映画「アンブレイカブル」シリーズ一覧！それぞれの作品の関わりは？あらすじ＆キャストをおさらい

『シックス・センス』（99）で世界的に名を馳せたM・ナイト・シャマラン監督がおくるサスペンス・スリラー作品『アンブレイカブル』『スプリット』『ミスター・ガラス』。19年の時をかけて描かれた衝撃の三部作のあらすじ・見どころをご紹介します。

『アンブレイカブル』（2000）

フィラデルフィアで、131人もの乗員乗客が死亡するという悲惨な列車事故が発生。元アメフト選手で今はしがない中年男性のデヴィッド（ブルース・ウィリス）は、列車事故に巻き込まれながら傷一つ負わず、唯一の生存者となる。なぜ自分だけが生き残ったのかと思い悩むデヴィッドのもとに、イライジャ（サミュエル・L・ジャクソン）と名乗る画商が現れ、デヴィッドは不滅の肉体を持つ者”アンブレイカブル”であると告げる……。

鬼才M・ナイト・シャマラン監督が、独自のヒーロー像を展開するサスペンス。イライジャとの出会いにより、デヴィッドが自身の力を自覚していくさまが、ダークな世界観で描かれる。陰鬱で不気味な空気の中で淡々と進むストーリー、そして衝撃のラストが待ち受ける。

『スプリット』（2017）

女子高生のケイシー（アニャ・テイラー＝ジョイ）、クラスメイトのクレア（ヘイリー・ルー・リチャードソン）、親友のマルシア（ジェシカ・スーラ）の3人は、クレアの誕生パーティーの帰りに見知らぬ男性（ジェームズ・マカヴォイ）に拉致され、密室に監禁される。脱出を試みる3人は、男性が多重人格者であることに気付く。彼は23人もの人格を備え、人格が激しく入れ替わっていた。そして、新たな24番目の人格が現れる……。

拉致監禁された3人の女子高生と、解離性同一性障害を患い23人の人格を備える男性ケビンとの攻防、そしてケビンと精神科医フレッチャー（ベティ・バックリー）のセラピーの2軸でストーリーが展開。多重人格者を演じたジェームズ・マカヴォイの、表情や声色、雰囲気までもがらりと変えてそれぞれの人格を体現する驚異的な演技力は圧巻。

本作のエピローグにおいて、当初単独作品として公開された『アンブレイカブル』と世界観が共通していることが明かされた。

『ミスター・ガラス』（2019）

フィラデルフィアのとある施設に、自分は特殊な能力を持つと信じる3人の男性が集められる。不死身の肉体と悪を感知する力を持つデヴィッド、24人もの人格を持つ多重人格者ケヴィン、天才的なIQの持ち主だが、生涯で94回骨折した壊れやすい体のミスター・ガラス。精神科医のステイプル（サラ・ポールソン）は、すべてが彼らの妄想であることを証明するため、”禁断の研究”を開始する……。

『アンブレイカブル』のその後を描いたサスペンス・スリラー。前2作に登場したデヴィッド、ケビン、ミスター・ガラスが再登場するほか、『スプリット』で拉致監禁されたケイシー、デヴィットの息子ジョセフがキーパーソンとして再登場。すべて同じ俳優での続投となる。

スーパーヒーローという存在を、シャマラン流の世界観で表現。そしてやはり衝撃の結末が待ち受けている。

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※2020年9月30日時点の情報です。