新鋭シャルロット・ル・ボン監督作、湖畔の避暑地を舞台に、14歳になる少年と16歳の少女の“人生で1度きりの夏”を描いた『ファルコン・レイク』が、2023年8月25日(金)より公開予定。
本記事では、『ファルコン・レイク』のあらすじ&キャスト情報、見どころをまとめてご紹介します。
『ファルコン・レイク』(2022)あらすじ
もうすぐ14歳になるバスティアンは、母の友人・ルイーズのもとでひと夏を過ごすため、湖畔にあるコテージを訪れる。森、湖、深い自然に囲まれて過ごす数日間。バスティアンはメランコリックで大人びた雰囲気のルイーズの娘・クロエに惹かれていき、彼女を振り向かせるため幽霊が出るという湖へ泳ぎに行くが……。
『ファルコン・レイク』キャスト一覧
バスティアン/ジョゼフ・アンジェル
14歳になる少年。2年ぶりに両親と歳の離れた弟と一緒にフランスからカナダ・ケベックにある湖畔の避暑地へとやってくる。
クロエ/サラ・モンプチ
16歳の少女。ルイーズの娘。
ヴィオレット/モニア・ショクリ
バスティアンの母親。
ルイーズ/Karine Gonthier-Hyndman
クロエの母。
その他のキャスト
スタッフ
■原作:バスティアン・ヴィヴェス「年上のひと」(訳:原正人/リイド社刊)
■監督・脚本:シャルロット・ル・ボン
『ファルコン・レイク』見どころ
カナダ・ケベック州ローランディッドの湖畔を舞台に、14歳になる少年・バスティアンと16歳の少女・クロエのひと夏を描いた青春の物語。水上スキーにサイクリング、大人の目を盗んで飲むワイン。美しい湖畔で過ごす眩しいひと時と共に、子どもに戻ることも大人になりきることもできない思春期特有の不満や苦しさを16mmフィルムに焼き付けた、残酷で美しい物語に仕上がっている。
監督・脚本のシャルロット・ル・ボンは、俳優として『イヴ・サンローラン』(14)、『ムード・インディゴ うたかたの日々』(13)、など多数の作品に出演し、映画監督としては、短編『ジュディット・ホテル』(18)でデビュー。初長編監督作品となる本作は、第75回カンヌ国際映画祭ほか数々の映画祭で上映され高い評価を受けた。
原作はバンド・デシネ(フランス語圏のマンガ)作家で、第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞も受賞した、バスティアン・ヴィヴェスによる「年上のひと」(リイド社刊)。映画化もされた「ポリーナ」以来6年ぶりに出版した単独の長編で、2018年ケベック書店賞コミック部門グランプリに輝き、日本でも話題となった。
出演は、撮影当時主人公と同じ14歳だった新星のジョゼフ・アンジェル、ヒロインには約400人の中から選ばれた「Maria Chapdelaine(原題)」(21)、「Chien Blanc(原題)」(22)などのサラ・モンプチ。ほか、『胸騒ぎの恋人』(10)、『わたしはロランス』(12)などグザヴィエ・ドラン監督作に多数出演するモニア・ショクリが共演している。
また、提供・宣伝を、国内最大級の映画やドラマ、アニメのレビューサービスFilmarksの運営会社が新たに設立した、映画レーベル「SUNDAE(読み方:サンデー)」が担当している。レーベル名は19世紀のアメリカで生まれたデザート「サンデー」に由来し、あらたな刺激と未知なる作品との出会いを求めてやまない映画ファンへ、より自由で、斬新で、個性的な、驚きと興奮に満ちた作品を届けることをコンセプトにしている。
10代の2人が辿る、人生で1度きりの夏を繊細に描いた、新たな青春映画『ファルコン・レイク』。この機会に是非チェックしてみては?
『ファルコン・レイク』作品情報
■原題:Falcon Lake
■公開日:2023年8月25日(金)渋谷シネクイントほか全国順次ロードショー
■上映時間:100分
■製作国:カナダ、フランス
■配給:パルコ
■提供・宣伝:SUNDAE
■公式HP:sundae-films.com/falcon-lake
(C)2022 ‒ CINÉFRANCE STUDIOS / 9438-1043 QUEBEC INC. / ONZECINQ / PRODUCTIONS DU CHTIMI
※2023年7⽉18⽇時点の情報です。