週末は映画を観ない? まだ何を観るか決まっていない方のために、映画館で公開中&ネットフリックスなどの動画配信サービスで視聴可能な作品をFILMAGA編集部員がレコメンド! 劇場公開作からお家でも楽しめる配信作品まで豊富なラインナップでご紹介。
今週はFILMAGA編集長・遠藤がレコメンド!
PROFILE:地上波ドラマ『Eye Love You』のチェ・ジョンヒョプ演じるテオ君が最高すぎて毎週火曜日を心待ちにし、ありとあらゆる連絡の末尾に「ラッコ」の絵文字を使っています(笑)!(同じ気持ちの方も多いはず……!)
2月2日劇場公開作『罪と悪』(2024)
あらすじ:何者かに殺された13歳の少年、正樹。彼の遺体は町の中⼼のある橋の下で発⾒された。同級⽣の春・晃・朔は、正樹を殺した犯⼈と確信した男の家に押しかけ、もみあいになる。そして、男は1⼈の少年に殺される。彼は家に⽕を放ち、事件は幕を閉じたはずだったー。時が過ぎ、刑事になった晃は⽗の死をきっかけに町に戻り、朔と再会する。ほどなく、ある少年の死体が橋の下で⾒つかる。20年前と同じようにー。晃は少年の殺害事件の捜査の中で、春と再会し、それぞれが⼼の奥にしまっていた過去の事件の扉が再び開き始める。かつての事件の真相は、そして罪と向き合うということとは。
遠藤:とにかくラストシーンの高良健吾さんの表情が忘れられません。ネタバレ厳禁なのでこれ以上は言及できませんが、みなさんはこの映画をどう解釈するのか、今からFilmarksのレビューを見るのが楽しみな1本です。罪と悪がいつもイコールとは限らないですよね……。繊細な人物描写が際立っておりヒシヒシと“嫌なカンジ”が伝わってくると思います。
劇場公開中『PERFECT DAYS』(2023)
あらすじ:東京・渋⾕でトイレ清掃員として働く平⼭(役所広司)は、静かに淡々とした⽇々を⽣きていた。同じ時間に⽬覚め、同じように⽀度をし、同じように働いた。その毎⽇は同じことの繰り返しに⾒えるかもしれないが、同じ⽇は1⽇としてなく、男は毎⽇を新しい⽇として⽣きていた。その⽣き⽅は美しくすらあった。男は⽊々を愛していた。⽊々がつくる⽊漏れ⽇に⽬を細めた。そんな男の⽇々に思いがけない出来事がおきる。それが男の過去を⼩さく揺らした。
遠藤:『パリ、テキサス』などのヴィム・ヴェンダース監督作品。主演の役所広司は第70回カンヌ国際映画祭にて男優賞を受賞した本作。第96回アカデミー賞でも国際長編映画賞にノミネートされています。同じように繰り返される日常だけれども、同じ日は1日もないということをじんわりと伝えてくれる作品で、観終わった後、いつもの帰り道が尊く思えるような感覚に。個人的には平山と姪っ子の「Spotify」の会話のくだりが好きでした(細かすぎる感想)。2024年の“映画初め”の1本にピッタリだと思いました。まだ映画初めしていない方こそぜひに!
Netflix配信中『バッドランド・ハンターズ』(2024)
あらすじ:大地震によって無法地帯の荒野と化したソウル。ある少女が狂気の医師に捕らえられたことを知った恐れ知らずのハンターは、少女を救出するべく大きな危険の中に飛びこんでいく。
遠藤:人気韓国人俳優マ・ドンソク主演作。(愛を込めてマブリーと呼ばせて頂きます。)本作はマブリーの無双っぷりが堪能できます! ストーリーは他の韓国映画に比べると割と易しいかな? と感じますがマブリーが強くて優しくてそれだけで大満足でした。年末に忙殺される→お正月休みで思考停止→仕事初めで無理矢理エンジンをかけて少しお疲れの方、何も考えずに楽しめると思います。お家でゆっくりジャンクフード片手にゆるゆる過ごす休日のおともにぜひ。今週もお疲れ様でした!
(c)2023「罪と悪」製作委員会(c) 2023 MASTER MIND Ltd.
※2024年2月2日時点の情報です。