映画ファンに人気のオダギリジョー出演映画まとめ!『南瓜とマヨネーズ』『ゆれる』などオススメ10本

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『スクラップ・ヘブン』『ゆれる』『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』などオダギリジョーの出演作品をまとめてご紹介。

その独特の雰囲気や色気から観る人を魅了するオダギリジョー。今回はオダギリジョーの魅力を堪能できる10作品を彼の役柄も含めてご紹介します。

スクラップ・ヘブン』(2005)

『悪人』や『怒り』など評価の高い作品が多い李相日監督が手がける青春映画。現代の若者たちの不満や心理をブラックユーモアたっぷりに描き出す。

バスジャック事件をきっかけに知り合ったシンゴ(加瀬亮)とテツ(オダギリジョー)は意気投合し、日頃の憂さ晴らしのため復讐の代行業を始める。どんどん依頼が舞い込みのめり込んでいく2人だったが、次第に思いも寄らない方向へと転がり始めていく。

オダギリジョーは精神を病んだ父を持つ青年テツを演じる。オダギリジョーが持つ独特の雰囲気と奔放ながら狂った闇を見せる若者の様子が見事にハマっている。

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メゾン・ド・ヒミコ』(2005)

『ジョゼと虎と魚たち』などの犬童一心が手がける感動作。ゲイのための老人ホーム“メゾン・ド・ヒミコ”でのひと夏と心の変化を丁寧に描く。

ゲイであり母と自分を捨てて出て行った父親を嫌う沙織(柴咲コウ)の元に、春彦(オダギリジョー)という若い男が訪ねてくる。春彦は父の恋人であり、父が営むゲイのための老人ホームで働いていた。そんな春彦は沙織に父がガンで余命がわずかであることを告げ、老人ホームで働かないかと誘う。

ゲイであり同性愛者差別を許さない青年をオダギリジョーが好演。自然体でありながら色気のある演技に観客を惹きつけた。

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ゆれる』(2006)

『永い言い訳』の西川美和監督自身がオリジナル脚本で製作。兄弟の絆と対立、人間の感情を描くヒューマンドラマ。

東京でカメラマンとして成功した猛(オダギリジョー)は、母の一周忌で実家に帰省する。そこで、家業を継いだ兄の稔(香川照之)と幼馴染の智恵子(真木よう子)と近くの渓谷に足をのばすことになる。そこで猛がいない間に智恵子が橋から転落死してしまい、稔に殺人容疑がかけられる。裁判が行われる中、見たことのない兄の一面に猛の心は揺れていく。

オダギリジョーは田舎に残る兄に負い目を感じる弟役を熱演。兄役の香川照之との対立と心の動きを見事に演じ、最高の演技と評価高い。

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転々』(2007)

ドラマ『時効警察』でもオダギリジョーとタッグを組んだ三木聡監督が送る、ゆるいロードムービー。

大学生の文哉(オダギリジョー)はいつの間にか80万円以上の借金を抱えてしまい、返済期限が迫っていた。焦る文哉に、借金取りの福原(三浦友和)はある提案をする。それは吉祥寺から霞ヶ関まで一緒に散歩をすれば、借金をチャラにする上に、報酬で100万円を渡すというものだった。

オダギリジョーが演じたのは両親に捨てられ孤独な大学生。作風に合わせたゆるい演技と三浦友和とのコミカルな掛け合いで観客を楽しませた。

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午前3時の無法地帯』(2013)

恋や仕事に奮闘する主人公を描く、ねむようこの同名人気少女コミックを実写化。

ももこ(本田翼)は憧れのデザイン事務所に就職するが、パチンコ専門のデザイン会社で、ももこの希望とは異なる会社だった。しかも午前3時になっても仕事が終わらない無法地帯。退職を考えるももこだったが、同じ階で働く多賀谷(オダギリジョー)と出会い、次第に惹かれ合っていくようになる。

オダギリジョーが演じるのは、ブラックな仕事に悩む主人公を見守る商社マン。余裕がある“先輩オーラ”にドキドキしてしまう。

オーバー・フェンス』(2016)

小説家・佐藤泰志が自身の経験を元に執筆した同名小説を映画化。

家庭をかえりみず自由に暮らしていた白岩(オダギリジョー)は、妻に見放され故郷の函館に舞い戻る。そこで職業訓練校に通いながら漫然と日々を過ごしていた。ある日、訓練校の仲間に連れて行かれたキャバクラで変わり者のホステス・聡(蒼井優)と出会う。自由奔放な聡に白岩は急速に惹かれていく。

オダギリジョー扮する主人公は、離婚して日々の楽しみもなく失業保険で暮らす四十男。愛をなくしながらも聡や周りの人たちと関わりながら自分のフェンスを超えていく様子を熱演した。

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湯を沸かすほどの熱い愛』(2016)

余命2ヶ月の母と家族の絆を描く感動作。中野量太監督の商業映画デビュー作品。

営んでいた銭湯を休んだ双葉(宮沢りえ)は、パートをしながら一人娘を育てていた。ある日、末期ガンと診断され余命宣告を受けることになる。その日から双葉は「絶対にやること」を決め、実行していく。家出した夫(オダギリジョー)を連れ戻し銭湯の再開を決め、気の優しい娘のために行動していく。次第に家族は強い絆で結ばれていく。

オダギリジョーは失踪して他に女をつくるも主人公の元に戻り銭湯を再開させる夫役。ダメ夫なのに愛嬌があり憎めない演技で家族の絆を描いた。

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南瓜とマヨネーズ』(2017)

魚喃キリコの同名漫画を『ローリング』などの冨永昌敬監督が実写映画化。今の恋人と過去の恋人で揺れる女心を描く。

ミュージシャン志望の恋人の夢を叶えるため、ツチダ(臼田あさみ)は内緒でキャバクラで働いていた。ある日、忘れることのできないかつての恋人・ハギオ(オダギリジョー)と再開し、過去の思い出にしがみつくようにハギオにのめり込んでいく。

オダギリジョーは、主人公が忘れられなかった元恋人・ハギオを人たらしな側面を醸し出して演じた。

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ルームロンダリング』(2018)

梅本竜矢のオリジナル脚本を片桐健滋が映画化。訳あり物件を浄化するオカルトファンタジー。

天涯孤独になってしまった八雲御子(池田エライザ)の元に、母の弟である雷土悟郎(オダギリジョー)が現れ、アルバイトを紹介される。そのアルバイトとは事故物件に住み物件を浄化するというルームロンダリングだった。ルームロンダリングで幽霊が見えるようになった御子は、幽霊との奇妙な共同生活を送ることになる。

主人公の叔父であり胡散臭い不動産屋をオダギリジョーが扮することで物語を盛り上げていく。

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東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(2007)

リリー・フランキーが母親と自分の半生を綴った自伝的小説を映画化。

女手一つでボク(オダギリジョー)を育てたオカン(樹木希林)。ボクは故郷を離れ東京の美大に通うもオカンに迷惑をかけっぱなしだった。仕事を始め食べていけるようになったボクは東京にオカンを呼び寄せるも、オカンの身体はガンに冒されていた。

オダギリジョーはどこか頼りない主人公を繊細に演じオカンへの愛を深く表現した。樹木希林の主人公への愛情が色濃く描かれ、映画史に残る感動作となった。

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(c)2007「転々」フィルムパートナーズ(C)2016「オーバー・フェンス」製作委員会(C)2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会(C)魚喃キリコ/祥伝社・2017「南瓜とマヨネーズ」製作委員会(C)2018「ルームロンダリング」製作委員会(C) 2007「東京タワー o.b.t.o.」製作委員会

※本記事で紹介する作品は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のデータに基づいてセレクトしたものです。
※2020年9月24日時点の情報です。

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