映画「この世界の片隅に」シリーズ一覧!あらすじ&ボイスキャスト、見どころをまとめて紹介

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こうの史代の同名コミックをアニメ映画化した「この世界の片隅に」シリーズは、広島・呉に嫁いだ少女が戦時下で懸命に生きる姿を描いたアニメ映画。2016年公開の『この世界の片隅に』と、2019年公開の約30分のシーンが追加された別バージョンのあらすじやキャスト、見どころを合わせて紹介。

こうの史代による同名コミックをアニメ映画化した『この世界の片隅に』は、広島県呉市に嫁いだ少女が戦時下で懸命に生きる姿を描いたアニメ映画。2016年に公開され、口コミで話題が広がり上映館が拡大。2019年には約30分ものシーンを追加した『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が公開されました。今回は2作品のあらすじやキャスト、見どころをまとめてご紹介します。

この世界の片隅に』(2016)

この世界の片隅に

1944(昭和19)年、18歳のすず(のん(能年玲奈))は、顔も知らない男性・北條周作(細谷佳正)のもとに嫁ぎ、生まれ育った街を離れて呉へとやって来る。得意な絵ばかり描いていた日々から一転、一家を支える主婦となったすずは、戦争で様々なものが欠乏し、配給物資が減っていく中でも、知恵と工夫を凝らして日々の食卓を作りだしていた。やがて戦争は激しさを増し、日本海軍の拠点であった呉は大規模空襲に襲われ、すずの大切なものも次々と奪われていく。それでも懸命に日々を生きるすずだったが、ついに1945(昭和20)年の夏がやってくる……。

第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞などを受賞したこうの史代の同名コミックを、『マイマイ新子と千年の魔法』などの片渕須直監督がアニメ映画化。アニメ映画の声優初挑戦となるのん(能年玲奈)が、18歳で呉に嫁いだ少女・すずのボイスキャストを務め、すずの夫・北條周作には細谷佳正、ほか小野大輔、潘めぐみ、尾身美詞、稲葉菜月、岩井七世などの豪華声優陣や俳優らが参加する。戦争の悲劇を描くにとどまらず、戦時下に生きる人々の日常、ささやかな幸せや希望を温かく描いた本作は多くの人に感動と希望をもたらし、上映館の拡大とともに異例のロングランヒットを記録、第40回日本アカデミー賞で最優秀アニメーション作品賞を受賞した。

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この世界の(さらにいくつもの)片隅に』(2019)

この世界の(さらにいくつもの)片隅に

1944(昭和19)年、広島県の呉に嫁いだすずは、夫の周作らと新たな生活を始める。初めての土地での暮らし、戦況の悪化による物資不足の中で、すずは工夫を重ねて日々の暮らしを豊かにするために奮闘。ある日すずは、道に迷った先の遊郭で出会った同性代の女性・リン(岩井七世)と打ち解けるが、夫の周作とリンとのつながりに気付いてしまう。それをそっと胸にしまい込み、日々の穏やかな暮らしを続けるすずだったが、1945(昭和20)年の夏がやってくる。

『この世界の片隅に』に約30分、250カットを超える新エピソードを追加した別バージョン。片渕須直監督のもとに前作のキャストが再集結し、遊郭の女性・テル役に花澤香菜が新たに参加する。遊郭の女性・リン(岩井七世)とのシーンが主に追加され、すずの心情がより深く細やかに描かれる。前作と同じシーンもまるで異なる印象をもち、新たな一作として生まれ変わっている。

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(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会(C)2019 こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

※本記事で紹介する映画は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のデータに基づいてセレクトしたものです。
※2021年6月15日時点の情報です。

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