第14回小説現代長編新人賞を受賞したパリュスあや子の「隣人X」を原作に、上野樹里と林遣都の初共演で映画化した『隣人X -疑惑の彼女-』。
本記事では、映画『隣人X -疑惑の彼女-』のあらすじ&キャスト情報、見どころをまとめてご紹介します。
『隣人X -疑惑の彼女-』(2023)あらすじ
ある日、日本は故郷を追われた“惑星難民X”の受け入れを発表した。人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない。Xは誰なのか? 彼らの目的は何なのか? 人々は言葉にならない不安や恐怖を抱き、隣にいるかもしれないXを見つけ出そうと躍起になっている。週刊誌記者の笹(林遣都)は、スクープのため正体を隠し、X疑惑のある良子(上野樹里)へ近づく。ふたりは少しずつ距離を縮めていき、やがて笹の中に本当の恋心が芽生える。しかし、良子がXかもしれないという疑いを払拭できずにいた。良子への想いと本音を打ち明けられない罪悪感、記者としての矜持に引き裂かれる笹が最後に見つけた真実とは。嘘と謎だらけのふたりの関係は予想外の展開へ……!
『隣人X -疑惑の彼女-』キャスト情報
笹憲太郎/林遣都
週刊誌「週刊東都」の記者。ラーメン特集担当。大きな成果もなく、契約解除の瀬戸際にいる。惑星難民Xのスクープを追い、良子に近づく。
柏木良子/上野樹里
宝くじの販売やコンビニのアルバイトで生計を立てる。惑星難民Xではないかと疑惑の目を向けられる。
その他キャスト
林怡蓮(リン・イレン)/ファン・ペイチャ
台湾人留学生。惑星難民X疑惑をかけられた中のひとり。
仁村拓真/野村周平
リンが働く居酒屋の同僚。
内田瑛太/川瀬陽太
惑星難民Xの特集記事に合わせ、「週刊東都」に引き抜かれたベテラン記者。スクープのためなら何でも利用する。
小池編集長/嶋田久作
「週刊東都」の編集長。
月村祐一/バカリズム
笹の上司で、「週刊東都」の副編集長。
柏木紀彦/酒向芳
良子の父。
柏木麻美/原日出子
良子の母。
スタッフ
◼︎監督・脚本・編集:熊澤尚人
◼︎原作:パリュスあや子「隣人X」(講談社文庫)
◼︎主題歌:chilldspot「キラーワード」(PONY CANYON / RECA Records)
『隣人X -疑惑の彼女-』見どころ
本作は人間の姿をして日常に紛れ込んだ惑星難⺠Xと、それに翻弄される人々の姿を描いた異色のミステリーロマンス。日本のどこかに紛れ込んでいると言われるXの生態や目的は誰も知らず、得体の知れない存在として噂されている。Xは私たちにとって本当に安全か、それとも危険な存在なのか。そして良子は本当にXなのか。予知できない謎の存在に対して、無意識に偏見や差別の目を向けてしまう登場人物たちや、スクープをつかめなければクビまっしぐらの笹。Xに翻弄される彼らはどのような行動をとるのだろうか。二転三転する真実、想いと葛藤が交錯する、予想できないラストに目が離せない。
週刊誌「週刊東都」の記者・笹憲太郎を演じるのは林遣都。Xと疑われる柏木良子は、7年ぶりの映画主演となる上野樹里が演じる。また、良子とともにX疑惑をかけられることになる留学生リン・イレンには台湾出身の女優・ファン・ペイチャ。リンが働く居酒屋の同僚で、ミュージシャンとして成功を夢見る仁村拓真は野村周平。さらに、笹が勤める「週刊東都」の編集長・小池を嶋田久作、副編集長・月村祐一をバカリズム、「週刊東都」に引き抜かれたフリーのベテラン記者・内田瑛太を川瀬陽太が務める。また良子の母・柏木麻美を原日出子、良子の父・柏木紀彦には酒向芳など、実力派俳優らが織りなすアンサンブルにも注目したい。
監督は上野と『虹の女神 Rainbow Song』(06)以来17年振り、林とは『ダイブ!!』(08)以来15年振りにタッグを組んだ熊澤尚人。
観る者の想像力をかきたてるミステリーロマンス『隣人X -疑惑の彼女-』は、2023年12月1日(金)より新宿ピカデリー他全国ロードショー。是非、この機会にチェックしてみては?
『隣人X -疑惑の彼女-』作品情報
◼︎上映日:2023年12月1日(金)
◼︎配給:ハピネットファントム・スタジオ
◼︎公式HP:https://happinet-phantom.com/rinjinX
(C)2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 (C)パリュスあや子/講談社
※2023年11月13日時点の情報です。
※最新の配信状況は、各動画配信事業者の公式サイトにてご確認ください。