過去を変えて未来を救え!タイムリープ物の魅力が光る『僕だけがいない街』

2016.03.23
映画

邦画・洋画、ジャンルを問わない映画好き

いと

2012年からヤングエースにて連載を開始した三部けいによる漫画『僕だけがいない街』を藤原竜也主演で映画化した同名映画がついに劇場公開されました。

僕だけがいない街

(C)2016 映画「僕だけがいない街」製作委員会

筆者は原作を未読ですが、タイムリープを巧みに使った物語に上映開始からグイグイと引きこまれ、大好きな藤原竜也も堪能することが出来た大満足作。

そんな訳で今回は藤原竜也大好きな筆者が『僕だけがいない街』の魅力をお伝えしていきたいと思います。

あらすじ

2006年、漫画家として大成せずピザ屋でバイトを続ける藤沼悟(藤原竜也)は、これから起きる"何か"を防がなければその時間を繰り返してしまう『リバイバル』という現象を経験していた。

ある日、藤沼の母親がこれから起きる"何か"を防いでしまったがために自宅で殺害される。

殺人の嫌疑をかけられた藤沼は同僚の片桐愛梨(有村架純)の力を借り逃走を続けていたが、突然1988年に時が巻き戻ってしまう……。

タイムリープを題材にした映画は名作揃い

『僕だけがいない街』のおもしろみは何と言っても『リバイバル』によるループ展開。

何が起こるかも分からないまま、何度も同じ時間を繰り返し、自分が何もしなければ起きてしまう"何か"を防ぐ。その力を使い狡猾な殺人鬼に立ち向かいながら、大切なものを見つけていく藤沼の行動力に力を貰えます。

そして、今作のようなタイムリープ(時間跳躍)物の映画は実は名作が多いのです。

今回は『僕だけがいない街』を鑑賞した後にオススメしたい、どこか同じ雰囲気を感じさせる作品を2つ紹介します。

オーロラの彼方へ(2000年)

オーロラの彼方へ

30年前の父親と無線を通じて会話が出来るようになったジョン・サリヴァン(ジェームズ・カヴィーゼル)は助言によって父の事故死を止めた。その事が、今度は母親を連続殺人の犠牲にしてしまう事になり……。

オーロラの彼方へ』は声しか届けることが出来ないと言う点において、少しタイムリープとは違うかもしれませんが時間改変映画としては確かな名作。

ひとつの問題を解決することで、また新たな問題が生み出される。『僕だけがいない街』と同じおもしろみのある映画です。

オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年)

オール・ユー・ニード・イズ・キル

(C)2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS(BMI)LIMITED

宇宙人からの攻撃を受ける地球。統合防衛軍の報道官ウィリアム・ケイジ(トム・クルーズ)は前線に出ることを頑なに拒否した結果、強制的に前線に送られてしまう。戦闘能力のないケイジは前線に送られたその日に殉職してしまうが、目が覚めるとその日の朝に戻っていて……。

日本の同名ライトノベルの内容をハリウッドらしい展開に昇華させたトム・クルーズ主演作『オール・ユー・ニード・イズ・キル』。

自分が死んだ時、前線に配属された日の朝に戻る。この能力を使って生き残る方法とこの戦争を勝利に導く方法を何度もループしながら模索していくこの展開はまさに『リバイバル』。

ハリウッドらしい壮大なCGとループ展開は『僕だけがいない街』を楽しめた人にはオススメです。

作品の魅力を引き出すキャスト

僕だけがいない街

(C)2016 映画「僕だけがいない街」製作委員会

『僕だけがいない街』は物語だけでなく、内容を彩るキャストたちにも作品への強い吸引力があります。

藤原竜也の人との間に壁を作る藤沼の雰囲気や、人を信じ抜くことを決めた純朴さと信念を掛け合わせた心を持つ片桐こと有村架純の演技は相変わらず魅力的です。

しかし、近年の活躍を見れば分かるようにこの2人の演技の良さは今作を見る前から想像がついていたため今更語る必要すらありません。

注目して欲しいのは子役の演技

『リバイバル』により過去に戻る物語展開上、映画の半分ほどの時間は藤沼悟の小学校時代に当てられます。

そうなると不安になるのは子役の演技ですが、300人の中から選ばれたとされる中川翼大河ドラマ、朝ドラと着実に活躍の幅を広げる鈴木梨央は子供時代の重要な要素である「虐待」という重いテーマを演じきっていて映画への没入感が阻害されることが一切なく、『僕だけがいない街』の中に入り込めます。

脇を固めるのは裏のありそうな不思議な俳優たち

この作品は誰が何を隠しているのかが分からないミステリ性やサスペンス色の強い作品で、狡猾な殺人鬼が終盤に差し掛かるまでこの世界の中で息を潜めています。

そんな中に、藤沼のバイト先であるピザ屋で店長をしている強面の高橋努、母親の元同僚である杉本哲太、藤沼の小学校時代の担任だった及川光博、連続殺人の犯人として逮捕された林遣都など個性的かつ裏のありそうな雰囲気を持った俳優たちが鑑賞している人の不安を煽る演技を見せてくれます。

藤原竜也ファンから見た『僕だけがいない街』

言うまでもなく筆者は藤原竜也が出演していたため『僕だけがいない街』を劇場に見に行きました。

子供のシーンが長く、大人のシーンはあまり多くないという勝手なイメージがあり少し期待値を下げていたのですが、鑑賞後これは間違いなく藤原竜也映画であると確信。

確かに幼少期が長く藤原竜也の出演時間自体は半分ほどではありました。しかし、過去から現在に戻る度に何かを掴み変わっていく藤原竜也演じる藤沼悟は藤原竜也を見る目的とした映画としても完璧でした。

ここ数年、あらゆるジャンルの役でスクリーンに身を現してくれる藤原竜也。『僕だけがいない街』は間違いなく彼の渾身の作品です。

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  • Junkei
    3.0
    原作が好きで、アニメも好きだった。だから映画を観るのが怖かった。それで今ごろになって、Amazon prime で鑑賞。 原作もアニメも映画もラストシーンは違う。メディアが違うのだからそれはいい。でも、映画のそのラストでは、タイトルの解釈が違うだろ。それじゃあ感動が薄いよ。 過去に戻って、自分の身の回りの事故を防ぐ。違和感を探して解決できれば、時間はそのまま動き出す。いわゆるやり直しの物語。 ある事件が起こり、過去に戻ると小学生まで戻ってしまった。 子ども時代はいい。 途中で投げ出さない悟の行動力に感動する。バスで過ごすシーンは、秘密基地感があって好きだ。 雛月を演じた鈴木梨央の演技は、映画館だったら泣けてただろう。 でも、無難に作られた感じがして、あんまりのれなかった。 それにしても石田ゆり子は最高かよ。
  • おぽん
    4.0
    終始楽しめたし良き
  • サエカ
    3.7
    記録
  • ちゃあぽむ
    3.3
    加代ちゃん何回ダメな展開に なるんだ〜!とループのたびに 一緒にもどかしくなり悔しくなり 藤原竜也さんも有村架純ちゃんも 好きだけど鈴木梨央ちゃんの 演技が光ってみえた。
  • きびゅ
    2.5
    藤原竜也がなんかもったいない
「僕だけがいない街」
のレビュー(26286件)