東京オリンピックで正式種目となったことでも話題になったスケートボード。ファッション性もあり時にカルチャーを築き上げたスケートボードの楽しさや魅力を教えてくれる映画を10作品ご紹介します。
『ロード・オブ・ドッグタウン』(2005)
スケートボードの新しいスタイルを生み全米が熱狂させるカルチャーに変えたZ-BOYSの実話を基に『マイ・ベスト・フレンド』のキャサリン・ハードウィック監督が映画化。エミール・ハーシュ、ジョン・ロビンソン、ヴィクター・ラサックの3人が1970年代のアメリカ西海岸カルチャーを築くスケートボード集団を演じ、スケボーへの想いや新しいスケボースタイルを生み出していく様子が描かれる。
カリフォルニア州ヴェニスビーチのドッグタウンという街で、ステイシー、ジェイ、トニー、シドらはサーフィンに明け暮れていた。ある日彼らはスケートボードに夢中になり、Z-BOYSを結成。その斬新なスケートスタイルで若者たちを熱狂させていく。
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『mid90s ミッドナインティーンズ』(2018)
『マネーボール』などに出演する人気俳優ジョナ・ヒルの初監督作品。90年代のアメリカを舞台に、誰もが抱える少年時代の懐かしさを呼び起こす青春映画。スケートボードを通して成長する主人公をサニー・スリッチが演じた。キャサリン・ウォーターストン、ルーカス・ヘッジズなどが共演。
1990年代のロサンゼルス。13歳の少年スティーヴィーは力の強い兄に勝てず早く大きくなって見返してやりたいと願っていた。ある日、街のスケートボードショップに立ち寄ったスティーヴィーは、スケボーをする少年たちの自由でカッコいい姿に憧れ、自らもスケボーを始める。仲間たちと交友を深めていくスティーヴィーだったが、ある事件が起こる。
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『スケート・キッチン』(2018)
クリスタル・モーゼル監督が実在のスケボーチームの女性たちとともに映画を制作した青春映画。内気な主人公を演じるレイチェル・ヴィンベルクもメンバーの1人で、その他のメンバーたちと新しい仲間たちとの友情と絆を育んでいく様子を描く。
郊外に住む17歳の内気な少女カミーユは怪我を原因に大好きなスケートボードをやめるよう母親に言われてしまう。しかしある日“スケートキッチン”という女の子だけのスケボーチームと出会い、メンバーになったカミーユはさらにスケボーにのめり込んでいく。そんな中、カミーユは謎のスケートボーダーの男子に恋をするが……。
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『クール・ボーダーズ』(2003)
『リメイニング』のケイシー・ラ・スカラ監督作品。マイク・ヴォーゲル、アダム・ブロディ、ヴィンス・ヴィーラフ、ジョーイ・カーンらがプロスケーターを夢見てアメリカ横断の旅に出る少年たちを演じ、彼らの成長と青春を展開させる。
プロのスケートボーダーを夢見るエリックとマットとダスティンの3人は、夢を叶えるため夏休みにアメリカ横断の旅に出る。そこでプロのスケートボーダーに会い夢を鼓舞された3人は、新たなメンバーも加え4人でチームを結成し修行の旅を続ける。しかし努力は身を結ばずなかなかプロの目に留まることはなかった。それでも4人は努力をし続け成長していく。
『ストリート・ドリームス』(2009)
クリス・ゾモシアニク監督作品。アーティストでもありプロスケーターでもあるポール・ロドリゲスが主演を務める。その他も数々のプロスケーターが出演しており、リアルでカッコいいスケートシーンを実現させた。
プロスケーターを夢見る少年デリックは両親や友人との関係がうまくいかず、事件を起こし逮捕されてしまう。見放されてしまったデリックは、自分を取り戻すためにスケートボード大会で優勝することを決心する。
『行き止まりの世界に生まれて』(2018)
スケートボード仲間3人の12年間を映すことによって、アメリカの家庭内暴力や経済格差など様々な現実を描き出すドキュメンタリー作品。ビン・リュー監督のデビュー作品ながら、第91回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞ノミネート作品。
かつて産業で栄えたが今は衰退した町イリノイ州ロックフォードで暮らすキアー、ザック、ビンの3人は貧しい家庭から逃れるようにスケートボードに熱中していた。スケートによって居場所を作っていく3人だったが、やがて大人になった3人は様々な現実や葛藤に直面していく。
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『ローリング・キッズ』(1990)
『女優フランシス』のグレアム・グリフォードが監督を務めるバトルアクション。主演のクリスチャン・スレイターがスケボーでのアクションを披露し敵に迫る少年を演じる。
武器密輸組織に兄を殺されたライアンは、復讐のため組織に近く。危機が迫りながらもライアンは得意のスケボー技を駆使し、スケボー仲間とともに復讐を果たしていく。
『スケーターガール』(2021)
マンジャリ・マキジャーニが監督を務めるNetflix独占配信作品。レイチェル・サンチタ・グプタが階級制度や逆境に立ち向かいながらスケートボード全国大会出場を夢見る少女を演じる。アムリット・マゲラなどが共演。
インドの貧しい村に住む少女プレルナは、学校にも通えず家で家事をして暮らしていた。ある日、イギリスから来たジェシカからスケートボードを教えてもらい、その面白さにはまり込んでいく。ジェシカはその後村にスケートボード場を作り、そこで全国大会が開かれるまでになる。全国大会出場を夢見るプレルナだったが、父親からの反対にあってしまい……。
『STAND STRONG』(2020)
CMやミュージックビデオを多く手がける菊池久志が監督を務める青春映画。スケーターである中田海斗、 佐川涼、松本崇とモデルとしても活躍する日高大作レイの4人がスケートボードチームを演じ、スケートボーダーの光と闇、青春のリアルな日常を描き出す。
たわいもない会話からスケートチームを結成した4人の若者グループ・CRASHER(クラッシャー)はイベントやSNSを通じてスケーターの間で徐々に人気が出てきていた。しかしメンバーの一部がスケートブランドからの誘いを受けたことから、4人の関係が崩れ始めてしまう。
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『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』(2019)
ジョー・タルボット監督が幼なじみのジミー・フェイルズの体験を映画化。ジミー・フェイルズが同名の役で主演の青年を演じ、友人役のジョナサン・メジャースとともに都市開発で変わっていくサンフランシスコの街並みをスケートボードで駆け抜けていくシーンが印象的な作品。
今では富裕層が暮らす高級住宅街になったサンフランシスコで生まれ育った青年ジミーは、観光名所の一つともなっていた美しい生家を愛していた。しかし、現在の家主がその家を手放し売りに出してしまうことになる。ジミーは再びこの家に住みたいと願い奔走する。そんなジミーを友人であるモントは見守っていた。
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※2021年9月24日時点の情報です。