2018年は戌年。スヌーピーだったり、ポムポムプリンだったり、さまざまな犬のキャラクターが年賀状で活躍したのではないでしょうか。そんな数ある犬のキャラクターたちの中でも、特に私が推したい犬のキャラクターがいます。それは「クレヨンしんちゃん」に登場する“シロ”です。
クレヨンしんちゃんに登場する名犬シロとは
シロはTVアニメ「クレヨンしんちゃん」で主人公のしんちゃんが飼っているペットの雑種犬です。厳密にはペットというよりも“家族”と呼ぶのが正しいでしょう！ そう称しないと誤りではないかというほど、野原一家とはただの犬以上の絆で結ばれた関係性を持っています。
そんなシロはTVアニメシリーズだけでなく、劇場版「クレヨンしんちゃん」でも非常に目立った活躍をしています。今回はそんな劇場版シリーズにおいて、シロが活躍する映画を紹介します。
シロが喋った!?饒舌なシロが登場する映画
普段は独特の鳴き声で、しんちゃんをはじめとした野原一家とコミュニケーションを取っているシロ。ですが、映画では時々、饒舌な人間の言葉を披露してくれることがあります。
そんな喋るシロを観ることができるのが、1993年公開の劇場版第1弾『クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王』や、1995年公開の劇場版第2弾『クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望』です。異世界の発達した科学の力をもって、シロが見事な人間の言葉を披露してくれます。シロ役の声優を務める真柴摩利さんの鳴き声以外の演技が楽しめる貴重な機会にもなっています。
変身!?いつもとは違った姿のシロが登場する映画
またいつもは小柄でふんわりした顔が可愛いシロですが、劇場版ではいつもとは違った姿を見せてくれることがあります。
2005年公開の『クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ ブリブリ 3分ポッキリ大進撃』や、2016年公開の『クレヨンしんちゃん 爆睡！ユメミーワールド大突撃』では、あの顔つきはそのままに、胴体や手足が大型犬のように長い状態になったシロが活躍します。スリムになってカッコよくなったはずなのに、普段の姿を見慣れすぎていて、なんだかおかしなバランスに見えてしまうところがまた不思議です。
その他、2003年公開の『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード』では、野原一家がリアルな描写に変化するシーンで、シロもいつもの可愛いタッチから一変してリアルな姿に変身しているシーンがわずかに登場します。現実世界にシロがいたらどんな姿なのか？ その答えが本作を観ることで分かります。
未来の世界で出会うシロの子孫が登場する映画!?
喋ったり、姿が変わる変化とは違うものの、あっと驚く変化を見せてくれるのが2010年公開の『クレヨンしんちゃん 超時空！嵐を呼ぶオラの花嫁』です。本作はしんちゃんやカスカベ防衛隊の面々が未来の世界へ旅立つお話です。その未来でしんちゃんは、未来の世界のとーちゃんやかーちゃんと出会うのですが、そこで未来のシロにも出会うことになります。
厳密にはこの未来の世界で出会うのはシロの子孫！ 子宝に恵まれたたくさんのシロが登場します。果たしてそのシロの子孫たちの姿がどんなものか？ 特徴的な名前の数々にも注目です。
主役はシロ！シロの存在を問う主演作！
そして最後に紹介するのが映画15周年記念作として登場した2007年公開作『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾！』です。この作品のポイントはなんといってもシロが主役だということです。
“ケツだけ星人”の地球を吹き飛ばすほどの威力を持つ爆弾が、なんとシロのお尻にくっついてしまいます。人類を救うためにシロを犠牲にしようとする人々と、それをかたくなに拒むしんちゃんの姿が描かれるのですが、普段は見せないしんちゃんの表情が印象的です。しかもシロ自身がある決断をするのですが、そのシロの表情や演出には胸を打たれること間違いなしです。果たしてこの爆弾問題がどんな結末を迎えるのか、ぜひその目で確かめてみて下さい。
以上、劇場版「クレヨンしんちゃん」シリーズで一味違ったシロの活躍が見られる作品を紹介させていただきました。これを観て、普段は小さな活躍に納まるシロの新たな一面を発見してくれる人が一人でも増えてくれたら嬉しいです。
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