超話題作『マッドマックス/怒りのデス・ロード』は何がヤバいのか《解説》

もういっそ映画館に住みたい。

manabu

今年度ベストの呼び声も高い、2015年6月20日に公開を控えている話題の映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。先日行われたジャパン・プレミア、ジョージ・ミラー監督来日記者会見も盛り上がりました。

マッドマックス怒りのデス・ロード

作品をすでにご覧になった方々の感想が「ヤバい」ばかりで、Twitter上で使われているハッシュタグ「#マッドマックスヤバい」からもただならぬ作品の気配が感じられます。というわけで、今回は『マッドマックス』の一体、何がヤバいのか解説します。

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公開までに掛かった期間がヤバい!

マッドマックス

『マッドマックス』は1979年に公開された映画で、その後続編が2作製作されるほどの人気シリーズです。今作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』はシリーズ4作目になります。3作目である『マッドマックス/サンダードーム』が1985年の作品なので、30年ぶりの新作ということになります。今作の製作には約15年掛かったようで、撮影に使いたかった場所が使えなくなってしまったり、出演交渉などが難航し、色々と重なり気付けば2015年だったということです。

「シリーズものということは過去作を観ないといけない?」と思う方もいらっしゃるかと思います。大丈夫です、観ていなくても十分に楽しめます。なぜなら、主人公マックスを演じる俳優もメル・ギブソンからトム・ハーディに変わり、リブート的な作品になっているためです。ただ、過去作からの繋がりを感じる部分もあるので、より楽しみたいという方はしっかり復習をしてからご覧になられることをおすすめします。

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ジョージ・ミラー監督のこだわりがヤバい!

ジョージ・ミラー監督

(C)2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED

『マッドマックス』シリーズの創始者でもあるジョージ・ミラー監督は記者会見の中で、「本物にこだわる」ことが映画を撮る際に意識していることだとおっしゃっていました。本物の人間や車を実際にぶつけ、そのままを撮影しているため、そのリアルさで観客が作品の世界に入り込むことができるものに仕上がっています。

CGをほとんど使わずに、実写で行われているということで主演のトム・ハーディやシャーリーズ・セロンがこなすアクションの数々から感じる迫力は想像以上です。そのため、130日間に及ぶ撮影は相当大変なものだったようです。そのこだわりが製作期間の長さにも関わっているのでしょうね。

最近は、子ブタが冒険する『ベイブ』シリーズやペンギンのCGアニメーション『ハッピーフィート』シリーズなど可愛らしい作品を発表してきており、原点回帰となる今作とのジョージ・ミラー監督作品の振り幅の大きさにも驚かされます。しかし、監督自身は作品のような狂った方ではなく、可愛くお茶目な方というギャップが個人的にはヤバいです。

何が何だかよくわからないけど、とにかくヤバい!

監督自身、言葉ではなく視覚的に映像だけで伝わる作品にしたかったとのことで、セリフは極力抑えられていて、数々のアクションを含めた映像で魅せる映画になっています。それ以外にも音楽や音、特にエンジン音や爆発音はずっしりと体に響いてくるので音響設備のいい劇場での鑑賞するのをオススメします! 数は少ないですが、大きなスクリーンで浴びるように鑑賞できるIMAX3Dあたりは最高ではないでしょうか。

R15+の制限が掛かっている刺激的な内容ではありますが、気になっている方は120分間ノンストップで駆け抜ける荒野の狂気を体感してみてください。きっと、劇場を後にする時にはそのヤバさがわかると思います。

※2020年10月28日時点のVOD配信情報です。

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