北海道のローカルバラエティ「水曜どうでしょう」で注目を浴び、全国区に進出。実力派俳優として活躍する大泉洋。俳優業のほか声優やバラエティ番組への出演も多く、北海道ローカル番組への出演も精力的にこなしている。そんな彼が出演するおすすめ映画10本をまとめてご紹介。
『アフタースクール』(2008)
『鍵泥棒のメソッド』などの内田けんじが監督・脚本を担当。巧妙な伏線と驚きの展開に魅了される、“騙される”エンターテインメント。
母校の中学校で働く教師の神野(大泉洋)のもとに、かつての同級生だと名乗る怪しげな探偵(佐々木蔵之介)が訪ねてくる。神野の同級生でエリートサラリーマンの木村(堺雅人)を探しているという探偵に巻き込まれる中で、神野がこれまで知らなかった木村の別の顔が明らかになり……。
主演を務めた大泉洋は、お人好しな性格の中学教師・神野を演じている。
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『半分の月がのぼる空』(2009)
橋本紡の同名小説を、『神様のカルテ』などの深川栄洋監督が実写映画化。病に冒された少女と偶然出会った少年、とある過去を抱えた医師。それぞれの思いを描いた感動作。
肝炎で入院した高校生の裕一(池松壮亮)は、心臓の病で長期入院している少女・里香(忽那汐里)と出会う。人との距離感がはかれない里香に振り回されながらも、裕一は彼女に惹かれていく。一方、医師の夏目(大泉洋)は、里香と同じ病気だった妻を救えなかった過去に苛まれ、メスを持てなくなっていた。
大泉洋が演じたのは、妻を亡くした悲しみから抜け出せずにいる医師・夏目。若い少年少女と夏目が出会ったことで、物語が思わぬ方向へと舵を切る。
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『探偵はBARにいる』(2011)
東直己の推理小説「ススキノ探偵シリーズ」を、TVドラマ「相棒」シリーズなどの橋本一監督、「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太脚本で実写映画化。私立探偵とその相棒が事件解決に奔走する、痛快探偵ムービー。
札幌・ススキノのとあるBARで、いつものように酒を飲んでいる探偵(大泉洋)と、相棒兼運転手の高田(松田龍平)。そこへコンドウキョウコと名乗る女性からの依頼が入り、行動を開始する。簡単な事件だと思いきや、次第に大きな事件に巻き込まれていく……。
主演の大泉洋が演じたのは、ススキノのBAR“ケラーオオハタ”を拠点に活動する探偵。軽いノリも見せるが、依頼人を守る強い信念を持っている。シリーズ化され、17年には第3弾が公開。
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『しあわせのパン』(2011)
『Red』などの三島有紀子が監督・脚本を手掛けたハートウォーミングドラマ。北海道を舞台としたヒューマンストーリーの第1弾目にあたる。
東京から北海道・洞爺湖の湖畔の小さな町に移り住み、小さなパンカフェ“マーニ”を営む水縞夫妻。夫の尚(大泉洋)が焼くパンと、妻のりえ(原田知世)が淹れるコーヒー、料理の数々が評判の店だ。様々な事情を抱えてマーニにやって来る客たちを夫婦は静かに見守り、客たちの尖った心は少しずつ癒されていく……。
原田知世とダブル主演を務めた大泉洋は、北海道で妻と共に小さなパンカフェを営む男性・水縞尚を演じた。
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『青天の霹靂』(2013)
劇団ひとりが書き下ろした同名小説を、自身が監督も手掛けて実写映画化。過去にタイムスリップして自身の出生の秘密を知った男性が、自分の存在を見つめ直す、感動のハートウォーミングストーリー。
39歳の売れないマジシャン・轟晴夫(大泉洋)は、10年以上絶縁状態だった父(劇団ひとり)の訃報を受ける。晴夫は、父がホームレス生活をしていたという河原を訪れた際、雷が直撃し失神。目を覚ますと、40年前の浅草にタイムスリップしていた……。
主演を務めた大泉洋は、場末のマジックバーで働くさえないマジシャン・轟晴夫を演じた。タイプスリップによって若き日の両親に出会い、渾身のマジックに心打たれる。
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『ぶどうのなみだ』(2014)
『しあわせのパン』に続き、三島有紀子監督・脚本、大泉洋主演でおくる北海道を舞台に描いたヒューマンストーリーの第2弾。
北海道・空知で暮らすアオ(大泉洋)と弟のロク(染谷将太)。アオは父が遺したぶどうの木でワインを作り、ロクは小麦を育てていた。ある日、兄弟のもとにキャンピングカーで旅をするエリカ(安藤裕子)が現れる。不思議な魅力を持つエリカとの交流が、二人の空気を変えていく……。
主演の大泉洋が演じたのは、理想のワインが作れず苦悩する男性・アオ。挫折を経験し、影のある男性を丁寧に演じている。
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『駆込み女と駆出し男』(2015)
井上ひさしの時代小説を原案に、『検察側の罪人』などの原田眞人が監督を手掛け、実写映画化。離婚を望む女性たちを守る離縁調停人の奮闘を描いた人情劇。
江戸時代、鎌倉にある幕府公認の縁切寺・東慶寺には、離縁を求める女性たちが日々訪れていた。戯作者志望で医者見習いの信次郎(大泉洋)は、女性たちの身柄を預かる御用宿・柏屋に居候することになり、訳ありの女性たちの再出発を助けることに。
主演を務めた大泉洋は、離縁を望む女性たちを助ける離縁調停人・中村信次郎を演じた。半人前だが口八丁で相手をやり込めるさまが爽快。
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『恋は雨上がりのように』(2018)
眉月じゅんの同名コミックを、『帝一の國』などの永井聡監督が実写映画化。ファミレスの冴えない店長に惹かれる女子高生の恋模様をみずみずしく描く。
アキレス腱の怪我で陸上競技の夢を絶たれた、高校2年生の橘あきら(小松菜奈)。偶然入ったファミレスの店長・近藤正己(大泉洋)の優しい言葉がきっかけで、その店でアルバイトを始めることに。バツイチ子持ちの45歳と知りながらも、あきらは近藤への恋心を募らせていく……。
大泉洋が演じたのは、ファミレス店長の近藤正己。人間関係に不器用で冴えないが、優しい男性を持ち前の人柄で好演した。
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『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(2018)
筋ジストロフィーを患った男性・鹿野靖明を取材したノンフィクション小説を実写映画化。難病を抱えた鹿野氏と、彼を支えるボランティアの奮闘を描いた感動作。監督は『ブタがいた教室』などの前田哲が務めた。
北海道の医大生・田中(三浦春馬)は、ボランティア活動を通して、筋ジストロフィーに冒され体が不自由な鹿野(大泉洋)と知り合う。ある日、鹿野は新人ボランティアの美咲(高畑充希)に恋をするが、美咲は田中の恋人だった……。
主演を務めた大泉洋は、難病を抱え体が不自由な男性・鹿野靖明を演じた。撮影までに10キロ減量し、容姿を似せて鹿野役に臨んだ。一見ワガママばかりだが、どこか憎めない人間的な魅力を体現している。
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『そらのレストラン』(2019)
『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』に続く、北海道を舞台とした企画ドラマの第3弾。『半分の月がのぼる空』などの深川栄洋が監督を務めた。
北海道・せたな町の牧場で酪農を営む設楽亘理(大泉洋)は、妻・こと絵(本上まなみ)、娘・潮莉(庄野凛)と3人暮らし。気の合う仲間たちと仕事に励み、幸せな生活を送っていた。ある日、札幌の有名レストランのシェフ・朝田(眞島秀和)の調理で、自分たちの食材がさらに美味しくなったことに感動した亘理は、多くの人にこの味を知ってもらうため、一日限定のレストランを開くことを提案する。
主演を務めた大泉洋は、酪農を営みチーズ作りに励む男性・亘理を演じた。
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(C)2008「アフタースクール」製作委員会(C) 2010映画「半分の月がのぼる空」製作委員会(C)2011「探偵はBARにいる」製作委員会(C)2011「しあわせのパン」製作委員会(C)2014「青天の霹靂」製作委員会(C)2014「ぶどうのなみだ」製作委員会(C)2015「駆込み女と駆出し男」製作委員会(C)2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 (C)2014 眉月じゅん/小学館(C)2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会(C)2018「そらのレストラン」製作委員会
※本記事で紹介する作品は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のデータに基づいてセレクトしたものです。
※2020年10月6日時点の情報です。