映画1本が8ユーロ!上映中に休憩がある?イタリアの映画館ってどんな感じ?

イタリアボローニャ在住

おおもりみき

みなさん、映画館で映画を見ていますか?

お家でコーヒーや紅茶を飲みながら、ゆっくりとDVD鑑賞をするのも良いですが、やはり映画館まで足を運び、暗闇の中で大音量と大きなスクリーンで映画を見ると感動もひとしおですよね。

映画館とは映画を見に行く場所、それはどこの国でも基本的には同じ。ですが、その国の生活習慣や歴史によって、その成り立ちやシステムに違いがあるはず。

と言うことで、今回はイタリアのボローニャ在住の筆者が、イタリアの映画館について少し紹介したいと思います。

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やっぱり安い?ロードショー1本8ユーロ

イタリア映画館_2

やっぱり気になるのは鑑賞料金。日本では基本的には、一般料金:1800円、大学生:1500円、だと思いますが、イタリアでは一般料金が平均8ユーロです。学生だと5~6ユーロぐらいで映画を見られます。日本円にすると、大体一般1040円、学生700円になります。(1€ユーロ=130円で換算)

鑑賞料金だけで比べるとイタリアの方が安く映画を観られます。ちなみに平均としたのは、イタリアでは鑑賞料金が一律ではなく、映画館や街によっても金額が変わるためです。同じ作品を見るのでも、A映画館では7ユーロなのにB映画館では9ユーロだ!なんてことも起こりえます。

またイタリアにはレディースデイや映画の日なども基本的にはありません。ですが週に1日や2日、サービスデイを設けている映画館が多く、この日は誰でも5~6ユーロで見ることができます。

外国映画は圧倒的に吹き替えが多い!

イタリアでは字幕で上映される映画を探すのがとーっても難しく、ハリウッド映画でもアジア映画でも、大人向けでも子供向けでも、外国映画はほぼ吹き替えで上映されています。最近では、字幕+オリジナル言語での鑑賞を希望する声が多いのか、字幕版と吹き替え版の両方を交互で上映する作品も増えてきています。

ですがその本数はまだまだ少なく、イタリア在住の筆者が、砂田麻美監督の『夢と狂気の王国』をボローニャの映画館に観に行った時、イタリア語吹き替えでの上映だったため、宮崎駿監督がイタリア語を話している・・・」と、ちょっと不思議な感じでした。(笑)。

映画は夜に、友達とまたはカップルで観るもの?

日本と比べると、1人で映画館に行くお客さんはものすごく少ないです。日本の映画館では、1人で鑑賞しているお客さんは結構いますが、ここイタリアではあまり見かけません。ほぼ必ずと言っていいほど、2人以上で居ます。イタリア人にとっては、「映画館=誰かと一緒に行く場所」という考え方が一般的なようです。

イタリアの映画館は夕方に開くので、基本的に午前中は閉まっています。最初の上映が15時または16時台から始まり、最後の上映が22時または23時台に始まります。なので、「今日はお休みだ!朝から映画館をはしごするぞ~」というのが残念ながらできません。

映画の途中でもお構いなし!コーヒーブレイク

イタリアの映画館で鑑賞中にたまにビックリするのが、大体上映開始から1時間ぐらいたった頃にいきなり何の前触れも無く画面がブツっと消えて、場内が明るくなります。そう、コーヒーブレイクです。

画面には大きく「INTERVALLO」(インターバル)と出て、観客の中にはポップコーンや飲み物を買いに行く人やエスプレッソを飲みに席を立つひと、トイレに行く人がいます。

大体5~10分ぐらい経つと、ブザーが鳴り、再度場内が暗くなります。そして何事も無かったかのように、映画を再開します。

インターバルがあること自体ビックリですが、さらに驚きなのはキリが良いところで切らないこと。シーンの切り替わるところなどでは無く、会話の途中でも容赦なく休憩に入ります。

断然単館系映画館が多い!

日本では、最近ではミニシアター系の映画館の閉館が相次ぎ、シネコンが進化し続けています。イタリアではまだまだ単館系の映画館が多く、日本にあるようないわゆるシネコンは郊外にポツポツとあるぐらいです。

恋人や友達ととりあえずシネコンに行って、時間がちょうど良い作品を観るという事はあまりできません。あらかじめ観る映画を決めてから、その作品が上映されている映画館に行くというのが一般的です。

日本の映画館の売店には無くって、イタリアの映画館の売店に必ずあるもの。それは…

これです!

リコリス

何だと思いますか?この真っ黒い棒の様な物。実はこれ、お菓子なんです。日本だとこのグルグル丸い形の方がなじみのあるかと思います、あの「タイヤの味がする」で有名なハリボ社のリコリス味のグミです。

どういう訳か、イタリアの映画館にはどこへ行ってもこのお菓子が売られてます。売店に行けば、1本1ユーロで買えるし、ポップコーンの様に両手を占領するわけでもないのでとってもお手軽なお菓子なのですが、今まで一度も映画館でこのお菓子を買って食べている人を見たことがありません。

このグミを初めて目にしたときに物珍しくて買って食べてみましたが、苦甘くて意外とイケますよ!

上映後は…

これ、イタリアの映画館では、上映後、劇場前で話しているグループをよく見ます。鑑賞後は映画館の前に長々とたむろして、感想や各々感じたことを話したり、一服したりしながら映画の余韻に浸っています。この後どこに飲みに行くか、ご飯を食べに行くか何をするか相談したりして、映画館をあとにします。

まとめ

いかがでしたか?

映画館は、その国の生活習慣や文化が垣間見える場所と言えるかもしれません。もし海外に旅行する機会があったら、その国の映画館も行ってみると、面白い体験ができるかもしれません!

 

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  • mie
    4
    宮崎駿のラジオ体操見れた。あの三人、あの時期二回会ってたのか。 ジブリも案外マッチョな体質だよね。自転車レースとか。 nhkと高畑勲とこの映画の合計してドキュメンタリーのカメラ、何台回ってたの?
  • モイタ
    -
    記録 なるほどなあ
  • Arisa
    3.8
    はい、私の愛してやまないスタジオジブリ🌿 これは当時見れなかったので借りてみた。 宮崎駿さんの仕事場を映したドキュメンタリーは、自分で何かをやりたい時とか気分上げたい時、気持ち変えたい時とかに見て元気もらってる。 これもいい感じに心が洗われた感じ。 よし、明日からまた頑張れる💪 いつか宮崎駿に会ってみたいな。 これも買って家に置いておこうかな(笑)
  • よしお
    4
    No.2930 ジブリファン、宮崎ファン、高畑ファンにとっては、この映画で語られている内容、つまり、 ジブリにとって宮崎駿とは、高畑勲とは、そしてこの2人の関係性、また、鈴木敏夫の手腕とは、 などは、周知なのかもしれないが、 私は、ジブリの歴史にも詳しくないので、「入門編」として、大変に面白く見られた。 タイトルの「夢と狂気の王国」。 夢はわかったけど、何が「狂気」なんだろうと思いながら見ていて、 あぁそうか、このドキュメンタリー、宮崎駿に迫っているようで、実は高畑勲という得体のしれない人物を炙り出しているのか、ということに気付いた。 宮崎氏が高畑氏を監督としてどう思うか、決定的な一言もちゃんと収められているし(あそこまではっきり言うとは思わなかったw)、 鈴木敏夫と、「かぐや姫の物語」のプロデューサーだった西村氏の、「悲壮感」漂うやりとりなどを見ていると、 確かに、狂気と言ったら言い過ぎかもしれないが、我々一般人、凡人には到底理解しがたい感覚の持ち主である高畑勲の、 「関わった人をみんな底なし沼に引きずり込む」怖さが伝わってきた。 良くも悪くも、本当にスタジオジブリが翻弄されてきたのは、宮崎駿ではなく、実は高畑勲であったことが、 改めてわかった。 あと、庵野氏とジブリとの関係性、宮崎氏との良好な関係性を見てると、なんだかほっとする。 というか、アニメ界に革命を起こした2人が普通にしゃべってるのを見てるのはなんだか不思議な感じがする。 (DVDの特典のほうには、ジョン・ラセターも登場。熱いトトロ愛を語っています)
  • 江戸word
    5
     長い間見よう見ようと思っていて手付かずにしてしまっていた映画。  映画ファン、ジブリファンとして、一社会人として、ひとりの人間として、学びの多い映画だった。繰り返し見たくなる。DVDを購入して正解だった!
夢と狂気の王国
のレビュー(1956件)