世間に絶大な影響を与えた旧3部作(エピソード4〜6)から、16年の時を経て製作された本作。「スター・ウォーズ」シリーズの新たな物語の始まりであり、フォースの力を宿す少年アナキン・スカイウォーカーがジェダイの弟子になるまでを描く。監督は「スター・ウォーズ」の生みの親であるジョージ・ルーカスが務めた。「エピソード4」で監督業を離れて以来、22年ぶりの監督作となった。
本記事は『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』のあらすじ&キャスト、見どころをご紹介します。
『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999)あらすじ
銀河系を統治する銀河共和国と銀河の貿易や運送を手がける通商連合の間で、貿易関税率をめぐる論争が繰り返されていた。議論がいっこうに進まず、腹を立てた通商連合が緑と水の惑星ナブーを襲撃。共和国の元老院最高議長はこの事態を打開すべく、ジェダイ・マスターのクワイ=ガン・ジン(リーアム・ニーソン)とその弟子オビ=ワン・ケノービ(ユアン・マクレガー)を派遣する。二人は通商連合に囚われたナブーの女王パドメ・アミダラ(ナタリー・ポートマン)を救出しナブーを脱出。その後、不時着した惑星タトゥーインで奴隷の少年、アナキン・スカイウォーカー(ジェイク・ロイド)と出会う。クワイ=ガンはその少年に眠るフォースの力を感じ取り、アナキンをジェダイとして育てるために弟子にしようとするが……。
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※以下、「スター・ウォーズ」シリーズのネタバレを含みます。
キャスト&スタッフ紹介
クワイ=ガン・ジン:リーアム・ニーソン
オビ=ワン・ケノービ:ユアン・マクレガー
パドメ・アミダラ:ナタリー・ポートマン
アナキン・スカイウォーカー:ジェイク・ロイド
シミ・スカイウォーカー:ペルニラ・アウグスト
C-3PO:アンソニー・ダニエルズ
R2-D2:ケニー・ベイカー
ヨーダ:フランク・オズ
メイス・ウィンドゥ:サミュエル・L・ジャクソン
ジャー・ジャー・ビンクス:アーメッド・ベスト
パルパティーン/ダース・シディアス:イアン・マクダーミド
ダース・モール:レイ・パーク
監督:ジョージ・ルーカス
脚本:ジョージ・ルーカス
製作:リック・マッカラム
製作総指揮:ジョージ・ルーカス
撮影監督:デビッド・タッターサル
音楽:ジョン・ウィリアムズ
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『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』の見どころ&注目すべき点
ジェダイとシスの関係
銀河のあらゆる事物に宿るエネルギー“フォース”には「ライトサイド(光明面)」と「ダークサイド(暗黒面)」の二面性がある。このフォースの力を正義のために使い、銀河の平和を守る騎士を“ジェダイ”と呼び、そのジェダイと真逆の存在を“シス”と呼ぶ。正義のために力を使うのではなく、怒りや憎しみといった負の感情から生み出されるパワーに魅入られた者たちだ。新3部作ではジェダイとシス=正義と悪の戦いが深く描かれる。
また、ジェダイになるためには幼い頃から訓練が必要だが、本作の主人公アナキン・スカイウォーカーは9歳でクワイ=ガンと出会う。年齢的に考えるとアナキンが弟子になるのは異例のパターンなのだ。
ダース・モールとの激闘
本作に登場した「スター・ウォーズ」シリーズ屈指の強さを誇るシス“ダース・モール”。幼い頃にダース・シディアスの弟子となり、頭にツノが生え、全身に赤と黒の刺繍をまとった見た目の特徴的なキャラクターだ。今回このダース・モールが敵としてクワイ=ガン、オビ=ワンの前に立ちはだかる。強烈な印象を放つダース・モールの双頭ライトセーバー(ダブル=ブレード・ライトセーバー)を使用した圧倒的な戦闘シーンは本作の見どころであり、「スター・ウォーズ」シリーズの名シーンとなった。またダース・モールとの戦いはオビ=ワンが一人前のジェダイになる大事な一戦となる。
「スター・ウォーズ」シリーズとの関わりは?
クワイ=ガンとその弟子オビ=ワンとの出会いにより、奴隷だったアナキンの人生が大きく動き始めた本作。この二人の出会いは、スカイウォーカー家に大きく関係しており、クワイ=ガンはアナキンをジェダイの道に誘い、オビ=ワンはその後の「エピソード4〜6」の主人公ルーク・スカイウォーカーをジェダイに導いている。二人がスカイウォーカー家に重要な人物だったということが分かった。また、本作のラストで最高議長になったパルパティーン=シスの暗黒卿ダース・シディアスの存在も、後の「スター・ウォーズ」シリーズである続3部作(エピソード7〜9)に深く関わってくる存在だ。
シリーズ5作目となる『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002)では、本作でアナキンが一目惚れしたナブーの女王パドメとの関係や、最高議長になり権力を持ったパルパティーンの企みが、物語を大きく動かすことになる。
「スター・ウォーズ」シリーズを時系列に並べると?
公開順で観ると第4作目の『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』。時系列に並べるとどこの位置になるのでしょうか。2回目以降の鑑賞は、時系列順に並べて観るとより深く楽しめるかもしれませんよ。
★(1)『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999)
(2)『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002)
(3)『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005)
(4)『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)
(5)『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)
(6)『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977)
(7)『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980)
(8)『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)
(9)『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)
(10)『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)
(11)『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)
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