【ネタバレ】映画『マッチング』結末どうなる?犯人は誰?主人公の家族にまつわる秘密とは?

わざわざ聖地で結婚式を挙げた映画ドラマオタク

古澤椋子

『ミッドナイトスワン』などの内田英治監督が手がける映画『マッチング』。恋愛しようと始めたマッチングアプリをきっかけに家族の知られざる過去を知ることになり、恐怖の連続殺人事件に巻き込まれていくサイコスリラーだ。

『ミッドナイトスワン』などの内田英治監督作、映画『マッチング』。マッチングアプリによる出会いをきっかけに恐ろしい事件に巻き込まれることになるサスペンススリラーだ。

恋に奥手な主人公の女性・輪花を土屋太鳳が演じ、マッチングアプリで輪花と出会い、後にストーカーへと変貌する吐夢をアイドルグループSnow Manの佐久間大介が演じる。

恋愛をしようと始めたマッチングアプリ。しかしそれは恐ろしい事件への幕開けに繋がってしまう。

マッチング』(2024)あらすじ 

ウェディングプランナーとして仕事が充実している一方、恋愛に奥手な輪花(土屋太鳳)は、同僚の尚美(片山萌美)の後押しでマッチングアプリに登録をすることに。勇気を出して一歩踏み出し、デートに臨んだ輪花だったが、現れたのはプロフィールとは別人のように暗い男・吐夢(佐久間大介)だった。
その後も執拗にメッセージを繰り返し送る吐夢に恐怖を感じた輪花は、取引先でマッチングアプリ運営会社のプログラマー影山(金子ノブアキ)に助けを求めることに。しかし時を同じくして”アプリ婚”した夫婦が惨殺される事件が連続して発生。被害者たちが輪花の勤める結婚式場で式を挙げていることが判明するのだった……。

※以下、『マッチング』ネタバレを含みます。

次々に殺されていくマッチングアプリ婚カップル

マッチングアプリ「ウィルウィル」での出会いをきっかけに結婚したカップルが次々と殺されていく事件が発生。輪花がウェディングプランナーとして結婚式に携わったカップルも殺されてしまう。そして殺されたカップルの男性は輪花の高校の先生であり、想いを寄せていた相手。輪花は警察から、よからぬ疑いをかけられてしまう。

マッチングアプリをきっかけに出会った吐夢からのつきまとい、警察からの疑いによって疲弊する輪花はマッチングアプリ運営会社のプログラマー・影山に助けを求めるようになる。二人はデートを重ね、少しずつ距離を縮めていく。

輪花のストーカーと化した吐夢。実は輪花だけではなく、マッチングアプリで出会った他の女性にもストーカー行為をおこなっていたのだ。警察は吐夢が連続殺人の犯人ではないかと疑いを強めるも、証拠が見つからない。

輪花の父親の知られざる過去

殺人事件の行方や吐夢からのつきまといに翻弄されるなか、輪花は父親・芳樹(杉本哲太)の様子がおかしいことに気が付く。きっかけは1本の電話。名前も名乗らない女性からの怪しい電話から、徐々に芳樹が隠してきた秘密が明らかになっていく。

芳樹は過去にパソコンチャットで出会った女性と浮気をしており、子どもを作っていたのだ。芳樹は浮気相手の女性から執拗につきまとわれ、果てには殺されそうになっていた。父親の過去を知り、輪花は心底軽蔑し、冷たく接してしまう。

父親のことで思い悩む輪花。そんなとき、吐夢と接触した尚美から「一人で家に来て欲しい」と連絡をもらう。マンションに向かうと、尚美は殺された後だった。そしてさらにショックな出来事が輪花に襲いかかる。芳樹が自殺し命を落としてしまうのだ。

輪花に次々に訪れる悲劇。憔悴しきった輪花は変わらず影山に助けを求める。影山は芳樹の不倫相手と吐夢が繋がっているのではないかと言い出し、証拠になる場所があると輪花を連れていく。

本当のラスト、結末はどうなる?

影山が連れてきたその場所は、芳樹の不倫相手が過去に住んでいた場所であり、影山の実家でもあった場所だった。

影山は芳樹の不倫相手の息子だったのだ。影山は芳樹のせいで精神が犯される母親の様子を見て、芳樹とその家族への恨みを募らせて生きてきた。輪花に近づいたのは復讐をするためだったのだ。輪花を殺そうと襲いかかる影山。そこに吐夢が助けにくる。この殺人未遂をきっかけに、影山は逮捕される。

しかし事件はまだ終わっていなかった。輪花と吐夢は、芳樹に執着していた不倫相手のもとを訪れる。そこには車椅子に乗った女性とヘルパーのようにお世話する女性が暮らしていた。芳樹の不倫相手に出会ったことを覚えていた輪花は、車椅子の女性に向けて謝罪をする。

しかし芳樹の不倫相手・節子は、ヘルパーのようにお世話をする女性の方だった。不倫相手の女性・節子は、輪花の母親・道子(車椅子の女性)を25年間も誘拐、監禁していたのだ。芳樹は道子の様子を見て、自分を責めて命を絶ったのだった。

輪花を恐怖に陥れた影山も影山の母親・節子も逮捕され、輪花の日常に平穏が訪れる。吐夢は節子のもとを訪れ、自分の出生について語り始める。節子を象徴する四葉のクローバーを握りしめた状態で捨てられていた吐夢。吐夢の正体は、芳樹と節子の間にできた子どもだったのだ。

その頃、影山は一連の事件の事情聴取を受けていた。彼が殺したのは輪花が結婚式を担当したカップルと、尚美のみ。では一体だれが他のアプリ婚カップルを殺したのか。最後に血のついたナイフを洗う吐夢の姿が映し出され、作品は幕を閉じる。

マッチングアプリをきっかけに相手の知られざる姿を暴き出す本作。続く恐怖、ラストが読めない展開を楽しめる映画だ。

(C)2024「マッチング」製作委員会

※2024年2月25日時点の情報です。

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