映画『猿の惑星』シリーズ一覧!最新作『猿の惑星/キングダム』を含む全10作品をまとめてご紹介!

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SF映画の金字塔!映画「猿の惑星」シリーズのあらすじと見どころをまとめてご紹介。

ピエール・ブールによる同名小説を原作とした映画「猿の惑星」シリーズ。本記事では、2024年公開予定の新作に備えて、映画「猿の惑星」シリーズをまとめてご紹介します。

猿の惑星』(1968)

地球から320光年、とある惑星に不時着した宇宙船の飛行士テイラーが見たのは、人間のように言葉を話す猿が人類を支配する世界だった。猿たちは、原始的な人類を実験台や娯楽の材料として使っていた。テイラーはすぐに追われる身となり、チンパンジーの科学者に捕らえられるのだった。

衝撃的なラスト・シーンでSF映画の歴史を変えた第1作目。監督は『パピヨン』(73)などのフランクリン・J・シャフナーが務めた。そして、「スター・トレック/宇宙大作戦」シリーズなども手がけたジョン・チェンバースが猿の特殊メイクを担当し、当時最先端のメイク技術で第40回アカデミー賞名誉賞を受賞した。

続・猿の惑星』(1970)

猿の町を脱出し、禁断地帯に入った宇宙飛行士テイラーたちは、核戦争で壊滅したニューヨークの廃虚に辿り着く。地下都市を発見し、そこでは放射能によりテレパシーなど不思議な力を得たミュータントたちが、地球を破壊する威力を持つ爆弾を崇拝していた。

前作の続きから描かれるオリジナル第2作目。監督は『ダーティハリー2』(1973)などのテッド・ポストが務める。テイラーの宇宙飛行士仲間・ブレントを軸に、猿・人類・ミュータントの闘いが繰り広げられる。人類学者や遺伝学者の意見を元に制作されたミュータント達の姿が衝撃的な一作。

新・猿の惑星』(1971)

最終兵器で滅亡する未来の地球を脱出した3匹の猿は、タイム・トラベルによって70年代の地球へと到着する。はじめは人間の言葉を話すため歓迎されていた彼らだったが、未来社会を猿が支配すると知った人間達は……。

前作から数百光年遡った現代の地球が舞台の、オリジナル第3作目。監督を『オーメン2/ダミアン』(78)などのドン・テイラーが務め、一作目『猿の惑星』の脚本家ポール・デーンが脚本を担当している。猿と人間の交流に加え、高度な知能を持つ猿たちに恐怖する人間の姿が描かれる。

猿の惑星・征服』(1972)

言葉を話す猿たちの繁栄を恐れた人間に、猿の夫婦が殺されてから18年。彼らの忘れ形見シーザーは密かにサーカスの団長によって育てられていた。猿がペットや召使いのように扱われる社会で、奴隷として虐待を受ける仲間の猿の姿をみた彼は、ついに怒りを爆発させ、人間に対し反乱を起こす。

高度な知能を持つシーザーの活躍が描かれるオリジナル第4作目。監督は『ナバロンの要塞』(61)などのJ・リー・トンプソンが担当。虐げられる猿たちの反乱を描き、“猿の惑星”誕生の原点に迫る。

最後の猿の惑星』(1973)

猿VS.人間の激しい戦いは頂点へ達し、核戦争となって両者とも殆ど絶滅してしまう。シーザーを中心に生き残った猿たちが地球を支配するが、ゴリラの反乱や、ミュータントと化した人間達の侵攻が始まっていた。

核戦争後、人類の文明が崩壊した世界を描いたオリジナル第5作目。監督は前作『猿の惑星・征服』に引き続きJ・リー・トンプソンが担当。オランウータン、ゴリラ、チンパンジーの三種属の誕生の秘密とミュータントたちの生存の謎が描かれる。

PLANET OF THE APES 猿の惑星』(2001)

2029年、惑星間を偵察していた宇宙探索基地“オベロン”が磁気嵐による宇宙空間の異常を発見する。訓練を受けたチンパンジーのペリクリーズが調査のため送り出されるが、通信が途絶。宇宙飛行士レオは上官の制止を無視して後を追った。しかし、レオの偵察ポッドは近くの惑星に墜落。危機一髪のところで緊急脱出したが、その地は猿が支配する猿の惑星だった……。

『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(93)などのティム・バートン監督によるリ・イマジネーション版で、原作の設定をベースにつくられた新たな物語。進歩した特殊メイク技術による猿たちの表情にも注目したい。

猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(2011)

現代のサンフランシスコ。製薬会社ジェネシス社の研究所の若き神経科学者・ウィルが投与したアルツハイマー病の新薬により、一匹のチンパンジーが驚くべき知能を示した。しかし、そのチンパンジーは突如暴れ出し、射殺されプロジェクトは中止に。ウィルはそのチンパンジーの赤ん坊を自宅に連れ帰り、“シーザー”と名付けて育てることに。3年後、シーザーとウィルとの間には親子のような強い絆が生まれており、同時に特殊な遺伝子を受け継いだシーザーは、類まれな知性を発揮し始めていく。

『猿の惑星』の前日譚を描いたリブート版第1作目。監督は『囚われた国家』(19)などのルパート・ワイアットが担当。リブート版からは視覚効果が使用され、より表情がリアルになったシーザーに多くの人が共感し世界中に感動を与えた。

猿の惑星:新世紀(ライジング)』(2014)

天性のリーダーシップを備えたシーザーは勢力を拡大し、手話と言語を操る猿たちは森の奥に文明的なコロニーを築いていた。一方、約90%が絶滅した人類は、荒れ果てた都市の一角に身を潜め、日々を過ごしていた。そんなある日、人間たちがエネルギー資源を求めて猿のテリトリーへ侵入したことから、一触即発の事態が勃発。シーザーと生存者グループの穏健派マルコムは和解の道を探るが、憎しみを抑えられない両陣営の対立は激化していく。

前作『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』から10年後の世界を舞台にしたリブート版第2作目。監督を務めたのは、『THE BATMAN-ザ・バットマンー』(22)などのマット・リーヴス。新たに猿同士の争いを描きつつ、さらにスケールアップした猿たちのアクションシーンもみどころとなっている。

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』(2017)

猿と人類が全面戦争に突入して2年。猿の群れを率いるシーザーは、軍隊を統率する大佐の奇襲により妻子を殺されてしまう。憎悪に駆られたシーザーは、多くの仲間を新たな隠れ場所へと向かわせ、わずかな仲間と共に復讐の旅に出る。その道中で口のきけない人間の少女と出会い、さらに人間の物資を盗んで生きるチンパンジー、バッド・エイプと遭遇し大佐の居場所へ道案内をさせる。やがて大佐のアジトである巨大な要塞にたどり着くも、冷静さを失っていたシーザーたちは捕獲されてしまう……。

猿と人類の全面戦争が始まった前作『猿の惑星:新世紀(ライジング)』から2年後を描いたリブート版第3作目。監督は前作に引き続きマット・リーヴスが担当。シーザーの葛藤、激化する猿と人間の対立を軸に、謎めいた少女ノバの存在など『猿の惑星』へとつながる物語が繰り広げられる。

猿の惑星/キングダム』(2024)

舞台は、地球の支配者の劇的な交代劇が起こってから何年も後の世界。高い知能と言語を得た猿たちは、多様化し文明的なコミュニティを築いていた。文化的なグループ、歪んだ教えを信じ帝国を築くグループ、他のグループを奴隷化するような過激なグループなど、まるで人間社会のような進化を遂げていた。一方で人類は言語を失い、野生生物のような存在となっていた。

2024年初夏に日本公開予定の最新作。監督は「メイズ・ランナー」シリーズのウェス・ボール、キャストはフレイヤ・アーラン、ケヴィン・デュランド、ピーター・メイコン、オーウェン・ティーグが出演している。逆転した猿と人間。進化はなぜ猿たちを選んだのか、半世紀以上の謎が明かされる。

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※2023年11⽉30⽇時点の情報です。
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