秋の夜長に読みたい!イケメン俳優主演の映画公開を控えるおすすめ小説

ミニシアター好きな大学生

Moca

今回は「読書の秋」ということで、日本での公開を控える小説が原作の映画をご紹介していきます!

日本ではまだあまり知られていないけれど、ぜひ注目していただきたい俳優3人が主演している作品を選んでみました。

普段あまり本を読まないという方も、小説の登場人物に実際演じる俳優の顔を当てはめて読んでみるとぐっと読みやすくなるのではないかと思います。今の季節に合ったものが多いので、秋の夜長にぜひ読んでみてください!

マイケル・ファスベンダー

『海を照らす光』

舞台は第一次世界大戦後の、まだ戦争の傷跡が癒えていないオーストラリアです。

戦争で活躍したものの心に深い傷負い、灯台守として穏やかな暮らしをしていた男性トムと妻イザベルのもとに、生まれて間もない女の子と男性の遺体が乗ったボートが流れ着きます。そして、その出来事がきっかけで彼らの運命が大きく変わっていってしまうという物語。

原作小説はAmazon.comで4700超の五つ星を獲得し、ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーにも選ばれました!映画の公開はまだ先なのですが、物語の始まりはちょうど今と同じくらいの季節なので、今の時期に読むのがぴったりです。

2016年公開予定の映画では、『ブルー・バレンタイン』や『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』で知られるデレク・シアンフランス監督とマイケル・ファスベンダーが初めてタッグを組みます。

当初は監督の過去の2作で主演を務めたライアン・ゴズリングに出演交渉がかかっていたそう。言われてみれば、マイケル・ファスベンダーとライアン・ゴズリング、どことなく似ている雰囲気があります。

監督の名前が知られるきっかけとなった『ブルー・バレンタイン』では、ある男女の出会いから結婚、破局までが描かれています。しかし、あまりのリアルさに「カップルどうしでは絶対に見てはいけない」という声が多く上がっていました。

『海を照らす光』もある一組の夫婦の愛の物語を中心に、戦争で傷ついた人々の心理描写や親子愛などがリアルに描かれています。監督の手によってどのように映像化されるのか、今からとても楽しみです!

『マクベス』

小説ではなくシェイクスピアの戯曲。つい先日エジンバラではプレミアが行われ盛り上がりを見せているそうです。

何といっても、2013年の世界で最も美しい顔に、男性部門と女性部門それぞれ第一位に選ばれたマイケル・ファスベンダーとマリオン・コティヤールが、マクベスとマクベス夫人を演じる、美しすぎるシェイクスピア映画です!

二人とも大人の美しさの奥にどこか影の部分があるような雰囲気が一線を画していてとても素敵で惹きつけられるのですが、そういう点が作品にもぴったりだと思います。

“Tomorrow, and tomorrow, and tomorrow…”から始まるトゥモロースピーチなど、さまざまな名セリフがあるので、興味がある方はこの機会に古典作品に触れてみるのもいいのではないでしょうか?映画を観ながらこんな名セリフを一緒に呟けたらかっこいいですね!

ちなみに、マイケル・ファスベンダーの過去の出演作には、『ジェーン・エア』や『エンジェル』、『悪の法則』など小説が原作になっている作品がほかにもあるので興味のある方はそちらもぜひ読んでみてください。

特に『ジェーン・エア』は、文学作品ながらも少女漫画のような要素もあるので女子ならきゅんとしてしまうはず。原作では、当時のイギリスの階級社会や宗教観まで垣間見れますし、映画も衣装や言葉の訛りまで忠実につくられているのでおすすめです!

ドーナル・グリーソン 『ブルックリン』

アイルランドの田舎町エニスコーシーとニューヨークのブルックリンが舞台の、1951年頃から2年余りの物語。

エニスコーシーの女学校を出た主人公のアイリーシュは職を求め、親元を離れてブルックリンへ移住しますが、そこでホームシックにかかってしまいます。そんな時に出会ったあるイタリア移民の男性トニーと、のちに一時地元に帰国した際に再開した男性ジムとの間で揺れ動く様子が描かれています。

映画ではドーナル・グリーソンが、主人公が地元で再開する男性ジムを演じます。『ハリー・ポッター』シリーズで顔を知っているという方も多いかもしれませんが、『アバウト・タイム 愛おしい時間について』やマイケル・ファスベンダーと共演の『Frank』へ出演。

ミニシアター系の映画で立て続けに主演を務めるだけではなく、『スター・ウォーズ』の最新作への出演も果たしています

物語の魅力は、1950年代のアイルランドとニューヨークのブルックリンという2つの社会の違いが鮮明に描かれていて、人々の会話や細かい心理描写から当時の社会の風俗が伺えるところ。田舎からブルックリンへやってきて仕事や恋にいそしむ主人公の姿がきらきらしていてまぶしいです。

『17歳の肖像』、リース・ウィザースプーンアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた『わたしに会うまでの1600キロ』で知られるニック・ホーンビィが脚本ということもあり、定評のある彼ならではの脚本にも注目したいです。

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ナット・ウルフ 『ペーパー・タウン』

ナット・ウルフとモデルのカーラ・デルヴィーニュ主演です。『きっと、星のせいじゃない』の原作者ジョン・グリーンの小説の映画化。

冴えない高校生クエンティンは幼馴染でみんなからも一目置かれる女の子マーゴに長い間ひそかに思いを寄せています。ある夜、マーゴのお願いで同級生たちへの復讐を手伝ったのをきっかけに2人の距離は一気に縮まりますが、翌日彼女は突然彼の前から姿を消してしまいます。そこで、クエンティンは仲間と共にマーゴを探す旅に出掛けることになりますが…。

クエンティンはマーゴを探すなかで、今まで知らなかったマーゴの姿を発見していくのですが、その過程でホイットマンの『草の根』やシルヴィア・プラスの『ベル・ジャー』などの文学作品を自分なりに解釈していくところが興味深かったです。

思春期の高校生ならではの将来に対する不安や葛藤、本当の自分とは何なのかというアイデンティティの探求などが鮮やかに描かれています。

将来のために今を生きるのではなく、今という時間を楽しんで生きるということの大切さを教えてくれる、青春がぎゅっと詰まったような作品です!

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最後に

『海を照らす光』を除いた作品はすでに本国では公開されているようなので、日本での公開も待ち遠しいですね!小説を読んで、映画を2倍も3倍も楽しむ準備を一緒にしてみませんか?

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※2022年9月28日時点のVOD配信情報です。

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  • 直紀佐藤
    4
     一人の女性の成長の一頁。田舎から都会に出たことがある人なら、誰しも感情移入してしまう要素が詰め込まれている。閉鎖的な田舎から出て、都会で新しい人生を見つける。あるきっかけで田舎に戻ると、そこには成長した自分を受け入れる居場所があるように思える。けれど、閉鎖的な空気は変わらずにそこにある。  田舎と都会、二つの人生。どちらを選ぶことが、幸せにつながるのか。
  • 悪夢探偵
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    姉妹愛やエイリッシュの純粋でかつ信念を曲げない生き様を丁寧に描いておりましたが、個人的にストーリーが堅実過ぎてしまい、あともうひと盛り上がり期待しちゃいました☺️
  • Eyesworth
    4.8
    【第二の故郷、光射す場所】 ジャン・クローリー監督×シアーシャ・ローナン主演の2015年の作品 〈あらすじ〉 アイルランドの小さな町で、姉と母と3人で暮らすエイリシュは、一大決心して単身アメリカのニューヨークに渡る。そして、彼女はブルックリンの高級デパートで売り子として働き、同郷の女性たちと寮生活を送る。そんなある日、彼女はパーティーでイタリア系の好青年と出会い、交際を始める…。 〈所感〉 アイルランド版朝ドラみたいな素敵な渡米物語。『レディ・バード』のクリスティンは芯のある強い女性と言った感じだったが、本作でシアーシャ・ローナンが演じるエイリシュは田舎の純朴でまっさらな少女というテイストで個人的にはこちらの方が彼女に似合っているように感じて好きだった。エイリシュは渡米してすぐにホームシックにかかり、故郷アイルランドを恋い慕うが、新天地ブルックリンで出会う人々によって洗練されたシティガールに醸成されていく様がリズミカルで楽しい。やがてアイルランドに戻り、ブルックリンの自分と故郷の自分の間で葛藤が見られるのだが、どちらの自分も等身大の弱い自分として受け入れた上で最後にはしっかりと決断するのが良かった。大抵の人は生まれ育った場所=故郷と、働く場所=第二の故郷があるものなので彼女に共感できる人も多いのではないか。ストーリーは特に意外性こそ無いですが、ブルックリンのオシャレな街並みや50年代ファッションが美しく、心を打つ良作でした。是非ご覧下さい😄 "いつか太陽が昇るわ すぐには分からないけど光が差すの やがて自然に考えるようになる 新しく出会った人のことなんかを あなただけが知る人 そして気づくわここに人生があると" 《2026年 85本目》
  • coco2ir3
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    妹思いで自らを顧みず、精神的な支えとなっていた姉ローズが不憫でならない。そんな献身的な姉の思いを踏まえると、エイリシュの言動には、複雑な感情を抱かずにはいられない。
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    幼い頃からアメリカは「移民の国」とか「人種のるつぼ」などと聞かされてきたけれど、移民の方たちのアメリカでの生活の様子などを知る機会は映画が一番多かったのではないかと思う。 本作は1950年代にアイルランドから移民としてアメリカはニューヨーク州のブルックリンに来たある女性にまつわるストーリー。 家族と離れて異国の地へ向かわざるを得なかった背景や、洗練されたニューヨークで生きていくための気品やしたたかさを身につけていく様子、慣れない職場での苦悩とそんな中で募る家族や望郷への想いや恋愛事情など、様々な視点で彼女の生き様を丁寧に描写していて、大変興味深かった。 後半は思いもよらない事件と、彼女の思わせ振りな行動による意外な展開にこの先どうなってゆくのかと心揺さぶられたが、終盤にあの人のあの行動によってふと我に返ったのだろうか。もしあの出来事がなかったなら…と想像すると、人生どう転ぶか分からない。 あの選択は主人公にとって必然だったのか、はたまた状況に迫られて苦肉の判断だったのか。そして1950年代という時代がそうさせたのか。彼女の心情が判りかねて見終えてもスッキリせずなんだかモヤモヤが残ってしまった。
ブルックリン
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