【興奮と感動の嵐】30年の歴史をその目に焼き付けろ!行かなきゃ損するピクサー展!

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みやしゅん

春ということで、続々と注目作が公開されている中、大ヒット上映中の作品が、数々の名作を生み出してきたピクサー・アニメーション・スタジオ(以下、ピクサーと表記)の最新作『アーロと少年』です。

本作は、弱気な恐竜アーロと人間の子スポットの友情を描いた作品ではありますが、本物かと錯覚してしまうほどの背景の美しさなど、作品を支えるアーティストたちの才能が遺憾無く発揮されている作品でもあります。

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(C) 2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

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そんなピクサーは『トイ・ストーリー』以来、そのイマジネーションあふれる様々な世界観で、世界中の人々を魅了し続けています。世界を代表するアニメーション・スタジオ、ピクサー…その世界観を満喫できるイベント「ピクサー展」が絶賛開催中です!今回は“今最もホットなイベント”「ピクサー展」についてご紹介致します。

30年の歴史を振り返る注目の「ピクサー展」とは?

ピクサーと言えば現在公開中の『アーロと少年』や『インサイド・ヘッド』などを生み出してきたディズニー作品には欠かせないアニメーション・スタジオの1つです。「誰もが知っている」と言っても過言ではないピクサーは 2016 年、スタジオ設立 30 周年を迎えます。それを祝したイベントがこの「ピクサー展」なのです。

ピクサーの30年の歴史をその目に焼き付けろ!

ピクサーと言われて最初に頭に思い浮かぶのは、やはり『トイ・ストーリー』でしょうか。知らないところで、おもちゃたちが動き出したら…誰もが一度は思い描いたことのある“夢”を映像にした本作は、長編アニメーション第一作にも関わらず、アカデミー賞脚本賞を含む 3 部門にノミネートされました。

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その後、奇妙なモンスターたちの世界を描いた『モンスターズ・インク』や、頑固なおじいさんの不思議な旅を描いた『カールじいさんの空飛ぶ家』など数々の名作を生み出しています。そんなピクサーが産声をあげたのは、 1986 年、アメリカのカリフォルニアでした。

ピクサーは、『トイ・ストーリー』の監督ジョン・ラセター、ピクサーの現社長であるエド・キャットマル、そしてかの有名なスティーブ・ジョブズらが、運命の糸に手繰り寄せられるかのように集ったことで誕生しました。今では、優れたアニメーション技術だけでなく、誰にも真似できない物語や、愛らしいキャラクターたちといった様々な要素が重なり合い、世界を代表するアニメーション・スタジオへと成長しています。そして、数々の作品が世界中のファンに愛され続けています。

作品を支える数え切れないアーティストたち

これまで、作品の公開と共に、様々な番組でピクサーの特集が組まれてきました。そして、その中で必ずと言っていいほど紹介されるのがピクサーに在籍するアーティストたちです。

ピクサーには技術スタッフと同じくらい、デザイナーやアーティストが在籍しています。例えば『トイ・ストーリー3』で登場するクマのぬいぐるみのロッソは、企画の構想段階で実際に生地を選び、ぬいぐるみとして創る作業が組み込まれていました。ピクサー作品のリアリティはこうしたアーティストたちの努力があって、はじめてアニメーションへと落とし込まれていくものなのです。

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ピクサー展では、そうしたアーティストたちの手描きのドローイングやパステル画、デジタルペインティング、彫刻などの数々が展示されています。つまり、ピクサー展は数々の作品を支えてきたアーティストたちの創作活動にスポットライトをあて、映画制作の過程で創り出された多種多様なアートワークを見ることが出来る貴重な展示会なのです。その貴重さゆえに、世界各国で好評を得ており、遂に日本に上陸したのです。

ここだけは押さえておきたい!ピクサー展注目ポイント。

スタジオ設立30周年を記念して、3月5日から東京都現代美術館で開催されているのが「ピクサー展」…平日・休日問わず混雑している超人気の展示会となっています。

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【写真:ピクサー展入口の記念撮影スポット(筆者撮影)】

そのため、人ごみに流されて大事なところを見逃してしまう…なんてこともあるかもしれません。そこで、ピクサー展で“絶対に見逃して欲しくないポイント”を、皆さんにこっそりとお教えしたいと思います!

(1)アーティストたちへの貴重なインタビュー

ピクサー展では、作品たちを支えてきた数え切れないほどのアーティストにスポットをあて、世界初のフルCG長編アニメーション作品『トイ・ストーリー』から、現在公開中の最新作『アーロと少年』に至るまで、実に 500 点のアートワークなどが公開されています。その中には世界初の公開作品や、作品を観たことがなくても楽しめるものも数多く含まれています。

その中で注目して欲しいのが、アーティストたちへのインタビュー映像です。様々な番組で“ピクサー特集”と題して彼らの活躍は紹介されていますが、ここまで一人一人にスポットを当てたインタビュー映像は見たことがありません。インタビューの中には「トイ・ストーリーで登場するおもちゃの数は誰も把握できてないんじゃないかな」という驚きの裏話も…混雑しているとは思いますが、時間をかけてじっくりと鑑賞してみて下さい!

(2)大型スクリーンで観るアートスケープ

この展示会では、アニメーションの原理を知ることができるゾートロープと言われる展示など大注目の展示物も存在します。展示物の中で、特に注目して欲しいのが会場の3Fに設置された“アートスケープ”のコーナーです。

この映像は、アートスケープとは異なる映像ではありますが『トイ・ストーリー』が誕生してからの20年の歴史を辿る貴重な映像となっています。アートスケープでも、ピクサーの歴史を振り返るべく、10mの大型スクリーンにピクサーのアーティストたちの絵画やドローイングが約15分間という壮大なスケールで、一つの作品として映し出されます

平面に描かれたものを、デジタル技術を駆使して動画コンテンツへと生まれ変わらせたその映像はとても美しく、あっと言う間に時間が過ぎていくことでしょう。さらに映画館並みの臨場感溢れる音響でまるで映画の世界に入り込んだかのような夢のような時間を味わうことが出来ます。

(3)ピクサー作品に欠かせないショートフィルム

ピクサー作品と言えば、本編の前に流れるショートフィルムが見所でもあります。本展では、映画本編とセットになっていたショートフィルムだけでなく、初期のスタジオで創られた貴重なショートフィルムが公開されています。

個人的なお気に入りは『モンスターズ・インク』とセットで公開された『フォー・ザ・バーズ』です。複数の小鳥が登場するこのショートフィルムでは一羽一羽 がいばりんぼう、おしゃべり、気取り屋など、しっかりとした個性を持って登場しているだけでなく、実に細かな技術が盛り込まれています。本作の監督をつと めたラルフ・エッグルストンも「(ピクサーでは)研究開発が目的の短編もあるけど、この作品はむしろ既存の技術をもとに楽しめるものを目指した」と語っており、全員が楽しめる作品になっています。

ショート・フィルムの中で特に見逃して欲しくないのが、ピクサー展入口の映像です。ここでは、オープニングで登場する“PIXAR”のロゴでお馴染みのデスクライトのキャラクターのアートワークが流れています。これは『ルクソーJr.』というショートフィルムにも登場しているキャラクターです。観れば「あ!あれだ!」となること間違いありません。

なお、ショートフィルム特設スペースでは、初期作品『レッズ・ドリーム』や「トイ・ストーリー」シリーズの原点ともいえる『ティン・トイ』を含む計7本が公開されています。観ている人全員が笑ってしまうような愛くるしいキャラクターたちの映像を、是非大スクリーンでご鑑賞下さい!

期待を遥かに上回るピクサー展を見逃すな!

ピクサー展は、夢が詰まった空間です。文字にしてしまうと陳腐なものに感じてしまうかもしれませんが、足を運ぶ全ての人の期待を遥かに上回る展示会になっています。それは、老若男女が楽しめるだけでなく、友人や家族、恋人…誰と行っても楽しめるものになっているからです。

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それもこれも、今までほとんどスポットが当てられなかった裏方であるアーティストにスポットが当てられているからでしょう。今まで見たことのない貴重なものたち…もちろん「観たことがない!」という方も心から楽しむことが出来ます。

正直、私も観たことがないピクサー作品がいくつかあったのですが、舞台裏を知ることで「観たい!」と思えるものばかりでした。実際、帰り道にレンタルショップに寄りました(笑) なお、ピクサー展は5月29日まで開催されていますので、遠方の方も連休で足を運ぶことも可能ですので、是非チェックしてみてください!

ピクサー展公式ホームページ:http://pxr30.jp/

 

※2022年11月28日時点のVOD配信情報です。

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  • misato
    3.9
    ちゃんと観たの初めてだけどシドやばすぎるな笑  2024_31
  • 押忍
    4.3
    宇宙の彼方へ
  • ふにゃ
    4.3
    可愛い♥️とにかくキャラクターが可愛い💕 シドというおもちゃをいじめる悪童は居るものの、おもちゃ達の中にやだなってキャラが居ないのも良いかも。 最初はぶつかってたけど、ウッディとバズのコンビはやっぱし応援したくなる!!
  • KurosakaMeguru
    3.8
    ぐりーんめん
  • 5
    年甲斐もなくボロ泣きした
トイ・ストーリー
のレビュー(207376件)