映画「猿の惑星」オリジナルシリーズまとめ!全5作品のあらすじ&見どころを紹介

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タナカリオ

精巧な特殊メイクが話題となった「猿の惑星」シリーズ。オリジナル版5作品をまとめてご紹介。

猿が人間を奴隷として扱う世界が舞台の「猿の惑星」シリーズ。猿の精巧な特殊メイクと人間の愚かさへの風刺を描くストーリーで大ヒットしました。

今回はオリジナル版のシリーズ全5作品をまとめてご紹介します。

猿の惑星』(1968)

宇宙飛行士のテイラー(チャールトン・ヘストン)は、宇宙飛行中にとある惑星に不時着する。なんとか助かったテイラーだったが、そこは猿人が支配し人間は下級動物で奴隷扱いという惑星だった。人間狩りをする猿人に捕らわれたテイラーは何とか脱出を試みるが、その星には絶望的な真実があった。

ピエール・ブールによる同名小説を映画化。何と言っても作品のキーとなる猿人の特殊メイクの完成度が高く、アカデミー賞のメイクアップ賞が設立するきっかけともなった。メイクや舞台によってSFストーリーの世界観を壊さず、環境問題や戦争など社会的なメッセージも残す名作となった。

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続・猿の惑星』(1970)

行方不明となっていたテイラーを追って猿の惑星にやってきた宇宙飛行士のブレント(ジェームス・フランシスカス)。そこでコバルト爆弾を神と崇める不思議な力を持つミュータント化した人類に出会う。ミュータントは地上復活を企んでおり、領土拡大を考える猿人との戦争へと突入していく。

前作の大成功を受け急遽製作された続編。核爆弾を崇めるキャラクターの登場により、核戦争を起こす人間の愚かさを浮き彫りにする作品。

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新・猿の惑星』(1971)

戦争直前に惑星から脱出した猿のコーネリアス(ロディ・マクドウォール)とジーラ(キム・ハンター)は、ブレントの宇宙船で1970年台のアメリカに到着する。当初人間の言葉を話す彼らに歓迎ムードのアメリカ人たちだったが、「未来社会で猿が人間を支配している」ということを知り、態度を急変させる。

今作の舞台は人間の世界。登場する猿も2匹のみだが、猿の惑星となるきっかけを描き、シリーズを通して訴える「人間の愚かさ」へのメッセージは色濃い。

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猿の惑星・征服』(1972)

コーネリアスとジーラの息子のシーザー(ロディ・マクドウォール)は両親を失い、サーカス団長のアーマンド(リカルド・モンタルバン)に可愛がられていた。しかし、人間は類人猿を奴隷として支配し、さらにはアーマンドは猿の子を救ったことが警察にばれてしまい命を落としてしまう。シーザーは奴隷となった猿たちとともに、人間への反乱を企てる。

戦争へのメタファーを多く残していたが、今作は人種差別のテーマを押し出す。他のシリーズに比べて規模は小さいが、猿VS人間の構図がはっきり描かれるとともにシーザーの人間への心情が丁寧に表現される。

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最後の猿の惑星』(1973)

シーザーたちの引き起こした戦争は核戦争に発展し、文明社会を荒廃させていた。シーザーは過去を知るため廃墟となった都市に行くが、地下では放射能に侵されミュータント化した人間が生存しており、猿の村を壊滅させるべく攻撃を仕掛けてきた。猿と人間の戦闘が始まる中、猿の軍団から反乱者も現れ、戦闘は激化していく。

オリジナルシリーズの完結編。3つの勢力が争い猿と人間の共存を描いていくというラストにふさわしい内容となっている。

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※本記事で紹介する映画は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のデータに基づいてセレクトしたものです。
※2020年8月22日時点の情報です。

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