映画「アンダーワールド」シリーズ一覧！全5作品のあらすじ＆キャスト、見どころをまとめて紹介

映画『アンダーワールド』は、数世紀にも及ぶヴァンパイア（吸血鬼）族とライカン（狼男）族の闘争の中で、絶世の美女ケイト・ベッキンセイルが女処刑人のヴァンパイアを演じているアクション超大作。たちまち観客を世界の中に引き込んでしまう、ダークファンタジーの雰囲気がシリーズの魅力になっている。本記事では、そんな映画『アンダーワールド』シリーズ全5作をまとめてご紹介します。

『アンダーワールド』（2003）

吸血鬼“ヴァンパイア”である美女戦士セリーンは、ブラックレザーのロングコートに身を包みビルの屋上から夜の街を見下ろしていた。彼女はある時、長年戦い続けてきたヴァンパイアの宿敵である狼男族の“ライカン”が人間の医師、マイケルを執拗に追いかけていることに気づいた。ライカンが良からぬ計画を企てていると直感したセリーンは、マイケルの行動を追跡し始める。しかし、ライカンたちに急襲されマイケルはライカンのリーダーであるルシアンに肩を咬まれてしまったのだ。それは、マイケルが間もなくライカンになってしまうということであり、同時にセリーンは、いつからか自分がマイケルに対して好意を抱いていると感じ、徐々に戸惑いを覚えるようになる……。

MTV界出身の鬼才、レン・ワイズマンが映画監督として本作でデビューを果たしている。主演のケイト・ベッキンセイルのほか、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズや『アバウト・タイム 愛おしい時間について』などに出演したビル・ナイ、スコット・スピードマンが出演している。

『アンダーワールド:エボリューション』（2006）

数世紀にも及ぶ、ヴァンパイア（吸血鬼）族とライカン（狼男）族の闘争の中で生きる女戦士セリーンは、自分の家族を皆殺しにした一族の党首であるビクターへの復讐を果たした。しかし、そのために同族からも追われる身となってしまった彼女は、唯一の味方であるヴァンパイアとライカンの混血青年になったマイケルと行動を共にする。そこで彼女は、両種族の創世にまつわる自身に秘められた衝撃の真実を知ることになる……。

主演と監督は前作と変わらず、それぞれケイト・ベッキンセイルとレン・ワイズマンが務める。

『アンダーワールド:ビギンズ』（2009）

“過去”を描いた本作では、主人公セリーンが「なぜ厳しい闘争の中で女処刑人として生きなければならなくなったのか」という部分に焦点を当てて物語が描かれている。そこにはまるでセリーンに生き写しの女戦士、“ソーニャ”の存在があった……。

女戦士ソーニャの悲しい過去を演じるのは『ナンバー23』への出演で知られる、ローナ・ミトラ。またメガホンを握ったのは、本シリーズでクリーチャー・デザインを手掛けてきたパトリック・タトポロス。

『アンダーワールド 覚醒』（2012）

ライカン族だけではなく同族からも追われることとなってしまったセリーンは、人間に捕まってしまい“アンティジェン”というバイオテック企業で冷凍され、12年間眠りについてしまう。両種族の争いはセリーンが眠っている間も続き、そこに人間も加わった三つ巴の戦いとなっていた。眠りから覚めたセリーンはライカンに襲われていたイヴと名乗る少女を救うと再び、戦果の中へと身を投じることに……。

第4作目となる本作の主演はこれまで通りケイト・ベッキンセイル。また共演には、「ダイバージェント」シリーズのテオ・ジェームズや『クライング・ゲーム』のスティーヴン・レイらが新たに加わっている。メガホンを取ったのは『シェルター』で知られるスウェーデン出身のモンス・モーリンド。

『アンダーワールド ブラッド・ウォーズ 』（2016）

長老殺しの罪により同胞から追放され逃亡の日々を送っていたセリーンは、兵士の養成のためにヴァンパイア族に呼び戻される。新たなリーダー、マリウスの統率のもと勢力を強めているライカン族の猛攻に遭っていた、ヴァンパイア族は劣勢にあえいでいた。その特別な血ゆえにライカンに狙われている行方不明の娘イヴを守るために、彼女は戦いに挑むことを決意。マリウスの襲撃を受け、死闘の末窮地に陥った彼女は、新たに手にした“ある能力”を駆使し、反撃に出る……。

監督は『ホワイトハウス・ダウン』の撮影や、ドラマの演出を手がけてきたアンナ・フォースター。ここまでのシリーズを通してセリーンを演じてきたケイト・ベッキンセイルはもちろんのこと「ゴーストバスターズ」シリーズでお馴染みのチャールズ・ダンス、テレビシリーズ「ダ・ヴィンチと禁断の謎」のジェームズ・フォークナーらが出演に名を連ねる。

※本記事で紹介する映画は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks（フィルマークス）」のデータに基づいてセレクトしたものです。
※2021年10月3日時点の情報です。