今、ださカワ男子が熱い!そのダメっぷりにやみつき!ジェシー・アイゼンバーグ編

○○男子は、世の中に数知れず。

そのカテゴリーは増えていく一方ですが、今、最も注目したいのは、映画界で確固たるポジションを手にしている、ギークでナードと呼ばれる”ダサ可愛い”男子たち。滲み出るそのダメっぷりやダサさが、女性の母性本能をくすぐりまくります。

今回は、その代表であるジェシー・アイゼンバーグ(1983年10月5日ニューヨーク生まれ)をオススメ作品と共にご紹介します!

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出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Jesse_Eisenberg

既に彼のことをよく知ってる方も知らない方も、その魅力を再確認してみてください。

代表作『ソーシャル・ネットワーク』

ソーシャルネットワーク

Facebookの創立者であるマーク・ザッカーバーグが、大学時代にザ・フェイスブックを立ち上げ、現在のFacebookになっていくまでや、それを巡る人間関係を映画化した「ソーシャル・ネットワーク」。

ジェシー・アイゼンバーグは、今作品で主演を務めた天然パーマとスラッと高い鼻が特徴的な若手実力派俳優です。

本作品の、まくし立てるように早口で恋人と話すオープニングは非常に印象的でした。

まあ、これがちょー、性格が悪い!卑屈だし、揚げ足ばっかり取るし頭が良すぎる故に、溢れるように次々と出てくる言葉が恋人と全然噛み合わない。ボート部という自分とは別ジャンルの男子学生に、やたらと反応を示しているのも卑屈ポイントです。

自分を評価してくれる周りの人間や友人をことごとく裏切る彼の非情さは、目に余るものがありますが、めまぐるしく回転している頭の中を覗きたくなるのも事実。知的で独りよがりな役がとてもハマっています。

華奢でナイーブな”チキン”『イカとクジラ』

イカとクジラ

出演作はどれも高評価なものが多く、確かな演技力も彼の魅力のひとつです。「イカとクジラ」注目を浴びるきっかけとなりましたが、公開当時は、まだあどけなさが残る当時22歳。

共に小説家である両親が離婚し、二人の間に挟まれ振り回される長男ウォルト。ピンク・フロイドの『ヘイ・ユー』を、自分が作詞作曲した作品として発表会で披露したり、読んでいない小説の感想をそれっぽく語ったりと、器用なのか痛いのか、つかみ所のない少年を演じています。

肌着のTシャツに靴下姿で現れる華奢な脚には溜め息が漏れます。母親にチキン(弱虫君)と呼ばれているのが何とも愛しい。また女の子の扱いが下手くそなのは「ソーシャル・ネットワーク」の役に繋がるところも。

ガッチガチの勘違いキスをしたあとに、『そばかすが多すぎるね』と彼女に言うシーンは、呆れて言葉を失います。しっかりー!チキンくーん!

プライドが異常に高く一歩も譲ろうとしない父親に、こちらも頑固に歩み寄る気のない母親。感情を振り乱す弟に対し、平気な振りを決めこむウォルトですが、微妙な心の揺れ動きを現す瞳の動きや、声を静かに荒げて話す演技は流石です。ラストシーン、思わず涙を飲み込むように抑える表情、ピンクの褐色のいい唇にドキッとします。

グランド・イリュージョン』でイケメン・ジェシーに出会う!

グランドイリュージョン

唯一と言ってもいいほど(これは言い過ぎ)カッコイイ!!ジェシーが見れる作品。マジシャンを演じたヒット作「グランド・イリュージョン」ですが、こちらでも早口が止まらない!

ヘア・スタイルも天然パーマはストレートに、髭まで生やしモテ系イケメンに変身。とびっきりかっこいいはずなのに何処かヘタレ感が隠しきれていない。

警察で取り調べを受けるシーンや、見事マジックを成功させるところでは言うことなしにイケメンマジシャンですが、治らない猫背とのギャップが彼の本質を際立たせています。

あ、もしかしたら彼、オタク??”感”をちゃんと漂わせているところ、裏切らないなあ、と一安心。ジェシーファンならホッとする瞬間です。

片方の眉毛を上げ、刑事を挑発するジェシーが何ともセクシーなので、細かいアイコンタクトや、どや顔する彼にも注目してみて下さい。本作は第二弾も公開予定!今から本当に待ち遠しいです!

不器用、ビビリ度120%『ゾンビランド』

ゾンビランド

ゾンビばかりになってしまったアメリカ。ゾンビランド合衆国で、自己流ルールを作り、銃片手に故郷を目指すオタク青年、コロンブスをジェシーが演じています。

その用心深さと人間嫌いな役どころは、紹介する作品の中でもダントツ。内心ビビりまくりなのに、ポーカーフェイスを気取ろうとする様子が可笑しく、笑いどころ満載です。

後に仲間になるタラハシー(ウディ・ハレルソン)と出会う場面では、二連式散弾銃がガタガタ震えまくってるし、一目惚れしたウィチタ(エマ・ストーン)とは、彼女が引っ張ってくれるにも関わらずなかなか先に進まない。

無人の店に皆で潜り込み、香水をこっそり隠れて付けるシーンがありますが、香水を付けた事もすぐにタラハシーにバレる。そして、『パフューム?』と聞かれ『いや、コロンだ』と答えます。不器用…。

ウディ・ハレルソンとは、既出の「グランド・イリュージョン」でも共演していますが、この真反対な組み合わせ、何故か病み付きになる中毒性があります。2作品合わせて観てみるとジェシーの成長も確認出来るので、おススメです!

恋するジェシーがセクシー!『ローマでアモーレ』

ローマでアモーレ

頼りなさもセクシーさも兼ね備えたジェシーが観れるのは、ウディ・アレン作品の「ローマとアモーレ」。いくつかの家族やカップルが出てくるウディ監督お得意のオムニバス形式ですが、ジェシーはローマで建築の勉強をしながら彼女のサリーと同棲しているジャックを演じています。

彼女の親友、モニカ(エレン・ペイジ)が訪ねてきて何日間かを過ごすうちに、みんなが懸念していたとおり、ジャックはモニカに惹かれていく。その様子を、有名建築家のジョンが見守りアドバイスと言う名の茶々を入れてきます。

何より、エレン・ペイジ演じるモニカが可愛い!無造作に結った髪も、こぼれるように出てくる赤裸々な性体験や建築に関する興味に、心がごっそり持って行かれるジャックは目が泳ぎまくります。

小悪魔な女の子に文字通りメロメロになる様子が、とってもキュート。振り回されてるなあ、でももっと振り回されて欲しいなあ・・・とこちら側もどうなるか分からない展開にウズウズ、ドキドキ。

是非、この作品を観ているときだけはモニカになりきり、ジャックを振り回す小悪魔の気分で観賞して頂きたいと思います!

今後も要チェック作品が多数!!

エージェントウルトラ

Alan Markfield/(C) 2015 American Ultra, LLC. All Rights Reserved.

 

まだまだご紹介したい作品は沢山ありますが、今回はジェシー・アイゼンバーグの魅力がたっぷり味わえ、なおかつ入りやすい代表作を選んでみました!いかがでしたでしょうか?

彼のファンなら必見の作品が今後も次々と公開予定です!

上記の「エージェント・ウルトラ」も、来年1月に日本公開が決定しています。珍しいロン毛のジェシーとクリステン・スチュワートとは「アドベンチャーランドへようこそ」以来の共演。楽しみですね!

次回は”ダサかわ”男子特集第2弾として、ポール・ダノとマイケル・セラをご紹介です!お楽しみに!

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  • こたつ
    3.9
    『シカゴ7裁判』監督が脚本を書いた早口選手権大会、、、!!双子のアーミーハマー贅沢で眼福だったな ふつうにエリート層のクラブ文化も、女の子を選ぶ側だと思ってる男どもも胸糞悪かったし、そもそもの起業の動機エピも、モテたいのだの、妻の下着を買うのは男だから恥ずかしいだの、自らのホモソの呪いによるもので可哀想だったな…… デヴィッドフィンチャー作品音楽かっこいいな〜〜くぅ〜
  • SRS
    -
    記録
  • amelie
    3.4
    Facebookがどう作られたか知ることができる。頭のいい人の少しひねくれた不器用な感情を表現して、形にしようとしたのがFacebook。頭のいい人たちの集まりの会話が面白いし、刺激的。
  • サマセット7
    4.1
    監督「セブン」「ファイトクラブ」のデヴィッド・フィンチャー。 脚本は「アフューグッドメン」「マネーボール」などのアーロン・ソーキン。 主演は「ゾンビランド」「グランドイリュージョン」のジェシー・アイゼンバーグ。 ハーバード大学2年生のマーク・ザッカーバーグ(アイゼンバーグ)は天才的な頭脳と壊滅的な対人コミュニケーション力を持つ異才。 噛み合わない会話と上から目線と取れる態度にキレられ、交際相手のエリカに振られた彼は、腹いせのため、親友エドゥアルド・サベリン(アンドリュー・ガーフィールド)の助けを借り、一晩のうちに大学内の女性の写真参照1対1格付けサイトなる、極めて不謹慎なサイトを立ち上げる! サイトには爆発的なアクセスがあり、大問題になるが、彼の腕を見込んだハーバード大学内のエリート学生グループから声をかけられたことをきっかけに、ザッカーバーグはある「ソーシャルネットワーク」のアイデアを思いつく…。 今作は、ザッカーバーグらが、巨大SNS「Facebook」を創設していく過程を、実在の出来事などを基に描いた作品である。 アカデミー脚色賞他3部門受賞。 批評家、一般観客ともに極めて評価の高い作品。 興行的にもヒットした。 マーク・ザッカーバーグは、2020年の世界長者番付第7位。同年8月時点で36歳にして純資産1000億ドルと言われる、押しも押されぬ億万長者である。 彼と友人が2004年に大学在学中に19歳の若さで立ち上げたFacebook(旧the Facebook)は、2020年1月時点でアクティブユーザー数約25億人。 彼の躍進は、現代の「神話」となった。 デヴィッド・フィンチャー監督は「セブン」以降、時代を代表する映画監督たり続けている。 サスペンス中心に捻りの効いた作品を選んでいた初期と比べて、2007年のゾディアック以降彼の関心は、厳しい現実を前にした人間たちの姿を正面から丁寧に描く方向にシフトした感がある。 今作は、こうしたゼロ年代後半以降の方向性を維持しつつ、フィンチャー監督一流の鋭い演出や語り口を組み入れた、集大成的傑作である。 また、10年代の幕開けに、時代を象徴する「神話」を映画化するあたり、監督の作品選びのセンスは卓越している。 今作のジャンルは、実在の人物、出来事を元にした社会派ドラマ、となろうが、法廷サスペンス、青春群像劇、ヒューマンドラマなど多様な要素を含む。 実話そのものではなく、演出上の理由で主にザッカーバーグのキャラクターや恋人との関係など、多くの改変がされているため、伝記と呼ぶのは気が引ける。 メインストーリーは、天才が自らの才能を発揮して時代の寵児に上り詰めるが、逆に大切なものを失い孤独になる様、あるいは、天才を理解し得ない凡人が、はるか先を行く天才に複雑な心情を抱きやがて対立していく様を、重層的に描く。 ある時点で視点は法廷での申述場面に移り、そこからは過去の回想と法廷でのやり取りを交互に描いていく手法をとっている。 観客は、なぜザッカーバーグを中心とする登場人物たちが法廷紛争をするまでに至ったか?という謎を提示され、その謎が物語を牽引する。 今作の見どころは数多い。 時系列を行き来し、観客の意識を終幕まで惹きつけ続ける鋭い演出と脚本、スピーディーな語り口、サウンドと音楽の素晴らしい用い方、濃密な人間ドラマ、IT業界の内幕ものとしての面白さ、演者の迫真の演技、深いテーマ性…。 色々な切り口で様々な楽しみ方が可能だろう。 何より、ザッカーバーグ、サベリン、ショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーブレイク)の3者のキャラクター、演技、そして3者の織りなす人間ドラマこそが今作の魅力の核心である。 映画冒頭の、ザッカーバーグと交際相手との凄まじい早口での言い合いは、観客に強烈な先制パンチを喰らわせると共に、ザッカーバーグのキャラクターをこれ以上なく表現している。 彼の天才性と、その反動としての対人コミュニケーションにおける噛み合わなさは、今作の背骨である。 彼の天才ゆえのエキセントリックさこそが、次に何をし、何を引き起こすのか、という観客の関心を惹きつける。 他方で、20歳そこそこの未熟でいきがった若者らしさも表現される。 そこにはある種の可愛げもあり、ギリギリで観客の共感を損なわない。 このバランス感覚は見事だ。 ジェシー・アイゼンバーグは、難役を好演している。 凡人代表エドゥアルドは、観客と同じ視点で天才ザッカーバーグと共に歩み、やがて対峙する。 彼のキャラクターは、あらゆる面でザッカーバーグと異なっており、くっきりと明確に、ザッカーバーグの非凡な天才性をあらわにする。 天才とは天災にも似て、周りの人間からははた迷惑な存在であり、イライラさせられる存在であり、意図のわからない謎めいた存在でもある。 組織や規範への協調性という面では、明らかにエドゥアルドの方がザッカーバーグよりも優れているが、成し遂げた成果において、エドゥアルドとザッカーバーグでは、比較にならない。 その何と残酷なことか。 アメイジング・スパイダーマンの主役ピーター役で知られるアンドリュー・ガーフィールドだが、凡人のどこか抜けた滑稽さと悲哀を演技に織り込んで魅せている。 主に歌手業で著名なジャスティン・ティンバーブレイクは、ザッカーバーグをブレイクさせる怪しげな起業家ショーン・パーカー役を怪演。 彼とザッカーバーグ、エドゥアルドの初面会シーンは、ザッカーバーグのショーンへの心酔、エドゥアルドの不安と疑念、ショーンのカリスマと胡散臭さをワンシーンで表現して、今作の白眉だろう。 彼の登場シーンに鳴り響く特徴的な音楽も、彼の人間性や起業の勢いとダイナミズムを表現し切っており素晴らしい。 ザッカーバーグを誘惑するティンバーブレイクは、ファウストを誘惑する悪魔メフィストフェレスを思わせる、と言ったら褒め過ぎか。 顛末まで含めて、極めて印象的なキャラクターである。 今作のテーマは多様で、どの読み方をしても深く、面白い。 天才と凡人の違いから来る食い違いの可笑しさと悲哀。 米国ITベンチャーの内幕と、パーティー的なバブル感。 インターネット時代における「成功」の爆発的な広がりとスピード感…。 ザッカーバーグのキャラクターの改変、エドゥアルドに関する描写の細やかさ、印象的なラストシーンからすれば、「天才的創業者の神話的成功と、反動としての孤独」をテーマと捉えるのが素直か。 総じて、普遍的な「人間存在同士の分かり合えなさ」を描いた作品と言えるだろう。 今作が世界最大のコミュニケーションツールであるFacebook設立のドラマであることは、皮肉がきいている。 今作はまさしく現代の時事ネタの映画化であり、経済的な成功と不釣り合いな人間的な未成熟さ、それゆえの不毛な法廷紛争を描いていて、社会批評的な視線を持ち合わせている。 ボート部のエリート双子を迎える学長の態度や、終盤のある場面の警察官の態度などは、増長する若者に対する作品のスタンスを示して雄弁だ。 デヴィッド・フィンチャー監督による、10年代開始を告げる社会派ドラマの傑作。 なお、一言で感想を言うなら、ザッカーバーグの早口すごい!!!!である。
  • タマ
    4.2
    2020年193本目。 伝記映画だけどフィンチャーが創る作品なので鑑賞。さすがの一言。脚本も良かった。 Facebookの成り立ちなど知れて、訴訟が中心で話は進むけど楽しめる内容。 アイゼンバーグのオタクっぽいのもハマってた。
ソーシャル・ネットワーク
のレビュー(70627件)