【ネタバレ解説】映画『名探偵コナン 緋色の弾丸』重要なシーンはどこ?次回作はどうなる?徹底考察

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ネジムラ89

映画『名探偵コナン 緋色の弾丸』をネタバレありで徹底解説!2022年公開予定の次回作のメインキャラクター予想も!

本来は2020年に公開予定だったものの、新型コロナウイルスによって公開延期となった名探偵コナン 緋色の弾丸が、一年越しの2021年4月16日に公開となりました。シリーズでも初めて大規模な海外同日公開を実施したり、IMAX(R)・4DX・MX4D・DOLBY CINEMAでの上映を公開当日に実施したりと準備期間の猶予をふんだんに使った過去最大規模のスケールでの公開を果たしました。

そんな興行形態の驚きはもちろんなのですが、映画の本編もなかなかの驚きのシーンが目白押しとなっていたので、ネタバレ有りで名探偵コナン 緋色の弾丸の見所を抑えていきます。

名探偵コナン 緋色の弾丸』(2021)あらすじ

世界最大のスポーツの祭典「WSG-ワールド・スポーツ・ゲームス-」の記念すべき東京開催を迎えようとしている日本。その開会式に併せて、日本の技術を総集結した、最高時速1,000kmを誇る世界初「真空超電導リニア」が新名古屋駅と東京に新設される芝浜駅間に開発することが発表された。

世界の注目を集める中、名だたる大会スポンサーが集うパーティー会場で突如事件が発生し、企業のトップが相次いで拉致されてしまう異常事態に。その裏には事件を監視する赤井秀一の姿、そして赤井からの指令を待つFBIの姿があった。

コナンの推理により、15年前にアメリカのボストンで起きた忌まわしきWSG連続拉致事件との関連性が浮かび上がり、当時の事件もFBIの管轄だったことが判明する。果たしてこれは偶然なのか? 世界中から大勢の人々が集まる日本で、いったい何が起ころうとしているのか?  “日本を貫く弾丸(ジャパニーズブレット)”真空超電導リニアが起動する時危険すぎる一家が引き合わされ、いま共鳴し始める!

※以下、名探偵コナン 緋色の弾丸』のネタバレを含みます。本作を未見の方はご注意ください。

 

コナン映画恒例の大変な事態!

名探偵コナン 緋色の弾丸の舞台は、日本の技術を総結集したとされる最高時速1,000kmの真空超電導リニア。そして、そんな超電導リニアが発信する名古屋と世界最大のスポーツの祭典・WSG(ワールド・スポーツ・ゲームス)を控える東京の区間で事件が発生します。

かつてWGSの開催の際に発生した事件を模倣するかのように、スポンサーが次々と襲われる中、元FBI長官で現WSG協会の会長アラン・マッケンジーが行方不明に。その行方を追う、コナンと世良真純が名古屋から東京へ向けて超高速で走る超電導リニアの中で、犯人を追い込みます。

コナンといえば、犯人であろうと命を守るという信念の持ち主。そんな思いがしっかり今作の映画でも盛り込まれており、敵意を向く犯人を見事に食い止めながら、今作での死傷者をゼロに抑えることに成功しています。

ただし、人命こそ守れど、建造物は容赦なく派手に破壊していくのも劇場版コナンシリーズではお馴染み。犯人によって制御不能となった超電導リニアを止めるべく、今作ではサプライズ用に準備してあった万国旗をパラシュート代わりに使用し、コナンのボール射出ベルトから出した大型サッカーボールをクッション代わりにして強引に減速。超電導リニアは宙を舞い、競技場を真っ二つに叩き割るかのような状態にしてなんとか静止させることに成功しました。画的には大惨事ではありますが、奇跡的にリニア内のコナンたちも無事生還。映画のクライマックスの最後を飾る、大奮発の派手なアクションで驚かせてくれたのは流石です。

炸裂の“シルバーブレット”!!

名探偵コナン 緋色の弾丸のもう一つの大きな見せ場といえば、やはり赤井秀一による狙撃です。タイトルにもなっている“緋色の弾丸”によって、走行中のリニアに向けて、後方から狙撃。車内に居る犯人を撃ち抜くという驚異的な芸当を披露してくれました。

この狙撃が成功できた大きな要因は2つ。まずは特注で作らせたという銀の銃弾です。これにより通常の銃弾では磁力に反応してしまう銃弾を、真空トンネルに侵入させることに成功しました。ちなみに、黒の組織のメンバーであるベルモットは、コナンと赤井秀一のコンビを“銀の弾丸(シルバーブレット)”と称しており、本作ではそれを体現するコンビプレーとなっていたわけです。

そして狙撃が成功したもう一つの要因は、銃弾が飛ぶのが真空トンネルである点。トンネルの中が真空状態のため、空気抵抗がなくなることによって銃弾がスピードを落とすことなく飛び続けることができます。これにより通常ではあり得ないほどの長距離を弾丸が飛び続けることができ、狙撃に成功したわけです。

かなり特殊な条件だからこそできた狙撃なわけですが、それでもそれを見事にコナンの指示通りの場所に向けて撃ち抜いてみせた赤井秀一の狙撃能力には舌を巻きます。

“ツウ”ほど興奮? 赤井家の邂逅

見所として忘れてはいけないのがやはり、キャッチコピーにもなっていた赤井一家の集結です。赤井秀一はもちろん、次男・羽田秀吉、妹の世良真純、そして母のメアリーがそれぞれ映画に登場しました。このうち、秀吉とメアリーは劇場版シリーズには初登場。映画ではメンバーそれぞれに活躍の場が設けられていました。

赤井一家の集結と言っても、実はこの家族をよく知っている人ほど、この面々が勢揃いするのがどれだけ大変な事態かがわかります。というのも、この映画の時点では、それぞれが互いの状況への理解が不十分のため、家族といえどもお互いの状況が不確定な状況だからです。今回の映画で発生した事件的とも言える邂逅をおさらいしていきましょう。

沖矢昴vs世良真純

まずは、赤井秀一が変装した沖矢昴と世良真純が対峙するシーン。世良真純とメアリーは、赤井秀一が殉職していると思っており、赤井秀一が実は生きていることを知りません。赤井秀一も危険に巻き込みたくないと、生きていることを秘密にしている状況でした。

そんな中、出会ってしまった沖矢昴と世良真純。この二人はすでに面識があるのですが、世良はそのことを口にしていないということは、相手が沖矢であることは気づいていないのかもしれません。ただし、戦闘によって沖矢の顔にマスクであることが分かる傷がついてしまい、相手が何者かの変装をしていることが確定的となってしまいました。世良がその時点で相手を沖矢と認識できているのかは明確ではありませんが、兄の得意とするジークンドーを使ってきたりといった手がかりもあり、世良の中で兄の存在が頭をよぎったのは確実でしょう。

世良にとって、実の兄が生きており、それが沖矢であることを知る日も近いのかもしれません。

赤井秀一&羽田秀吉のタッグプレー

世良真純やメアリーと違い、赤井秀一の生存を知っているのが次男の羽田秀吉。秀吉は赤井とも連絡を取り合っており、かつては自身の恋人である宮本由美を守るために、秀一の手を借りるといった一幕がありました。作中でも言及されるこのエピソードは、TVアニメ973話「標的は警視庁交通部」に登場します。

今回は秀吉の恋人である宮本由美が酔っ払って道路に飛び出したことにより、奇跡的に赤井秀一の乗っている車に遭遇。秀一と秀吉の二人は協力して逃走した犯人を追い詰めることになります。実はこの二人が連絡を取り合っていることこそ明らかになっていましたが、実際に対面して協力し合うのは、今作が初めて。満を持してのタッグは、秀吉の記憶力と読みの深さ、そしてそれを秀一がどれだけ信頼しているのかが分かるベストバウトとなりました。

赤井に銃を突きつけるメアリー

驚きの邂逅はエンドロールが終わった後にも用意されていました。なんと事件を終えた沖矢の後頭部に銃を突きつける人物が現れるのです。その相手こそメアリー。FBIの傘下の者である沖矢に対してメアリーは警告をしにきたわけですが、メアリーは伝えることだけ伝えて、一方的に姿を消し、お互いに対面することはありませんでした。ただし「FBIの小僧」と呼ばれたことを、沖矢……もとい赤井は意味深に再び呟きます。

メアリーは赤井秀一の生存を知りませんし、赤井もメアリーが子供の姿となっていることには確信を持っていません。そんな二人の急接近ということで、最後の最後まで緊張感が走りました。

結果的にそれぞれの把握している情報が変わるような事態にはなっていないと思われますが、沖矢の最後の表情からも、その声と口調から銃を突きつけていた相手が実の母であることは確信していたのかもしれません。

2022年の映画へのヒントはいかに?

エンドロールが終わってもサプライズが用意されていた『名探偵コナン 緋色の弾丸』ですが、驚かされたのははそれだけではありませんでした。毎年映画の最後には、来年の映画の内容を示唆する予告映像が流れるわけですが、例年通り今年も用意されていました。

今回の映像は「桜の花」と「警視庁」、そして何者かの「おい、お前ら。出番だってよ!」という掛け声に呼応する複数人の「おう!」という声が流れます。この一連のわずか数秒の映像に関して、すでに公開間も無くファンの間では話題になっており、2022年の映画の内容に関しての“推理”が始まっています。

中でも有力視されているのが、「名探偵コナン」シリーズのスピンオフ作品として2019年に発表された「名探偵コナン 警察学校編 Wild Police Story」シリーズに関連した内容ではないかという予想。警察を示唆するモチーフの映像と、複数人の掛け声から本作に関連した内容を期待する声が高まっています。

このシリーズでは、安室透がまだ降谷零として警察学校に居た頃の時代が描かれ、安室と赤井の因縁のきっかけとなった諸伏景光や、佐藤刑事とかつて想い合う仲であった松田陣平といったメンバーも活躍するシリーズとなっています。

すでに故人となっているキャラクターも多く、もし「名探偵コナン 警察学校編 Wild Police Story」に関連する内容を映画化するとしても、どう現代の物語に絡めていくのかは疑問が残ります。果たして、2022年の映画がどんな内容になるのか。制作陣からのヒントを手がかりに、一年後の劇場版第25弾という節目に向けて楽しみに期待していきましょう。

(C)2020 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

※2021年4月23日時点の情報です。

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