『ジェイソン・ボーン』を楽しみたいあなたへ!あらすじや見所などシリーズを総復習

邦画・洋画、ジャンルを問わない映画好き

いと

ついに、ついにあのボーンシリーズの最新作『ジェイソン・ボーン』が10月7日に劇場で公開されました!

ジェイソン・ボーン

(C) Universal Pictures

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でアカデミー賞脚本賞を受賞し、同時に主演男優賞したことで多才な演技派俳優として認知されていたマット・デイモン。そんな彼がアクション映画界に殴り込みをかけたのがこのボーンシリーズ。

今回は最新作『ジェイソン・ボーン』を10倍楽しむためにこれまでのシリーズを極力ネタバレを省いておさらいしていこうと思います。

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記憶を失った最強の男、始動

海を傷だらけで漂っているところ保護された記憶喪失の男、ボーン(マット・デイモン)。

警察官2人を素手で圧倒し、貸金庫には多額の紙幣と複数のパスポート、そして次から次へと現れる自分を狙う暗殺者を相手にしながらボーンは自分の正体を探す……。

アイデンティティー

ロバート・ラドラムのジェイソン・ボーンシリーズを実写化し、本国での大ヒットに加え日本でも同日公開の『ハリー・ポッターと秘密の部屋』を抑え週末興行成績で1位を飾った『ボーン・アイデンティティー』。

「記憶を失った元暗殺者」と言うこれ以上ないほどのベタな設定が何故大ヒットしたのか、その答えはこの映画がこだわった「リアリティ」にあります。

初見の屋内では地図を見る、倒した相手から無線を入手し敵の動きを知るなど何気ない行動がボーンの逃走成功に正当性を与え「ボーンって凄いな……」と心から思えるのです。

暗殺者「プロフェッサー」として現れる敵を演じているのは『トゥモロー・ワールド』や『シューテム・アップ』でこの後話題になるクライヴ・オーウェン。彼の初ハリウッドとなる今作での存在感にも注目です。

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僻地で暮らすボーンを巻き込む陰謀、復讐と贖罪の旅が始まる

過去の記憶に苦しみながらインドで愛するマリーフランカ・ポテンテ)と暮らすボーンは再び正体不明の暗殺者に命を狙われる。

一方、CIAの内部調査を行うパメラ・ランディジョーン・アレン)は重要な鍵を握る要員が元暗殺者ジェイソン・ボーンに殺害されたとされる事件の真相を探るためボーンを追っていた。そんな中、平穏な暮らしを壊されたボーンがCIAの監視網の中に現れ……。

スプレマシー

前作の好調を受け製作されたボーンシリーズ第2弾『ボーン・スプレマシー』。

2作目となりシリーズの魅力として定着し始めたのは世界を股にかける旅行感です。前作『ボーン・アイデンティティー』ではスイスとフランスが舞台であったのに対し、今作ではインド・ドイツ・ロシアと新たな地に戦場が移行しています。

移動手段や言葉など国の特色を味方につけCIAや暗殺者と立ち回る雄姿と、過去の記憶に苛まれ贖罪のために己が身を危険にさらす危うさも感じるボーンの姿。

機械のような一面と人としての暖かさを表面に出す一面、ヒーローとしてのボーンの在り方を決定づけた作品と言えます。

そして今作にも、今や大人気の俳優が登場。ロシアに現れる暗殺者キリルを演じるのは、同じく今月公開の『スター・トレック BEYOND』でレナード・マッコイを演じるカール・アーバン。リブート版スター・トレックシリーズで熱く人情味に溢れたマッコイを演じる彼の暗殺者としての演技とタクシーを使ったシリーズ随一のカーチェイスは必見です。

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自分を取り戻し全てにケリをつけるシリーズ最高傑作

暗殺者ジェイソン・ボーンを作り出した「トレッド・ストーン計画」は責任者の死をもって終了した。しかし、新たな計画「ブラック・ブライヤー計画」の存在が明らかになる。

その事実に辿り着いた記者サイモンパディ・コンシダイン)から情報を手にしたボーンはかつての計画の関係者ニッキージュリア・スタイルズ)、CIAのパメラを巻き込み全てを明らかにするため動き出す……。

アルティメイタム

ボーンシリーズ3部作の完結編として公開された『ボーン・アルティメイタム』。

批評家からも大絶賛された今作はアカデミー賞でも複数の部門で受賞を果たし、シリーズ最高傑作と名高い作品です。

カット割りを巧みに利用したハイスピードな戦闘シーンは前作以上の完成度でこの映画以降アクション映画ではスタンダードな手法になったほど。

戦闘以外でも毎回毎回違った方法でCIAの追跡を煙に巻く逃走劇、そして暗殺者ジェイソン・ボーン誕生の過去との対峙など完結編としての密度の濃さと秀逸な脚本がシリーズを通してのファンにこれ以上ないほどの充足感を与えてくれる完璧な作品です。

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生み出されたのはボーンだけでは無かった、シリーズ外伝作品

ジェイソン・ボーンの活躍によりCIAの行っていた暗殺者を作り出す計画のすべてが公開されようとしていた。それを受け国家調査研究所のリック・バイヤーエドワード・ノートン)は証拠の隠蔽のためすべてを消去すること決断。

暗殺者として育成されていた人間が次々と抹殺される中、候補の1人アーロン・クロスジェレミー・レナー)は辛うじて死を免れる……。

レガシー

ポール・グリーングラス監督とマット・デイモンの降板を受け、『アベンジャーズ』や『ハート・ロッカー』などで活躍するジェレミー・レナーをボーンと同時期に存在した暗殺者アーロンとして起用した外伝『ボーン・レガシー』。

ボーン・アルティメイタム』のその後のCIAの情勢を描きつつ、切り捨てられた己の命を守るアーロンの逃走劇を描いた今作はアベンジャーズシリーズで今もなお激しいアクションシーンを演じるジェレミー・レナーがボーンシリーズの骨子とも言えるハイスピードなアクションを引き立てます

残念ながら現状ではアーロンが主演とする次回作は決まっていませんが、戦闘以外では苦戦を強いられるアーロンは何もかもが完璧なボーンとは一味違った魅力があります。

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9年の歳月を経て蘇る究極の男

以上で外伝を含めた4作品の紹介を終えました。

ボーン・スプレマシー』『ボーン・アルティメイタム』でタッグを組んだポール・グリーングラス監督とマット・デイモンのコンビで9年ぶりに蘇る『ジェイソン・ボーン』。

トミー・リー・ジョーンズヴァンサン・カッセル、そして『コードネーム U.N.C.L.E.』や『エクス・マキナ』などで注目を集めるアリシア・ヴィキャンデルなどに加え、ボーンシリーズ全てに登場するニッキー・パーソンズことジュリア・スタイルズも登場する最新作。

ハイスピードなアクション、手に汗握るカーチェイス、そしてボーンの逃走劇、映画好きなら間違いなく見逃せない一作です!

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※2020年10月28日時点のVOD配信情報です。

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  • hymasumin
    3.7
    ボーンがCIAの特殊要員を志願した理由が明かされる。 父親の死の理由をCIAから聞かされたボーン、ボーンはなぜCIAで仕事をすることにしたのか、5作目は新鮮さは足りないものの、1作目からのシリーズはこれで完結する。 毎回、女性がボーンの味方になるけど、1作目から登場していたニッキーは全編通して繋ぎの役として重要だったね。 本作のカーチェイスも目を見張る激しさで見応えMAX. このシリーズ全編でいったい何台のクルマを破壊したんだろう。米映画は凄いね。中途半端なことをせずに思いっきり滅茶苦茶。笑  
  • 烈3110
    3.5
    全体的には、正直微妙 逃走も尾行もやけど、歩くシーン多すぎよ 後、敵殺し屋は一般人殺しすぎ カメラにガッツリ映ってるてて、無能過ぎん 良かったのはやっぱりカーチェイス 派手過ぎて、最後は笑ったけど これだけでスコア上がる位には最高
  • KoseiHirata
    3.5
    ボーンシリーズ落ち穂拾い。シリーズ第5弾はマット・デイモンが復帰して再びCIAとの追跡劇が描かれます。 ボーンを抹殺せんとする上層部とそれに疑問を持ちボーンに肩入れする女性職員という大枠は同じで目新しさはないですがそれなりに楽しめます。 新機軸としてはボーンに恨みを持つ諜報員をこしらえ相手役にしたことで、今までドライな殺し合いでしかなかった本シリーズに血を通わせたと思います。その諜報員をヴァンサン・カッセルが見事に演じています。 ボーンシリーズ落ち穂拾いもこれで終了かと思いきやユニバーサルがボーンシリーズを始動させるというニュースが入ってきました。もうええんちゃうかw
  • KaZui
    3.3
    💬『ボーン(原題:Bourne)』シリーズ5作目。無敵の工作員を作り上げるトレッドストーン計画によって、戦闘技術や身体能力、語学力などといったあらゆる技術が一流の域に達しているジェイソン・ボーン(演:マット・デイモン)が主人公。ジェイソン・ボーンが圧倒的に強いのが魅力だったのだが、三部作のラストから9年が経ったいま、衰えを感じてしまったのが残念だった。全体的にもうあと一歩たりない印象で、過去のシリーズと比べると退屈だった。 初鑑賞:2023年11月21日 鑑賞方法:動画配信サービス(U-NEXT) 2023年235本目。 11月21本目。 🗣うーん、なんか、このシリーズはもっと楽しく観てたはずなんだけどなって感じです。いまいち内容入ってこないというか、パッとしないまま終わっちゃった印象です。
  • キビナゴの刺身
    -
    ・2023年(11月) 288本目
ジェイソン・ボーン
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