コミカルさを交えながら熱く描く。
『鈴木先生』(2011)
武富健治による同名漫画をTVドラマ化。『コンフィデンスマンJP』などの古沢良太、『死命 ~刑事のタイムリミット~』などの岩下悠子が脚本を担当。長谷川博己、臼田あさ美、山口智充、田畑智子、でんでん、山中聡出演。
中学教師の鈴木は、独自の教育理論“鈴木式教育メソッド”に基づき、新しく受け持つ2年A組を理想のクラスに作り上げようとしていた。その中心人物として、小川蘇美という女生徒を自身のクラスに引き入れる。いざ新学期、クラスではナイフ所持や生徒の性交渉など、次々と問題が勃発する……。平凡な教師がクラスの問題に悩みながらも、真摯に向き合って解決していくさまを描いた異色の学園ドラマ。13年には劇場版が公開された。
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『仰げば尊し』(2016)
石川高子の著書をTVドラマ化。『ROOKIES』の監督・平川雄一朗と、脚本・いずみ吉紘が再びタッグを組む。寺尾聰、多部未華子、新田真剣佑(真剣佑)、村上虹郎、石井杏奈、北村匠海出演。
暴力事件が絶えない高校に、元プロサックス奏者の樋熊迎一が非常勤講師として赴任する。弱小吹奏楽部の顧問に就任し、指導に励むが、はみだした問題児たちや父兄との対立など、問題が待ち受けていた……。1980年代の実話をベースに脚色を加え、無名の吹奏楽部が“音楽の甲子園”を目指すさまを描いた、奇跡の物語。
『3年A組ー今から皆さんは、人質ですー』(2019)
『花ざかりの君たちへ~イケメン パラダイス~』などの武藤将吾が脚本を手掛けた学園サスペンス。菅田将暉、永野芽郁、川栄李奈、片寄涼太、上白石萌歌出演。
卒業式まであと10日となったある日、3年A組の担任・柊一颯は、生徒たち29人を人質に取ると告げる。校内を爆破し、生徒たちを教室に閉じ込め、数ヵ月前に命を絶ったある生徒の死の真相について“最後の授業”を行うと宣言。謎と事件が絡み合う、緊迫の10日間が描かれる。SNSを駆使して世相を反映した、新たな学園ドラマ。
※本記事で紹介する映画は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のデータに基づいてセレクトしたものです。
※2020年6月24日時点の情報です。