映画「シュガー・ラッシュ」シリーズは、ゲームとインターネットの世界を舞台に悪役のラルフとひとりぼっちの少女ヴァネロペの友情を描くディズニー長編アニメーションです。ゲームとインターネットの世界に入り込む設定は誰もが夢見たことがあるはず。今回は『シュガー・ラッシュ』と続編の『シュガー・ラッシュ:オンライン』の見どころとあらすじをまとめてご紹介します。
『シュガー・ラッシュ』(2012)
アーケードゲーム「フィックス・イット・フェリックス」の悪役を30年も演じているラルフは、嫌われ者の役に嫌気がさしていた。そこで、自分のゲームを抜け出して、お菓子の国を舞台にしたレースゲーム「シュガー・ラッシュ」の世界へ入りヒーローになろうとする。ラルフは、天才レーサーだがバグにより仲間外れにされている少女・ヴァネロペと出会う。2人は孤独を分かち合い、手を組み交流を深めていく。
『ズートピア』を手がけたリッチ・ムーアが監督を務めたファンタジー・アドベンチャー。ゲームの世界を舞台に、ラルフとヴァネロペが大冒険する。コンピューターゲームのキャラクターが数多くカメオ出演していたり、キャラクター達の裏側が見れたりと、既存のゲーム愛が感じられる。「スーパーマリオ」のクッパなど、日本のゲームキャラクターも複数登場している。日本語吹き替え版ではラルフを山寺宏一、ヴァネロペを諸星すみれが務めた。
設定やストーリーが面白いのはもちろんだが、ラルフとヴァネロペが自らの境遇や孤立から抜け出そうと奮闘する姿は、現在社会にも反映でき、メッセージ性もある作品となった。
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『シュガー・ラッシュ:オンライン』(2018)
ゲーム「シュガー・ラッシュ」でラルフからプレゼントされた新しいコースを楽しむヴァネロペだったが、シュガー・ラッシュのハンドルが故障し、廃棄処分されることになってしまう。インターネットの世界にハンドルが出品されていることを知り、2人は危険も潜むインターネットの世界へ入り込む。様々なトラブルが襲うも、ヴァネロペは刺激的なインターネットの世界に夢中になる。しかし、早く元の世界に戻りたかったラルフはヴァネロペと衝突してしまい、友情に亀裂が入ってしまう。
インターネットの世界を舞台に製作された続編。今作も様々な作品のキャラクターが登場しており、特にディズニープリンセス達とヴァネロペによるプリンセス談義は笑いを誘う。また、キャラクターが登場するだけでなく、現実にある有名企業が登場していたりと、それらを探すだけでも楽しめる。
ワクワクするインターネット世界の描写とともに、新しいことに積極的なヴァネロペと変化を望まないラルフが価値観をすれ違わせながらも、お互いを認め合っていく様子が描かれている。
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※本記事で紹介する映画は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のデータに基づいてセレクトしたものです。
※2021年2月3日時点の情報です。