映画『システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい』あらすじ&キャスト情報・見どころは?

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なつほ

トラウマから感情をコントロール出来ない、愛に飢えた少女の姿を描いた映画『システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい』のあらすじ&キャスト情報・見どころをまとめてご紹介!

ベルリン国際映画祭2019で銀熊賞受賞。幼少期のトラウマから、一度感情に火がつくと手が付けられなくなってしまう愛に飢えた少女と、彼女を取り巻く大人たちの姿を描いた『システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい』。

本記事では、映画『システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい』のあらすじ&キャスト情報、見どころをまとめてご紹介します。

システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい』(2019)あらすじ

いつもピンクのトップスを身に纏っている少女ベニー。ベニーは赤ちゃんの頃、父親からおむつを顔に押し付けられたトラウマから、一度感情に火がつくと手が付けられない程の暴れん坊になってしまう。彼女は様々な保護施設をたらい回しになっていた。彼女が心を許せるのはママとソーシャルワーカーのバファネだけ。バファネは彼女の将来を案じて、新しく通学付添え人のミヒャを見つけてくるが、学校へ行く気などないベニーは大暴れし、駆け付けた救急隊によって鎮静剤を打たれて病院へ運ばれてしまう。閉鎖病棟へ入れるか、精神病院へ入院させるか、ベニーのこれからの扱いに大人たちが頭を抱える中、ミヒャがある提案をする。それは森で3週間2人だけで暮らす隔離治療だった……。

『システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい』キャスト情報

バーナデット“ベニー”クラース/ヘレナ・ツェンゲル

幼少期に父親から受けたトラウマから、手の付けようのない暴れん坊になる。心を許せるのはママとソーシャルワーカーのバファネだけ。

ミヒャ/アルブレヒト・シュッフ

非暴力トレーナー。ベニーに山奥で3週間の隔離治療を受けさせる事を提案する。

その他キャスト

ビアンカ・クラース/リザ・ハーグマイスター

優柔不断なベニーの母。

バファネ/ガブリエラ=マリア・シュマイデ

社会福祉課のソーシャルワーカー。

Melanie Straub

スタッフ

◼︎監督:ノラ・フィングシャイト

◼︎脚本:ノラ・フィングシャイト

システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい』見どころは?

本作のタイトルになっている“システム・クラッシャー”とは、あまりにも乱暴でケアホームや里親など行く先々で問題を起こし、施設を転々とする制御不能で攻撃的な子どもの事を指す。衣食住がない訳でもなく、見守ってくれる大人たちがいない訳でもない。福祉制度が整っている中でも、そのシステムからこぼれ落ちてしまう子どもがどの国にもいる。本作ではベニーという少女の姿を通して、世界中にいる彼らの存在を強烈に描いている。

監督は『消えない罪』(21)や、『The Outrun(原題)』(24)のノラ・フィングシャイト。本作が長編デビュー作となっている。

キャスト陣は、『この茫漠たる荒野で』(20)などに出演し、本作ではドイツ映画賞主演女優賞を歴代最年少で受賞したヘレナ・ツェンゲルが主人公ベニーを熱演。非暴力トレーナーのミヒャを『西部戦線異状なし』(22)、『ナチスに仕掛けたチェスゲーム』(21)などのアルブレヒト・シュッフが務める。その他、リザ・ハーグマイスター、ガブリエラ=マリア・シュマイデ、Melanie Straubらが共演を果たす。

だたママから愛されたいだけなのに、過去のトラウマから感情が抑えられない少女の怒りと悲しみの物語『システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい』は、2024年4月27日(土)より劇場公開。是非、この機会にチェックしてみては?

『システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい』作品情報

◼︎上映日:2024年4月27日(土)
◼︎公式HP:https://crasher.crepuscule-films.com/

(C)2019 kineo Filmproduktion Peter Hartwig, Weydemann Bros. GmbH, Oma Inge Film UG (haftungsbeschränkt), ZDF

 

※2024年4月12日時点の情報です。

※最新の配信状況は、各動画配信事業者の公式サイトにてご確認ください。

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