映画『万引き家族』あらすじ・キャスト情報・予告編【カンヌ映画祭パルム・ドール受賞!】

2018.05.09
映画

トラウマ映画は「鳥」だけど焼き鳥大好き

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是枝裕和監督の長編14作目となる待望の新作『万引き家族​がリリー・フランキー安藤サクラ松岡茉優樹木希林など豪華キャストを迎えて劇場公開される。犯罪でしかつながれなかった家族たちの “許されない絆”。人と人との関係が希薄な今の時代に、真の“つながり”とは何かを問う、心揺さぶる衝撃作だ。第71回カンヌ国際映画祭では、最高賞にあたるパルム・ドールを受賞した。

万引き家族

映画『万引き家族』あらすじ

万引き家族

高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治(リリー・フランキー)と信代(安藤サクラ)の夫婦、息子の祥太(城桧吏じょう・かいり)、信代の妹の亜紀(松岡茉優)の4人が転がり込んで暮らしている。
彼らの目当ては、この家の持ち主である祖母・初枝(樹木希林
)の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子・ゆり(佐々木みゆ)を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく……。

映画『万引き家族』キャスト

万引き家族

父・治役には『そして父になる』(13)で庶民的な父親を好演したリリー・フランキー。祖母・初枝役には『歩いても歩いても』(07)をはじめ、是枝作品の“家族”に欠かせない樹木希林。また、是枝作品に初参加となる安藤サクラが妻・信代役を、松岡茉優がその妹・亜紀役を演じる。実力派俳優が揃う中、オーディションで抜擢されたという2人の子役、息子・祥太役の城桧吏とゆり役・佐々木みゆの瑞々しい演技にも注目したい。

万引き家族

万引き家族

そして松岡茉優が働くJK見学店の常連客・4番さん役で、是枝組2度目となる池松壮亮。主人公一家の“仕事”を捜査する刑事役で、いずれも是枝組初参加の高良健吾池脇千鶴。一家の子供たちを見守る駄菓子屋の店主役に、柄本明。その他に、緒形直人森口瑤子らベテラン俳優陣に加え、若手俳優の中でもその実力が注目されている山田裕貴片山萌美など豪華俳優陣が集結した。

また、是枝監督とは初タッグとなる細野晴臣が本作の音楽を手掛ける。

池松壮亮コメント

とても嬉しく思いました。是枝監督には、何度でも作品作りに関わりたいと思わせてくれる作家性と力と人柄とユーモアがあります。非常に短い時間で名前もない言葉も発しないという役でしたが、いつまでもこのままいれたらと思ってしまうような豊かな時間をいただきました。是枝組はいつでも高尚な映画作りをされていて、とても安心します。

高良健吾コメント

この仕事を始めた頃から憧れてきた監督なので。いつかご一緒したいと思い俳優を続けてきたので、目標が叶い嬉しかったです。これが是枝組かという演出を経験でき、興奮しました。現場に入ると必ずある緊張感ともいい距離感で接する事ができたのは、是枝組の雰囲気のおかげだと思います。是枝組の子役の子達と芝居ができたのも自分の力を試されてる気がして、参加日数は少なかったのですが貴重な経験でした。

池脇千鶴コメント

以前から存じ上げている監督でしたので「あ、やっと会えるんだ」という喜びがわいてきました。監督は、現場で台詞を追加して、その台詞を他の俳優さんがアドリブで答えるという生の反応を欲しがる方なんだなと思いました。そしてそれをとても楽しんでやられていて、どう転んでも正解ということも分かった上で、すごく絶妙な質問を書かれたり、生きたお芝居を、各々が持っている感性を引き出されるのかなと思いました。現場の雰囲気は、監督が穏やかな方だから、空気としては穏やかな空気でした。監督と何度もご一緒している方々をはじめとして、どんな演出にも答えていける、対応できるような現場でしたね。

映画『万引き家族』監督

前作『三度目の殺人』(17)が日本アカデミー賞最優秀作品賞ほか数々の賞で称えられ、国際的に高い評価を受ける是枝裕和監督。実際の子供置き去り事件を元に、過酷な状況下で生きる子供の姿を通して家族や社会の在り方を問いかけた誰も知らない』(04)、新生児取り違えという出来事に遭遇し、父としての葛藤と家族の絆を描いたそして父になる』(13)、湘南を舞台に、異母妹を迎えて4人となった姉妹の日常を切り取った吉田秋生原作の海街diary』(15)など、これまで様々な“家族のかたち”を描き続けてきた。そして本作『万引き家族』は、是枝裕和監督がこの10年間考え続けてきたことを全部込めたと語る渾身作。

是枝裕和監督コメント

この映画の企画がスタートした一年前から、僕の中でいろんなタイトルが浮かんでは消え、結局最初に付けたタイトルに戻りました。実は、万引きする人たちのお話であると同時に、万引きされた人たちの物語でもあるという二重の意味を込めたタイトルなのですが、そこは出来上がった映画を観て頂くとご理解頂けるのではないか、と思っています。

映画『万引き家族』特報

映画『万引き家族』作品情報

万引き家族

​2018年6月8日(金)公開
配給:ギャガ
公式サイト:http://gaga.ne.jp/manbiki-kazoku/
(C)2018『万引き家族』製作委員会

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  • yunumata
    5.0
    圧倒的にすごい。『誰も知らない』は確かに名画だったけれど、『花よりもなほ』やら『海街diary』みたいなユルい映画撮ってた人と同じ監督とは思えない(笑)くらい、世間への噛みつかんばかりの敵意や怒り、睨み、そして情熱を感じる作品だった。単に物語として優れていて、フィルムメーカーとして切り取り方が美しく写真的で、役者の魅力を最大限に引き出し空気を作り出しているだけでなく……本当の意味で「今、映画が持ちえる役割とは何か」「この時代に何を問いかけ、刻み付けるべきなのか」という痛烈な作家性・メッセージ性、そしてそれへの確信が、震えるほどに素晴らしかった。日本映画の意地を見たような気がしました。 時にコミカルに、時にやさしい眼差しで映画を見つめ続ける劇伴も素晴らしい。観終えてから知ったけれど、細野晴臣だったんですね。 
  • 加納寛之
    1.0
    最後の終わり方が中途半端すぎて萎えた。 カンヌ映画祭で最優秀賞をとっているから感動するのかなと思ったら、物語に大した波もなく、盛り上がりがキターって思ったら突然終わった。 僕の時間を返してください。
  • k2k
    -
    記録
  • anne
    -
    家族ってなんだろう。 環境論支持者なので血の繋がりが絶対とは思わない。自分が生きていく場所って何処なんだろう。場所なんてどこでもいいか。果たして私は何かを拾える人間なのだろうか。
  • K3IJ1
    1.1
    ん?ってなった。期待値でかすぎた
「万引き家族」
のレビュー(33619件)