一歩間違えばちょっとダサい?異色で異形なヒーローのかっこよさに惚れる映画6選

映画も音楽も本も好き。

丸山瑞生

近年では、アイアンマンやキャプテン・アメリカなど、アメリカンコミックのキャラクターを題材とした作品が人気ですね。全身タイツのスパイダーマンもアーマー姿のアイアンマンも一歩間違えばちょっとダサいとも言えるキャラクターなのに、それを魅了させるのはアメコミ作品のすごいところです。

今回は異色のキャラクターを描いた作品をご紹介します。それぞれの作品のキャラクターはかっこいいだけではなく、各々が追求する独自のヒロイックな部分があります。異色であり、異形のヒーローたち。彼らのかっこよさを楽しんでいただきたいです!

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

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(C)2014 Marvel. All Rights Reserved.

犯罪歴のあるメンバーによって構成された、マーベルコミックス発の異色のヒーロー集団を映画化したSFアクション映画。

ハンターや傭兵、賞金稼ぎはヒーローではありませんが、映画作品でかっこよさを感じるキャラクターは正義とは外れた道を歩んでいる場合も少なくないです。しかも今作は木のヒューマノイドもいれば、アライグマもいます。地球人の姿をしている男もいますが、彼も実際のところはエイリアンとのハーフ。みんな変わり者です

冒頭でも述べたようなシンプルでわかりやすいストーリー、キャラクターの個性を生かした笑い。これこそ海外のエンタメSF映画だよなあと痛感させられる作品です。

また、劇中で流れるのは70年代から80年代の名曲。デヴィッド・ボウイやジャクソン5などの楽曲の素晴らしさを時代を超えて感じられるのもこの作品で楽しんでほしいところ。

『キック・アス』

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とあるコミックオタクの平凡な高校生が、自ら「キック・アス」と名乗り、ヒーローとして活躍する姿を描くアクション映画。

子役にもかかわらず、痛快なアクションと過激なセリフで、クロエ・グレース・モレッツの存在と名を広めた『キック・アス』。

今作のアクションは漫画的な立ち振る舞いが目立つようにおもうのですが、そういった少し大げさとも言える描写がビシッとハマるのが素直にかっこいいなあとおもいます。

同作の監督、マシュー・ヴォーンは、近ごろでは『キングスマン』もヒット。どちらにも共通するのは、多彩な武器とそのギミックでしょう。『キック・アス』の主役のふたりは出で立ちもアクションも派手で、カラフルな印象を受けます。スピード感のある、テンポのよいストーリーも物語を飽きさせません。

『Vフォー・ヴェンデッタ』

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第3次世界大戦後のイギリスを舞台に、孤高のテロリスト「V」が国家に立ち向かう近未来スリラー。

国のあり方の異常を訴える、政府にたてつく者は世間をおびやかす危険人物と見なされる。主人公のVはまさにそういった役どころ。Vを演じるのは、今作の監督、ウォシャウスキー兄弟の代表作『マトリックス』にも出演していた、ヒューゴ・ウィービング。なんと、全編にわたり仮面を付けての出演で、これにはとても驚かされます。

Vは、アンチヒーローというわけではありませんが、彼が持つ思想には狂気に似たところもあり、善悪はともかく、貫かれる思想にはヒロイックなかっこよさが宿るとおもいます。

『ダークナイト』

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『バットマン ビギンズ』の続編にして、クリストファー・ノーランが描くバットマンシリーズの2作目。

アンチヒーローの代名詞とも言えるのは、ヒース・レジャーが演じた『ダークナイト』のジョーカーではないでしょうか。幾人もの名役者が「ジョーカー」を演じましたが、個人的には今作のジョーカーが大好きです。『バットマン』のシリーズ作品であるにもかかわらず、シリアスでどこか陰鬱とした雰囲気が作品を取り巻き(それは監督のクリストファー・ノーランの持ち味だともおもいます)、それこそストーリーはもちろん、映画全体をジョーカーに支配されているようです。

今年はバットマンの新作、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』も公開予定。元祖ヒーローとも言える、スーパーマンが人間たちに人類の敵と言われている予告編は衝撃でした。

また、ジャレッド・レトが新たなジョーカーを演じることでも話題となっている『スーサイド・スクワッド』の公開も控えており、どちらの作品も公開が待ち遠しいですね。

『ミュータント・タートルズ (2014年版)』

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(C)2014 paramount Pictures. All Rights Reserved.

これまでにも何度か映像化されている『ミュータント・タートルズ』の現時点での最新作がこちら。シリーズが多いので、世代によっては思い浮かべる作品が異なるとおもうのですが、筆者のなかではテレビで放映されていたアニメーションのイメージがもっとも強いです。

なぜ、カメが忍者の格好なのか。なぜ、それぞれの名前が芸術家の名前なのか。なぜ、ピザを食べているのか。ツッコミどころに満ちた映画だなあとおもうのですが、冒頭にも書いたようにアメコミのヒーローはちょっとダサいほうが妙に惹かれたりもするので、タートルズもその類なのかなあとおもいます。

今作の続編も2016年に公開予定です。

『ヘルボーイ ゴールデン・アーミー』

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地獄生まれの異色ヒーロー、ヘルボーイが活躍するアクション映画の第2弾。

異色であり、異形のヒーロー、ヘルボーイ。そもそも、ギレルモ・デル・トロの作品に登場する怪物たちの造形は多種多様ですね。今作に登場する半魚人のエイブは愛嬌があるキャラクターですし、『パンズ・ラビリンス』に登場する手のひらに目玉のあるペールマンは夢に出そうなほどに強烈なビジュアル

ヘルボーイも強面な表情と真っ赤な顔で、インパクトは抜群。短気で、皮肉屋で、気難しい。けれども、優しい一面を併せ持つというのは、ベタなヒーロー像のひとつだともおもいますが、こういった劇場版のドラえもんにおけるジャイアンのようなかっこよさはやっぱり魅力的です。

ギレルモ・デル・トロは新作の『クリムゾン・ピーク』が現在公開中。作り込まれたゴシック調の美術が話題です。彼の映画の説得力の肝はやはり作り込まれた世界観を構築する美術なのでしょう。

ぜひ、こちらの作品も劇場で体感しましょう!

さいごに

いかがでしたでしょうか。

どいつもこいつも「これが本当にヒーローなのか?」と言いたくなるようなキャラクターの映画ばかりですが、不思議と鑑賞後には「かっこよかったなー!」とおもってしまうのがアメコミを原作とした映画作品の魅力のひとつだとおもいます。何よりも、痛快で、笑えて、小難しいことを考えずに楽しめるのもそういった映画の良さでしょう(もちろん、その限りではない作品もありますが)。

ぜひ、それぞれのキャラクターのかっこよさに触れてみてくださいね。

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  • とし
    4.6
    ギャグパートは前作の方があった気がするけど基本的に前作よりもパワーアップしたように思う。ヌアダ王子とのカンフーアクションやグロテスクなキャラクターが満載。 ストーリー序盤に小さい連中に食われてガイコツになった件とか最高。 前作では恋に悩んだヘルボーイだけどリズとうまくいき子供まで出来て順風満帆にいくはずが人間社会との関係に悩むヘルボーイ。 逆に今回はエイブが恋に悩んで活躍する。 よかったのはエレメントと呼ばれるドラゴンボールのセルみたいな巨大生物との戦闘シーンとヨハンが黄金軍団に乗り移って戦うシーン。 超常現象捜査局を辞めてしまったわけだけどパート3があるかどうかわからないけど是非見たい。 双子も産まれるし期待していいのかな。
  • べこ
    3.3
    クリーチャーの造形が何処か可愛らしくて善き。 Can't smile without youのシーンにはとてもほっこり。
  • Kuni
    3.7
    ロンパールマン、レッドの方が生身よりハンサム。キャラと世界観がマンガそのもので楽しい。
  • 千年女優
    4
    悪魔の子でありながら人に育てられ超常現象調査防衛局のエージェントを務めるヘルボーイが、太古の時代に人と獣と魔物の戦いに終止符を打とうとエルフの王が作り上げ、そのあまりの強力さから封印された無敵の機械軍隊ゴールデン・アーミーを復活させようとするヌアダ王子の野望に立ち向かう様を描いたアメコミ映画です。 ギレルモ・デル・トロ監督によるシリーズ第二弾は、作り込まれた幻想的な世界観と、悪魔の子という「人ではないヒーロー」という設定が持つカタルシスを巧みに表現する作品に仕上がっています。このタイプのヒーローは『スーパーマン』がその代表格ですが、個人的にはお気に入りのジャンプ漫画『ダイの大冒険』を彷彿とさせます。 人を守ることに命を賭していながらその異形から人に忌み嫌われるという不遇、そして中盤のユアダ王子の問いかけは、まさに大魔王バーンがダイに問うたそれで童心をくすぐられ胸が熱くなります。陽気な立ち振る舞いの裏に重い葛藤を抱えながら戦い抜き、最後には愛する人と立ち去る。エモーショナルで秀逸なヒーロー伝です。
  • ひなちま
    3.8
    2作目とは知らずに鑑賞。 前半はキャラクターの名前とか関係性とかが分からずについて行き難い感はあったけど、ストーリーは分かりやすく、キャラクターも少ない為すぐ覚える事ができてのめり込みやすかった。 ゴールデンアーミーの復活を阻止する戦いに伴って、巻き込まれた一般市民に危害が及ばないようにするヘルボーイたちだけど、見た目の悍ましさから罵倒される。それに対し悩む姿や心情の変化がアメコミらしくてよかった。 クリーチャーのビジュアルが個人的に素晴らしかった。 やけに人間味のあるヘルボーイが大好きになる作品でした。
ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー
のレビュー(6420件)