最新作『ヘイトフル・エイト』も必見!どうしても語りたいタランティーノ映画の魅力

健康優良不良少年

コロ助

先日(2016年2月27日)遂にクエンティン・タランティーノ監督の最新作『ヘイトフル・エイト』が公開されました! タランティーノが密室ミステリーと聞き耳を疑った方も多いと思います。

最新作の紹介の前に、僭越ながらタランティーノ映画の魅力を簡単にまとめさせて頂きました。「タランティーノ映画はグロイから見たことがない」「一度見たことあるけど退屈だった」という人に少しでも彼の映画の魅力が伝われば幸いです。

ヘイトフル・エイト

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グロが苦手な人にこそ見て欲しい!タランティーノ映画の魅力!

タランティーノ映画の特徴と言えば先ず挙げられるのが過激な暴力シーン! 串刺し! 切断! 大量の血しぶき! ヒャッハー!! 最高だぜタランティーノ! ……冒頭から取り乱してしまいました…申し訳ありません。

「私ちょっとグロいのは…」というそこのあなた。確かに彼の作品には殺人、犯罪が絡み頻繁に死闘が繰り広げられます。腕が吹っ飛んだり足が吹っ飛んだり首が吹っ飛んだりします。しかし、普段暴力的な映画が駄目でもタランティーノ作品は楽しめる! という人が多くいるのです!

その理由についてタランティーノ監督はこう述べています。

ただのグロテスクな作品は苦いコーヒー、自身の作品は1さじの砂糖が入ったコーヒー。苦くてとても飲めないコーヒーも砂糖が入ってると甘いから飲めてしまう。

ここで言う砂糖とはなんでしょうか?それは「ユーモア」です!

彼の作品には全て「ユーモア」が含まれています。唐突に起きる殺戮シーンは一見残酷ですがスタイリッシュで思わず口角が上がってしまいます。他にもふざけ過ぎだろと突っ込みたくなる過激なアクションや、ありえない量の血しぶき等、爽快で笑える演出満載です!!

無駄話が最高にクール!

ここで少し気になり始めたあなたに注意事項。もう1つのタランティーノ映画の特徴、それは登場人物は総じて口が悪い! という点です。劇場では差別用語から下品なワードが次々に飛び交います。最高ですね。

そんな彼等が椅子に腰かけ、真剣にバカ話をするシーンはタランティーノ映画の醍醐味と言っても過言ではありません! 2007年に公開された『デスプルーフ in グラインドハウス』ではそれが顕著に現れ、正直途中でコーヒーを煎れに行っても問題ないと思います。

個性的なキャラクター達が織り成す会話劇は最高にクール! どの作品でもストーリーとは概ね関係の無い無駄話が続くのです。会話というものは映画の本筋に関わることが多いため、それに慣れている人には彼等の無駄話は退屈に感じてしまうかもしれません。

しかし、家族や友人との会話のように肩の力を抜いて耳傾けてみましょう。「俺はチップを払いたくない」、「覆面の覗き穴が小さ過ぎて前が見えねぇ」…etc。そうすればきっと本筋と関係ないからこそ溢れるリアルと臨場感を味わうことが出来ると思います。タランティーノ映画の魅力は会話なのです。口が悪いからこそ生み出されるブラック&ユーモアを楽しみましょう!!

最新作『ヘイトフル・エイト』の魅力に迫る!

物語の舞台は雪山のロッジです。猛吹雪で足止めを喰らう賞金稼ぎ、お尋ね者、保安官、カウボーイ等ワケありの8人。個性豊かなキャラクターたちがお互い腹を探り合う奇妙な会話劇が始まります。閉ざされた密室でぶつかり合う嘘と嘘。全員曲者で全員嘘つき。突炸裂するタランティーノ節! 密室ミステリーの名を被ったユーモアとバイオレンスに溢れた作品です!

冒頭から流れる重低音のメロディーは不気味ながら心地良く耳に残ります。お洒落ですね。アカデミー賞作曲賞受賞も頷けます。

タランティーノ映画御用達のサミュエル・Lジャクソンからカート・ラッセル、ティム・ロス、ウォルトン・ゴギンズといった過去の作品にも参加した豪華俳優陣の顔ぶれとなっております。

2014年には本作『ヘイトフル・エイト』の脚本がネットに流出してしまい制作を白紙に戻すといった事件に見舞われ公開が危ぶまれるという事態に。しかし、監督は多くのファンの要望に応え脚本を書き直し映画の完成を実現させました。

騙されたと思って一度見てみよう!

この記事を読んで彼の作品に興味を持っていただける方がいれば幸いです。物は試し。このご時世レンタルDVDスーパー安いですからね。どんどん借りましょう。

今回の作品『ヘイトフル・エイト』も上記にて御紹介致しました爽快で笑える演出、ブラック&ユーモアな会話満載です。不思議と笑えてしまう痛々しいシーンやニ〇ガーを連発する罵り合い。相変わらずのやり過ぎ、ふざけ過ぎ演出は健在! 

タランティーノファンは勿論、彼の作品が初めてという方もぜひ劇場へ足をお運び下さい!

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    相変わらずタランティーノ!あっという間だった。人を呪わば穴二つ
  • jun
    3.6
    記録 安定のタランティーノ!!
  • s
    2.8
    最初は会話群像劇、あとからぐわーと血飛沫!
  • 三上新吾
    4.8
    1章 もうすでにサスペンスまみれ。 黒人を乗せるか?彼は安全か?女は逃げないか?吹雪に追いつかれないか?手錠が外れて大丈夫か?女は何者?いつまた殴られるような言動を取る?リンカーンの知り合いとは何者?女を生かしておく理由は本当?女のウインクの意味は? それらは彼らの来歴と性格と環境によって引き起こされる。 彼らは主人公ではなく、観客は感情移入無しに傍観者として画面を観察する。 感情移入を要さないということは人物の成長や変化を要さないということで、状況の変化を要する。 2章 保安官という新しい不確定要素。 乗るか乗らないか?黒人の仲間?保安官とは本当?有名人なの?呉越同舟で大丈夫? 白人の善性と悪性の入り混じった複雑な人物像。南部非難や女に食料を与える、保安官を乗せる。という人物像を見せながら過去及び他の人物像を、口論しながら見せる。 黒人の話からスムースに保安官の話、価値観の表出に。 3章 釘を打ち付けないと閉まらない扉がこの一筋縄でいかない店での波乱を暗示する。 単純に、明け透けな物言いをする人物は殆どの人ができない事をやってのけている訳で、見ているだけで楽しい。喧嘩も同じく見ているだけで楽しい。 話しぶりが快活で立ち振る舞いのかっこいい悪人というのはそれだけで立体的な人物像足り得る。 ジャクソンの二面目三面目 女の二面。 4章 誰が毒を入れた? ドメルグはなんで黙ってる? 誰が飲む? なぜ手錠ははずれたまま? 二人の蜜月な態度の理由は? なぜギターを弾きたがる? のんだ二人はいつ死ぬ? マニックスに伝える優しさ 常に緊張、緊迫。 どのシーンにもいくつかのフックが仕掛けられている。 章ごとに起承転結がありさらにシーンごとに、セリフごとにとフラクタルのように常に観客の興味が坂をボールが転がり続けるように、観客に負担のない、運動エネルギーでローリングする、傾斜を設ける。
  • ayanecita
    -
    タランティーノ監督ってもうすーーーぐ口が悪いサミーLジャクソンに銃持たせて撃つんだから。ナレーターは監督がやってるのかな?
ヘイトフル・エイト
のレビュー(41602件)