フィンランド発の映画『SISU/シス 不死身の男』。寡黙な老兵がツルハシ片手にドイツ軍に立ち向かう様を描いたバイオレスアクション。本国では5ヶ月連続トップ10入りし、各国のメディアも賑わせる本作。本記事では、映画『SISU/シス 不死身の男』のあらすじ&キャスト情報、見どころをまとめてご紹介します。
映画『SISU/シス 不死身の男』(2023)あらすじ
舞台は1944年、第二次世界大戦末期のフィンランド。ソ連に侵攻され、ナチス・ドイツに国土を焼き尽くされるなか、老兵アアタミ・コルピ(ヨルマ・トンミラ)は、金塊を掘り当てる。愛犬ウッコを連れ金塊を運んでいたが、ブルーノ・ヘルドルフ中尉(アクセル・ヘニー)率いるナチスの戦車隊に遭遇、金塊も命も狙われるハメに。 アアタミが手にしているのはツルハシ1本と折れない心「SISU」だけ。それでも戦場に落ちている武器と知恵をフル活用し、ナチス戦車隊相手に立ち向かう。この老兵は機銃掃射を浴びても、地雷原に追い込まれても、縛り首にあっても、絶対に死なない。彼こそは、かつて家族を殺された報復としてたったひとりで300人ものソビエト兵を殺した「伝説の兵士」だった。 アアタミはいかにして戦い、そして生き抜くのか……。そしてアアタミの目的地とは……?
映画『SISU/シス 不死身の男』キャスト情報
アアタミ・コルピ/ヨルマ・トンミラ
伝説の一人殺戮部隊。金塊を掘り当てる。
ブルーノ中尉/アクセル・ヘニー
ナチス・ドイツ軍。戦争が終わったあとの自身の立場を案じ、金を手に入れようとする。アアタミが金塊を持っていることに気付き、奪う。
ヴォルフ/ジャック・ドーラン
ナチス・ドイツ軍。ブルーノ中尉と行動をともにしている。
その他キャスト
捕虜の女性・アイノ/ミモサ・ヴィッラモ
ドイツ軍に捕まり、他の捕虜の女性とともにブルーノ中尉・ヴォルフの戦車に乗っていた。
シュルツ/オンニ・トンミラ
スタッフ
監督・脚本/ヤルマリ・ヘランダー
映画『SISU/シス 不死身の男』見どころ
タイトルにもなっている「SISU」(シス)とはフィンランドの言葉で正確には翻訳不能。すべての希望が失われたときに現れるという、不屈の精神を意味する。その「SISU」を武器に、伝説の老兵がナチス戦車隊をたったひとりで血祭りにあげてゆくバイオレンスアクション。
見どころは何と言っても、過酷な状況でも“絶対に死なない”アアタミの精神力だ。ドイツ軍のブルーノ中尉に命を狙われるアアタミは常に絶体絶命。軍隊に一斉に射撃されるのは当たり前。地雷原での戦いを強いられたり、体が炎に包まれたり、首を吊られてしまったり……。最初こそ一方的にやられるアアタミだが、怒りを胸に反撃に転じる姿も凄まじい。せまい機内での肉弾戦は、なんとスタント無し。アアタミ演じる60歳を超えるヨルマ・トンミラによる、体当たり演技だ。本作は、フィンランドで5ヶ月連続トップ10入りという特大ヒットをたたき出し、2022年にはシッチェス・カタロニア国際映画祭 ファンタスティック・コンペティション部門で最優秀作品賞など4部門を受賞、批評サイト「ロッテントマト」では98%の高評価を獲得。各国のメディアで「もしジョン・ウィックがフィンランド人だったら」(The Wall Street Journal)、「『ランボー』『マッドマックス』『ダイ・ハード』をミックスした、アドレナリン全開の面白さ!」(DEXERTO)などと評価されている。
監督・脚本を務めるのは『レアエクスポーツ 〜囚われのサンタクロース〜』(10)のヤルマリ・ヘランダー。主演は、同じく『レアエクスポーツ 〜囚われのサンタクロース〜』(10)のヨルマ・トンミラ。『ヘラクレス』(14)、『オデッセイ』(15)のアクセル・ヘニー、『ロンドンゾンビ紀行』(12)のジャック・ドーランなどが共演する。
『SISU/シス 不死身の男』は2023年10月27日(金)より全国公開。
映画『SISU/シス 不死身の男』作品情報
公開日:2023年10月27日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか 全国公開
配給:ハピネットファントム・スタジオ
公式サイト:https://happinet-phantom.com/sisu/
© 2022 FREEZING POINT OY AND IMMORTAL SISU UK LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
※2023年10月23日時点の情報です。
※最新の配信状況は各動画配信事業者の公式サイトにてご確認ください